龍馬 ひねもす よもすがら

七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞかなしき

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  龍馬は薩長同盟密約の裏書を、お龍に助けられながら書いていた。
 
福山龍馬と真木龍を茶化してなんだが、あれだけの体調であれば・・・・・
 
私なら「布団にはいったまま書いた」し、どうしても起きて書くなら机を用意させた。
 
あんな風に、腰を上に畳に額をつけるように書くと、私なら必ずおならをする  いやもっと危険なことだってある。
 
で、・・・・戻る・・・・
 
裏書のとき「お龍、筆と朱墨をとってくれや・・・・・」で落語を思い出した。
 
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昨晩、落語会に行ってきた。
 
出演は林家正雀師匠。
 
落語家は縁起を担ぐといった。
 
墨は「する」とは言わず、墨を「あたる」と言うそうだ。
 
だから「スリッパ」も「アタリッパ」と言うのだと、笑わせていたが、本当かど
 
うかはわからない。適当に聞いていたほうがいいだろう。
 
だが、その流れで「するめ」を「あたりめ」というようになったようだ、との話
 
は説得力があった。今度使わせてもらおう。
 
 
桂米朝の名作「一文笛(いちもんぶえ)」を聞いた。スリの人情話だ。いつのまにか正雀さんの話芸に引き込まれた。
 
 腕のいいスリがいた。かれは金のない人からはスラないのを誇りにしていたが、ある日貧しい子供に「一文笛」を盗んで渡したところ、子供が盗人扱いされ、井戸に身投げし生死をさまよう。スリはその責任を感じ右手の指をニ本切り、足をあらう決心をする。子供は医者に診てもらえさえすれば助かるという。しかし貧乏長屋には金がないから、このスリが、医者から掏ってくる・・・・
そんな話だ。
 
金のない貧乏な子が一文笛に触り、店の婆さんに叱られる姿に自分の子供の頃を思い出し、その子の袖に一文笛をいれてきたから子供が犯人にされた。それを知ったくだりが涙を誘った。
 
『小さな親切 大きな迷惑』というやつだろう。
 
先日、ごみを拾いながら全国を縦断した上村剛さんのことを紹介したが、「尿ボトル」や「紙おむつ」、何を拾っても文句は言わなかった。「ごみを拾わせてもらっています。感謝です。」 このセリフだけだ。しかも強靭で明るい。いつも笑顔だ。
彼の「小さな親切」に対して「いい迷惑だった」と思った役人がいたかどうかは知らない。
 
「小さな親切 大きな迷惑」と「龍馬の薩長盟約の裏書」と「ごみを拾う青年」を結びつける話ではなく、相変わらずのとりとめもない話だ。
 
 
「おめえ そんな右手で よくもまあ掏ってきたもんだぁ。本当にすごい腕前だねえ」
 
「おれは ぎっちょなんでさぁ」
 
笑いで涙が吹き飛んでしまったっつ〜話でさぁ。
 
 
 
 

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