海外で仕事するとは

閉塞感が充満している今日この頃。突破力を各自が発揮したいものですね。

メキシコ

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 日経ビジネス4月16日号のBusiness Weekの翻訳版に、「世界中で人手が足りない」というタイトルの記事が載っていた。非常に興味深かった。その中で、Human Resourceの会社のマンパワーが行った27カ国の4万社弱のアンケートの中で、人材不足が著しい国の第1位がメキシコで、なんとアンケートをした企業の82%が人材難と答えた、とのこと。
 しかしこの情報は、メキシコに7年仕事をし、多くの日系企業の立ち上げを行ってきた小生の印象と一致するもので、決して驚くものではない。
 メキシコは、地理的にアメリカに近く、それが良くも悪くも社会経済的に強い影響を与えている。一部の上流階層の子弟たちは、私立大学へ行き、家族、親族が営む企業あるいは、一握りの超一流民間企業に入る。また、中流階層以下の優秀な人材は、メキシコ政府の奨学金をもらいつつ、アメリカへと流れてしまう。その結果、大卒のそこそこの能力の人たちが、メキシコに残るが、その数は、外国企業がメキシコで必要とする大卒を対象とするポスト数をはるかに上回っている。
 メキシコにある外国企業は、アメリカに比べて安価な労働力を求めてメキシコに来るため、オペレーションが労働集約的である。その一方、メキシコはNAFTA以降、経済が全体的に成長し、所得分配にはかなりの問題はあるものの、低所得層においても、それなりに生活レベルが向上した。しかしながら、それと同時に、一般の労働階層が、工場や、いわゆる3K環境での労働を望まなくなってしまっている。とくに、若い男性たちはその傾向が強い。
 日本で言うところの労働のミスマッチという状況にメキシコがある。今後この傾向は一層顕在化し、工場や3K的な環境で働く人材は、中米などから来る不法移民を含む移民者、というように、メキシコ国内にアメリカ的労働市場ができるのではないか、と危惧している。

 メキシコで製造業の会社に勤めていた。工場には総勢150人ぐらいのメキシコ人従業員が3直で働いていた。そのうちの70%は女性で、しかも平均年齢は20台前半だ。
 私の毎日の仕事は、直ごとに現場へ行き、一人ひとりに声をかける。「おはよう」、「元気?」など。また、最終工程にある目視での検査をしている品質保証の女性には特に気を使った。あいさつ以外にも、なにか不便な事はないか、何か問題はないか、頻発している不具合はないか、など。現場から出てくる声が一番正しい。そういった意味では、外国で働くには基本的な会話はできた方がよい。
 たまに、あいさつをし忘れた女性がいると、彼女から私に、私、今日あいさつされてないんだけど、とクレームを受けたりもする。こうなったら、しめたものである。
 あいさつは、信頼構築の第一歩であり、人としての基本である。改めて、あいさつから会社の雰囲気を変えてみてはいかがだろうか?

メキシコとの出会い

大学時代のゼミで、世界の経済格差問題、いわゆる南北問題に興味を持った。そんなときに、大学生向けに泊りがけの国際セミナーが多摩で開催された。そのセミナーは、部会が各地域ごとにあり、そのとき、ある意味発展途上地域の消去法で残ったラテン・アメリカのグループへ入った。そこには、偶然にも後ほど恩師となる大学院の教授たちとのめぐり合い、そしてアルゼンチン、メキシコからの留学生との出会いがあった。当然そのとき僕は、スペイン語なんてまったくわからなかった。その部会にいた人たちは、XX外国語大学スペイン語学科、みたいな人ばっかりだったような気がする。
 そして、たまたまメキシコから来ていた留学生は、お母さんが日本人、という方で、日本語ができたので、彼と夜飲みながら、メキシコの文化、風習の話を聞いていた。まあ、当然ながら、メキシコの女性はきれいだとか、すごく愛情表現がうまい、とかね。その時に運命を決める話があった。
 メキシコでは、彼女に愛を告白するときに、夜12時過ぎに彼女の自宅に、5人から10人ぐらいのラッパや、ギター、バイオリンなどをもった楽団を連れ、また手には大きなバラの花束を持って行くんだという。そして、その楽団にマリアッチという愛の歌を5−10曲弾かせる。そのとき男は、楽団の前に立ち、腕を広げて、歌を一緒に歌う。そして、彼女は、彼女になってもいい、ということであれば、家の2階の窓を開け、それから玄関から出てきてくれる。そして、キスと抱擁をしてくれる、とのことだ。
 その話を聞いて、「これだー」と思った。これこそが男が人生をかけてすることだー、となんか思っちゃったんだよね。これをするんだ!ということで、その翌日からメキシコの勉強を始め、メキシコの勉強なんて大学ではできないので、ラテンアメリカの事を勉強できる数少ない大学院へ入るために勉強を始めたのである。
 まあ、なんでも思い立つ動機というのは不純なものだ。むしろ、僕には純粋に学問のため、とか行っている人はすごいと思うよ。そんな動機でよく続くなーってね。ということで、これが僕のメキシコとの出会いである。

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