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ニシキテグリの産卵に付き合って、なんとか稚魚まで成長させられないものかと2008、9、10、12年と4シーズン目。
いろいろ手を尽くした末に結局最高記録はたった8日まででした。
そんな中ふと思ったんですが、飼育者と魚、もしくはペットって微妙な関係性ですよね。
飼育者のエゴ(鑑賞、愛玩)が全てなんでしょうか?
自然界では長く生きられないものを、人間が干渉することで長生きさせる、自然の環境により近い環境で生活させる。
長生きしても幸せか、自然に近いといっても快適かどうかは分かりません。
(そもそも自然界ではニシキテグリの繁殖は普通に行われているのに、水槽ではうまくいきませんし
そもそも飼育っていう発想自体が虐待だと思う方もいるかもしれません。
でも飼育することで、我々を取り巻いている自然の力、偉大さや不思議を目にすることは多いはずです。
人間にとって、”何かを知ること”は生活の中でも大きな部分を占めていると思います。
知ることによってそれをまた人に伝え、何か新しいものが生まれる。
その新しいものから、さらなる新しい発見がある。
学者のリチャード・ドーキンスが「ミーム」という言葉をつくりました。
これは脳から脳へと伝わる文化の単位、つまり文化的DNAのようなものであるとしています。
魚を食べることによってヒトの体の材料となり、魚を飼育することによって「知」の材料となる。
飼育ってそういうものかもしれませんね。
ところで、「観賞魚」ってあまりペット扱いされませんよね。
”ペット”を翻訳してみたら、英語的な意味では”お気に入り・肌触り”だそうです。
魚をペットとして考えた場合、”お気に入り”に意味は近いですが。。。直接の接触はあまりないですよね。
触るとこっちがケガするか、魚が苦しがるか。
たまに触っても平気な魚はいますけど。
ともかく、魚を飼育するってなんだろうかと考えた日でした。
んじゃまた〜。o○
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魚通信
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魚は痛みを感じるか?という本の紹介を見た。
本は読んでないけど、タイトルを見た瞬間、「ハァ?何言ってんの」と。
「感じるわけないじゃん」ではなく、
「あたりまえじゃん」のほうで。
魚を飼育していると、そんなことは疑問に思うまでもない。
だから病気になって苦しそうにしている魚を治療するし、いじめられて恐怖を感じている魚を隔離したり、体調が悪そうなら水換えや予防薬を入れたりする。
痛覚がないとか、意識や感情がないとか思ってる人。それ本気で言ってんの?(もちろんこの本は痛覚があるっていうスタンスみたいですけど)
そんなの、生物に対して抱く疑問としては最低の無礼だと思いますけどね。
「この動物は感情がないから、痛みを感じないから手荒に扱ってもかまわない」
我々と姿かたちが違って、意思の疎通ができないから彼らには痛みも感情もないって?
じゃあ、実験してみます?
人間の中でも高度な知性を持つ人たちを10人集めて、手足の指と言葉を使えない状態にしてみましょうか。
服も着せません。文字を書く手段も与えません。
さあどうなるでしょう。
最初はみんなおとなしいでしょう。そりゃもともと知的な人たちですからね。
何とかこの状況でサバイバルしていく方法を考えるでしょう。
そこで1日あたり10人に対して5人分の食料を与えます。最初は分け合います。
実験って知ってますからね。ただ、いつ終わるのかは教えられてない。
数週間が経過したとき、そこはどういう状態になっているでしょう?
おおよその見当はつきますよね。目を覆いたくなるような惨状がそこにあるでしょう。
10人ならまだましなほうで、これが50人、100人となったら・・・。
彼らが元は知的な人間だったことが分かるでしょうか?
こんな状態になっても、涙を流したりうなり声を出したり手をたたいたり、人間から見て「感情表現」とされる行動で我々は彼らに「感情がある」と認識できるわけだけど、これが他の動物だとその感情表現自体が違う方法で行われていると考えたほうが自然だし、実際そういう研究もされてる。
キリンが親子のコミュニケーションをとるために人間には聞こえない低周波で音を出しているとか、魚でもテリトリーに近づくものに対して威嚇音を出したり。電気を出す生き物たちも人間の言葉のように電気を使っているんでしょう。
あと危険を感じると内分泌液(フェロモンなど)が出るとか。
他者への感情移入ができるのは、情緒が発達した人間にとって得意分野だと思う。
なのに、今さらこんな初歩的な疑問が出てくること自体どうかしてる。
最近でも「なぜ人を殺してはいけないのか」という疑問をガキが(失礼)言ってたりするみたいだけど、答えは完全にして絶対的、「人を殺してもいいんなら、自分も殺されるよ」ってことでしょう?
人間の社会とは、そういう勝手を抑えるために自然界の中に”人間だけが生活する囲い”を作って暮らしている場所。
そこは人間以外のルールで人間が食われたり殺されたりってことがないように作られたものだからして、その中にいて「なぜ人を殺してはいけないのか」という疑問は、人間としての教育の欠如に他ならない。
人間がその社会の中で「意識」だ、「感情」だと勝手に名前をつけて呼んでいるものは、自然界では名前をつけられることもなくまさに”自然に”あるものだと考えたほうが自然じゃないか。
そもそも、
痛み=肉体にとって危険
と考えれば、痛みは生物にとって必要不可欠な要素なのは明白。
よって、痛みを感じるのは生物として当たり前、自明の理ってやつです。
長々と当たり前のことを書いてしまった。
んじゃまた〜。o○
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やっぱり気になる「好適環境水」。
実験室レベルでの養殖成功のニュースなど再び盛り上がりを見せている岡山理大の「好適環境水」。
GEXが製品化するとか。
家庭のアクアリウムでも安価で好適環境水が作れるようになれば、まさかの組み合わせで混泳が。
・金魚とスズメダイ(これは見たことあります)
・オスカーとクイーンエンゼル
・ニシキテグリとクラウンローチ!
夢が広がりますね〜。
海水魚特有の寄生虫も減らせるかも・・・。
海水魚は浸透圧調整にけっこうな労力を費やしているとかで、好適環境水で飼育するとその労力をカットできるので成長が早いんだそうです。
さて、この魔法の水。成分は明かされていないんですが、淡水にカリウムとナトリウムを添加して調整したものだとか。
そこで思ったんですが、海水水槽の添加剤、「ミネリッチ」ではどうなのでしょう?
淡水に普通の塩とミネリッチを適量入れることで人工海水になるそうです。
だとすれば、淡水に”ミネリッチだけ”で海水魚を飼うことはできるんでしょうか?
魚の浸透圧調整にナトリウムやカリウムが必要だとすればミネリッチだけでは不可能なのかもしれません。
サンゴのほうはどうなんでしょう?ソフトコーラルならいけそうですが、ミドリイシはちょっと気難しいですからね。
サンゴの生育実験を待ちましょう。あと海藻も。
魚と同じように好適環境水でサンゴが飼育できるとすれば、これもまた新たな可能性がありますね。
好適環境水にミネリッチ添加でできないでしょうか。。。
アクアリストとしては、人工海水で何が問題になるかというと、やっぱり”塩ダレ”(焼肉のタレじゃないですよ)じゃないでしょうか。
周辺にある金属はことごとくサビつき、水槽周辺も塩とカルシウムの結晶がこびりつきますよね。
塩ダレが解消するだけでも助かるという方も多いかも。
最後に一つ気になるのは、好適環境水で生まれた魚は淡水と海水どちらを好むんでしょうか?
累代繁殖(何世代も繁殖)していくうちに、色彩が変化したり、種の特徴に変化が現れたりするんでしょうか。気になることがありすぎます。
ともあれ、好適環境水の出現でアクアリウムは劇的に変わる!のは間違いないと思います。
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今日初めて、「キホウボウ」という魚を知りました。 |
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おととしの8月の記事でも触れたWiiのダイビングシミュレーションゲーム、フォーエバーブルーの続編が発表されました!ヤッターーー |





