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昨夜、NHKスペシャルで

非常に興味深いドキュメンタリーをやっていた。

内容は、日本軍とアヘンに関するものだった。

正直、政治的なものを論じるのは好きではないが、

”組織”というものを考える上でも非常に参考になる内容だったので、

記録しておこうと思う。

番組の内容は、日本軍というより日本軍という組織の一部門である

関東軍が、戦費つまり組織運営費としてアヘンの製造と販売に

手をつけていたというものだった。

数々の記録や証言、研究からそれは事実であったと番組は語っているが、

そうだとすれば、あの戦争は日本の為でも、

ましてやスローガンであった大東亜共栄圏のためでもなかったことになる。

もっといえば、日本軍のためでも、貧しさにあえぐ国民のためでもなかった。

”関東軍”という軍の一組織のために行われたものだったことになる。

組織には、必ず存在する目的があり、

軍組織の目的は、”戦争”を行うことにある。

その戦争を行う組織の存在目的を遂行するため、

侵略を行い、その活動資金調達にアヘンが利用されたようだと解釈できるのだ。

その活動の先頭にたった東条英機は、今風にいえば官僚出身の族議員のようなものだ。

そこには、国家や世界といった本来的な政治家の視野の広さはなく、

自らの所属する組織の利益のみに邁進する、小役人的な姿が浮かんでくる。

政治的なもの言いは、このくらいにしておこう。

国家を企業に置き換えて、組織の在り方、マネージャーの在り方を考えてみた場合、

企業における各部門のマネージャーは、

単に自身の所属する部門の成績・成果に固執するばかりでなく、

その部門の所属する会社そのものについても想像力をめぐらすべきだと思うのである。

もちろん、それは経営者の考えることかもしれないが、

コストを無視して売上だけを伸ばす営業部門が、

企業にとって必ずしも有益ではないように、

各部門の利益が会社の利益になるとは限らない。

各部門の利益は、最終的には会社の利益になるように、

部門の管理を行うのもマネージャーの仕事だろうと思うのである。

現実には、そこまでコントロールするのは至難の業なのだろうが、

そういった部分に目がいかないがために、

一部門が、じわじわと会社の首をしめていくケースは多々ある。

かってリストラとはそういった部門の整理のことを指した。

かってのGEのジャックウェルチがその代表だろう。

現代における欧米の投資銀行も、今その憂き目にあっている。

かっての日本には、それができなかったためにあのような悲惨な事態を招いた。



21世紀となった今、果たして人はどれほど進歩しているというのだろうか。


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