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写真は、そのビルからとった夕日。 普段の忙しさから自己逃避する為に あるかのような美しさだ。 かってのメソポタミアのバベルの塔や 王族たちの城のように、 自らの努力の形を高い建物に反映させる 傾向が人間にはあるようだ。 正確には優越感といったほうがいいのか。 ともかく、そういう高いところが好きな 人が集まる場所で日々働いている。 そもそも昔は写真というのはあまり 好きじゃなかったのだが、 何より写真を撮ることに集中すると 生の目で、大事な一瞬を見ることが できないことに苛立つ為で、 にもかかわらず最近は写真を撮ることを 楽しみの一つにしている。 別に自分の寿命が近づいていて、 何かを残したいとそんなダークな理由じゃなく、 自分のセンスの良さ?を誰かにアピールしたいのと 古い知り合いに、 『最近、休日何してるの?』 って聞かれたときに、 『写真撮ってる』 と趣味の良さ?を強調したいだけなのだと思う。 私はそんな見栄っ張りな人間なのだ。 毎日行くカフェでも、 毎回同じ様に、、 『ショートのモカ』 といい、 今では気のいいた店員は、 『いつもと同じやつですね』 といって、私に優越感を与えてくれる。 さすがは、富士山も見える高いビルが 好きなだけあって、 バカだなあ。 つづく
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私小説
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さて、さっそくはじめてみよう。 |
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ここで書かれることは全て事実である。 |



