私的現代ビジネス論

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ビジネスの基本について。

前に、ビジネスパーソンなんて、

ただの商人と書きましたが、

そのただの商人も商売をするに

あたっては色々大変なものです。

商売の基本中の基本は、

『信用』ですが、

大多数のただの被雇用人(サラリー貰ってる人)

であっても、それは同じことです。

ビジネスマナーを身につけることも

その信用を得ることの一端です。

現代においては、その信用を得るために

テレビCMやネット広告を使うことが、

最も効率的で効果的な手段とされていますが、

これが必ずしもその企業が『信用』ある企業であることを

指し示しているとは限らないのが現状です。

はっきりいってしまえば、顧客や大衆を騙しているというが真実でしょう。

昨日のニュースで、某大手証券でインサイダー取引を行っている社員が

逮捕されたという報道がありました。

決して組織的な事件ではないにしろ、

第三者からすれば、

逮捕された社員個人より、

その所属する企業の名に目が行ってしまいます。

それだけ、その会社が有名で、

ある意味信用を得ていたと言えるのでしょうが、

その信用が仮初のものであったことがばれてしまった格好です。

逮捕された社員は、結局のところ

信用ある企業の従順な被雇用人ではなく、

ただの商売人の面汚しだったわけですが、

当の企業にとっては、

是まで積み上げてきた信用が、

一晩で台無しとなってしまったわけです。

これが、企業組織という巨人に姿を変えた、

商人の複雑で難しいとことなのですが、

遠くからみれば一個人のようでも、

内部では非常に多くの個人の集まりであるということです。

イメージで塗り固められた信用はまた、

崩れるのも簡単なところが、皮肉ではありますが。

時がくればこの某大手証券のイメージは回復してくるでしょうが、

それに費やされるコストも相当なものとなることは否めません。

特にこの業界、世界的にはイリーガルなことに

非常に敏感になっております。

某メガバンクも米国では、なかなか信用を得られていないようですし。

結局、ビジネスパーソン一人一人が、

もちろんマネジメント担当も同様ですが、

当事者意識をもって、企業の信用と自分の信用を同じものと感じながら、

商売してかないとダメということなのでしょうね。

現実にはそんなこと上手くいかないんですが・・・・。

人間をどういう基準で判断するか。

組織論を考える上で、これは永遠の命題である。

本日、たまたまNHKでかっての被差別部落民が

設立した”全国水平社”のドキュメントをやっていた。

彼らは、古代からの階級政策の犠牲者であるが、

近代社会の到来とともに、古代からの差別から

脱却する運動を始めた。

時に、1922年。実に86年の前のことである。

私自身は、差別というものはあまり好きではない。

ただ、それは差別をする人間をよく知らない上での話である。

在日韓国人や朝鮮人を幼い頃から身近にしてきた人間に会ってきた。

だが、それはお互いがグループを組んで、

いわば敵対してきた(不良グループの喧嘩のようなものか?)ことによる。

そういう話を聞いても、こういった経験のない私にはよくわからない。

ひとつ考えとしてあるのは、

差別をする人間にはひとつの共通点があるということだ。

それは大昔の階級政策にも通じることだが、

差別をする側は、決して社会的に成功している人間でも、

優秀と呼ばれる人間でもないということである。

差別の構造は、自身の潜在的な劣等感からくる。

自分が他と比較して、何に優れているか。

その行き着く先が、自分が何人か、男か女か、自分の下の階級は何か、

ということである。

自身の能力や経験、努力の結果ではなく、

生まれた時点での自らの位置に行き着くのである。

彼らは同時に、自らも見下された、もしくはそう感じた経験をもつ。

自分より上の階級、または能力、社会的競争における敗北からである。

差別が好きになれないのは、差別される人間への憐みではなく、

差別する人間の、自身の現状に対する責任転嫁である。

つまり、努力と実績の放棄という態度への憤りからである。

そういう意味で、現代経済社会の能力主義には大賛成なのであるが。

番組では、全国水平社が、現代の差別としてこの能力による差別を

問題にしているのには驚かされた。

彼らの精神は、設立者”西光万吉”の言葉にあるように、

『人間の尊厳』が大切なのだという。

冒頭に戻るが、

人間をどういう基準で判断するか。

それは少なくとも生まれたときに得られた地位ではないことは確かだ。

では、能力は生まれながらの地位なのか。

そうではないはずだ。

何をもって能力と判断するかは疑問だが、

もし、正しい意味での能力があるとするのなら、

能力はその人間の積み上げた経験・人生が結集したものであり、

競争社会では、人間の尊厳と同義に思える。

ここでいう能力は、経済社会で生きる人間として、

稼げる能力だけをいっているのではない。

まっとうな企業においては、確実に稼いでいくために

”信用”がまず第一であるし、

それを失った企業は長続きしない。

信用を維持するには、信用に足る人間が集まっていなければ、

顧客の心つかみ続けることはできない。

また、稼げる能力に長けた人間だけでは、

組織という巨大な人間を生きながらえさせることはできない。

そういう人間をささえる人間が必要だし、

そういう人間の暴走を止める人間も必要だ。

結果的にそういうことが、信用ある組織を作り上げる。

能力は様々だ。

正しい能力の判断ができるのであれは、

能力は決して差別的ではないのである。

問題は、”正しい能力の判断”であるが、

これが難しい。

聖人なみの哲学が必要かもしれない。

だが普通はそんな人間など滅多にいなく、

結局それは、劣等感や嫉妬が入り混じって、

幾分差別的になってしまうのが世の常なのだろうか。

また、合理的であることは、

それはそれで情に欠け、

冷たく、

差別的に思われる。

人を何かの基準で判断すること自体、

差別であるというのなら、

人は何を糧に前進すればいいのだろう。

上をみることをやめたら、

人は自分より劣っていると思う方向をみる。

それでは、かっての被差別階級制度と

同じ構造になってしまう・・・・。

現代版商人の心得-1

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再出発の更新再開編。

まずは、一冊の本の紹介から。

”『一秒』で財務諸表をを読む方法”

東京経済新報社から今年出版された、

最近書店でも高ランクに位置している

会計知識が身に付くビジネス書。

”会計”なんていうとやたら数字ばかり

出てきて、読むのに気後れしてしまいそうだが、

別に会計士や経理担当者向けというより、

普通のビジネスパーソン向けに

非常にわかりやすい例やビジュアルで

説明がなされているので、

読んでいても全然苦にならない。

むしろ、会計というより現代人向けの

商売の基本みたいのが学べる本って感じです。


本題のビジネス論の総論は、

こういう本からヒント、というか、

本質に改めて気付かされた事柄からスタートです。

いわゆる労働者・被雇用者的意味合いの

強い、サラリーマンという昔ながらの

呼称ではなく、最近よく使われる

ビジネスパーソンという呼び名。

ただ組織から給与をもらってるのではなく、

主体的に利益を生み出している人間って

感じがして割と好きなんですが、

より古い言い方をすればビジネスをしている人間って、

”商人”にすぎないんですよね。

別に蔑む意味ではなく、

産業革命以降は、英国ではジェントリっていうのは、

成功して資産を得た商人だし、

日本の明治維新以降では、渋沢栄一のような人間は、

江戸時代までは士農工商の一番下。

現代では、米国の財務長官ポールソンは、

ゴールドマンサックスの元会長っていうように、

資本主義全盛の時代にあって、

こういった人たちが、さも偉いかのように思われがちですが、

産業革命や重商主義全盛の時代以前は、

社会的に決して身分ある階級ではありませんでした。

ですからビジネスパーソンなんて、元をただせばただの商人。

経営者以外は、商人見習か小間使いみたいなもんです。

なんでこんなことを、冒頭紹介した本から気付かされたかって?

それは、仕事の本質が、いかに金を生み出すかということに

気付かされたからです。

そんなこと以前からわかってはいたんですが、

仕事とは本来、いかにうまく商売をするか、

そのための知恵がすぐれている奴が成功するということです。

組織人としての成功はここではさておき、

ビジネス論の根本は、”商売のための知恵”という言葉に

置き換えて初めて本質を得るような気がします。

そういった意味では、”自己実現の達成”などというのは、

大昔でいえば、貴族の子女の社会勉強みたいで、

傲慢な気がしてなりません。

そんなことはどうでもいいのですが、

今後は、合理的に収益を生み出す知恵として、

20世紀に発達したファイナンス論を初め、

かっての商人と呼ばれた存在が今は、

”企業”という巨人に姿を変えたため、

複雑になり研究が必要となった、”組織論”。

先に紹介した本のように、

現代ビジネスでは欠かせない知識とされる、

”会計論”(古くからの国内の中小企業では

この手の知識にうとい経営者は多く、最近の

地域間格差の元凶のひとつではないかと思っています。)

に絞ってラーニングを進めていきたいと思います。

”心得”の具体的なことは次回から・・・・・。

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さて再び本の紹介に戻ります。

ここからは、カテゴリ分類のための

勉強項目の整理を行なって行きます。

最初は、勉強することのきっかけを

見出してくれた本から。

最近では、あまり珍しくなくなった

ファイナンス論の入門書ですが、

3年半前にこれを購入したことで、

仕事に対する考え方が大きく変わったのを

覚えています。

どちらかというと、

実践経験と勢いで仕事に取り組んでいた私に、

理論的・体系的に考えることの必要性を

感じさせてくれた本でもあります。

一言でいってしまえば、

経営・財務・金融工学の基礎的理論紹介の

本なのですが、

それまで感覚的にしか捉えることのなかった

会社や仕事、そして投資理論の世界標準と

なりつつあった金融工学という分野。

これらのことを、体系的かつ科学的に

捉え、考えることができることを知ったのです。

仕事や投資というものは、必ずしも科学で

絶対の答えがだせるものではありませんが、

目的地に到達するための出来のいい地図になることは

間違いありません。

また、仕事は結果が全てとはいえ、

結果を生み出すまでのプロセスが仕事の能力であり、

そのプロセスの筋道・検証という意味でも

この手の考え方はもはや常識になりつつあります。

というわけで、最初の各論項目の設定は、

この『ファイナンス論』からです。

第2回-勉強とは・・・-

ここ数年、ビジネス書といえば

ロジカルシンキングや数学的思考法など

ビジネスにおける問題解決のための

根本的な方法論を紹介する本が大勢を

占めています。

最近では、インド式算数の本なんかが

売れていますが、

これらの考え方はどれも小中学校レベル

の算数なんかが基本になっていることが

多いようです。

そのためか、『大人のための算数』というように

初等教育の復習的ビジネス書が、

本屋にあふれているように感じます。

そのトレンドを象徴するかの如く、

今冬、テレビドラマでも小学校教師を主役にした

教育ドラマが始まりました。

子供の頃、”算数なんて将来役に立つのか”なんて

思っていましたが、ビジネスの現場では、

算数的・数学的思考は必須事項とも云えるのが現状です。

もちろんこういうことが言われ始めたのは最近で、

私が子供頃なんかは、実際のビジネスの現場でも

そういう考え方が重要だ、などとは言われなかったでしょう。

その証拠に、年配の会社員の方でそういう理論的スキルを

身に着けている方は極少数なのではないかと思います。

私が従事している、金融系のビジネスでは、

’90年代初頭に、アメリカで数学の博士号をもつような

人材が、業界に進出して以降、運用担当は数学的スキルを

もつことが常識となっています。

彼らは、元々冷戦時代にスペースシャトルや弾道ミサイルの

開発に従事していたような世界のトップエリートで、

それまで気合と度胸と勘の世界であった金融業界に

まったく新しい概念を持ち込んだといわれています。

現在では金融工学といわれるその分野は、

アメリカのウォールストリートやイギリスのシティを

中心に、金融の力で世界を支配するまでになりました。

サブプライム問題以降、その金融ビジネスの在り方に

多くの疑問符が投げかけられてはいますが、

不確実だと思われていることを、数学的に整理する

その考え方は、ビジネスの現場に合理性を与え、

多くの理不尽な事象を解消していったことは、

間違いありません。

かくいう私も数学というのは不得意で、

一からやり直している最中ではありますが。

昨今の投資ブームで起こる様々な問題や

教育現場におきている問題は、

世界のこういった現状とかけ離れた対応によって起こる

乖離が人々を苛立たせている気がしてなりません。

もちろん、市場主義的論理が必ずしも正しいとは思いませんが、

多くの雇用のミスマッチは、今の世界で必要とされるスキルと

現実に多くの人が有している能力との間の

ズレが引き起こしているのは確かです。

冒頭のテレビドラマは、まさしくそういったことを浮き立たせて

くれているように思うのです。

こんなこと、子供はもちろん理解する必要はないとは思いますが、

親や学校の教師ぐらい分かっていて然るべきなんじゃないでしょうか。

例えば、日本人の投資に対するスタンスや理解を見る限り、

考えさせられるものがあります。

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