自称プリンプ翻訳家の小ダイアリー 10th aniversary

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・シグアミ付き合ってる




それは冷えた春の朝。登校中での出来事。


「ねぇねぇ、シグ?」

「うん?」


事の発端は少女の何気ない行動だった。

少年の右の手の平を、ぎゅっと柔らかくて暖かい感触が包む。

見ると、少女の手の平が少年の右の手を横から包んでいた。


「えへへっ」

「アミティ、これ……」

「あたしたち、恋人同士なんだしさ。その……ちょっとくらい、こういうことをしてみたいな、って」


恥ずかしそうにアミティは照れ笑いする。


「もしイヤだったら、離すけど……」

「嬉しいから、このままで」

「ありがと〜!」


シグは繋いだ手の力が一段と強まったのを感じていた。

そんなに嬉しいのか、と内心で喜んでいると、アミティが「あ」と何かを思いついたように呟いた。


「そうだ、シグ。これって普通の手の繋ぎ方だよね?」

「普通って、どう普通?」

「なんというか、普通で普通の……」


シグがきょとんと首を傾げるのを見て、分からないなりにアミティは説明を試みる。


「あのね、こういう手の繋ぎ方とは別にね。
 恋人のひとたちがする手の繋ぎ方があるって聞いたことがあるんだけど……」


「なるほど」とシグは呟くと、繋いだ手を一度離し、今度は指が絡まるような形で手を繋いだ。


「きゃっ、くすぐったいよ〜…」

「こういうことか」

「これが…?」

「恋人つなぎって言うんだって。クラスの人が前言ってた」

「へぇ〜、これが恋人繋ぎかぁ〜……」


アミティは嬉しそうに、繋いだ手の握る力を何度もぎゅむぎゅむと強めたり、ぶんぶん振り回していた。

どうやら相当気に入ったらしい。


「あははっ、普通のつなぎ方よりもあたたかいし、指と指の間がこすれてくすぐったくて…気持ちいいね」

「うん。恋人つなぎって、こんなにあたたかいんだ」

「ねえ、これから手を繋ぐときはずっとこれにしよう?」

「そうしよう。それがいい」

「恋人のしるし、だね」

「恋人のしるし、か」


少し紅潮した表情で笑うアミティの笑顔には恥ずかしさ、照れくささはあったが、

しかしそれ以上に嬉しさが滲み出ていた。

それはシグも同じことだ。にへらと笑みを漏らしながら、「恋人……」と、嬉しげに何度もつぶやいていた。






やがて数分して落ち着いた頃、「そうだ、」と今度はシグが何か思いついたように言葉を零す。

「どうしたの?」

「こっちの手でも恋人つなぎしたい」


そう言って差し出したのは紅くて大きな左手。


「無理に、とは言わないけど」

「無理なことないよー!繋ごう!」


やや遠慮がちのシグだったがアミティはそんなことなどお構いなしにシグの左側に回り込み、

指を絡めようとした。しかし。


「うう〜ん…こうかな?」



アミティが手をいっぱいに開いてようやく指を絡めることができたが、

シグの手はアミティが恋人つなぎで包み込むにはあまりに大きすぎたようだ。

包む、というよりはギリギリしがみついているような形に近い。



「アミティきつそう」

「そんなこと!……ちょっとあるかも」

「やっぱりこっちの手は難しいか……」

「シグの手、冷たいから恋人つなぎで暖めてあげられれば、と思ったんだけどな〜…」

「冷たい?」


うんうん、とアミティは頷く。


「確かに体温が通ってないって言われると、そうかもしれない」

「体温……そっか、」

「でも気持ちだけでじゅうぶ


言い切る間も無く突如、ガバッと暖かい感触に柔らかな重みがシグの左腕全体を包む。


「繋げない手は、こうしちゃう!」


よろめきながら腕の方を見ると、アミティが左腕を抱きしめるように全身で包み込んでいた。


「どう、暖かいでしょ?あたしなりの恋人つなぎ!」

「……。」


予想もしなかったアミティの行動にシグはあっけらかんとした表情であったが、

やがて暖かな笑顔と共に、


「とっても暖かい。ありがと」


とお礼の言の葉を返した。


「アミティのからだ、やわらかくてぽかぽかだ」

「あたたかいでしょー。シグが冷たくて困ってるときはいつでもこうしてあげるからね!一年中!」

「ふふっ、それならこの手もずっと暖かくいられるね」

「その代わり…」

「かわりに?」

「夏の暑い日もシグの手で涼ませてくれる?」

「もちろん。いっぱいひんやりさせてあげる」

「やったー!」



陽の昇り始める通学路に二人の明るい声がこだまする。

繋げないなら繋げないなりの、からだいっぱいの恋人つなぎで、二人は学校へと向かっていった。




おしまい





付き合いたてでぎこちない初々しくオトメなアミさんも素敵だけど、
今回は心置きなくぐいぐいくっついて愛情表現をするアミさんを表現したかった、そんなシグアミです。
ここまで見てくださりありがとうございました!


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安定の低クオリティ。勢い任せなので推敲すらしていない。




それはある昼下がり、居間の寝椅子に転がる二人の小さなお話。

「もしもだよ、シグ」


微睡みを誘う陽よりも明るい金髪の少女は、晴れた空よりも蒼い水色の少年に素朴な問を投げかけた。


「もしもあたしたちがきょうだいだったとしたら、どっちがお兄ちゃんかお姉ちゃんなんだろう?」

「急にどうしたの」


シグは特に興味を持たぬ様子で髪をひょこひょこ揺らす。


「この前アルルにシグとあたしのことをきょうだいみたいって言われてたのがなんとなく気になって……」

「ふーん?」

「シグはどう思う?」

「誕生日が早いのはアミティだから普通に考えたらアミティがお姉ちゃんなんだろうけど……」


シグに見つめられ、思わずアミティは「どうしたの?」と笑顔で返す。

その笑顔を見たシグは「やっぱり」と呟きながら言葉を続けた。


「……やっぱりアミティはお姉ちゃんよりも妹だ」

「そう?よくわからないけどシグが言うのならそうなのかなぁ。それならシグがお兄ちゃんだね!」

「おにいちゃん……あははっ」

「おかしい?」

「別に。照れくさいだけ」


言われ慣れない呼び方のせいか、それとも嬉しかったのか。

シグはくすくす笑っていた。


「シグがお兄ちゃん、かぁ…。いいかも。シグって好きなものには優しくて面倒見も良いもん」

「アミティが妹ならきっと、毎日がとっても明るくて楽しくなる」

「でしょ?あたし、時々シグと本物の兄妹になってみたいなって思うことがあるんだ。
 きっといっぱい仲良しになれるよね!」

「うーん……でもそれは困る」

「うそ!?」


どうやら相当予想外な答えだったらしく、

アミティはショックで半分涙目の状態になりながら「どうして?」と尋ねた。すると、


「本物の兄妹だと、アミティをお嫁さんにできない」



そう答えるシグの表情は、白昼の微睡みにさらされたせいか恥じらいのせいなのか少し紅いように見えた。

それを聞いたアミティも自分が嫌われていたわけではなかったのかとほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、

その言葉の意味を理解するにつれてだんだんと頬が熱く紅くなり、そのままソファに顔をうずめてしまった。



「急にそんなこと言われたら恥ずかしいよ……」

「嫌?」

「そうじゃなくって……そりゃあもちろん嬉しいけど。うぅ〜〜」

「そうか。嬉しいならこっちも嬉しい」


やや意地悪気味にくすくすと笑うシグは顔を伏せたままのアミティの髪の毛を楽しそうにいじりつつ、

こう言の葉を続けた。


「……うーん、でもやっぱり兄妹も、悪くないかも」

「そうでしょそうでしょ?」

「1日だけなら、なってみたい。なんて」

「あっ、いいねそれ!」

「ん?」


シグの特に何も考えずに出た言葉にアミティはきらきらと目を輝かせている。


「……そんなに、やりたい?」


うんうん、と全力で首を上下に振る。


「じゃあ、試してみよっか。もちろん今日だけで」

「やったー!えへへ、シグがお兄ちゃんかぁ……」



アミティの喜びようは狭いソファをごろごろ回転するその様子から容易に理解できた。

その様子にシグも満更でもない気分で笑う。



「でもお兄ちゃんだから少し威張るかも」

「いいもん、あたしは妹らしくいっぱい甘えちゃうんだからね、おにいちゃんっ!」

「あははっ、困った妹だ」



少しだけ傾いた太陽が二人を暖かく輝かしく照らす。

二人の長く楽しい兄妹ごっこはまだまだ始まったばかりだ。



おしまい


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前の更新からあんまり時間経ってないだろうと思ったら1か月過ぎてた件について。
時の流れは無常です…。

イメージ 1

イメージ 2


制作の方はまあまあ順調です。


制作開始から5年超、物語はようやく大詰め。
次のバージョンからはいよいよクライマックスの場面へと突入する予定です。(完成するとは言ってない)
戦闘の鬼畜さもイベントの濃さも話のガバガバ加減も一気に上がるので、
配布した暁にはぜひ楽しんでいただければと思います。ただし人は相当選びます
万人受けする作りじゃないし仕方ないね。



・完成の予定について
早ければ7〜9月くらいまでには次のバージョンが配布可能になる予定です。
完成版は早くて年末、遅いとあと2〜3年くらいですかね・・・。
ブログそのものの衰退もありもはや見てくれている人は殆ど居ませんが、
まだ遊んでくれている人が少しでも居らっしゃるのでそこそこ頑張ってツクります。
これが完成したら次は何を作ろうか。気楽に短編モノでもツクってみたい。



正直語ることが全くない。

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強敵」というものを演出する際、戦闘中にギミック(仕掛け)を用いるのは非常に有効な手段です。
例えば一定周期ごとに強力な攻撃が飛んでくるとか、
攻撃以外にもプレイヤーを阻害する要素があるとか。

とはいえど、あまりプレイヤーをいじめすぎるのも考え物。
極端な話、負けイベントでもないのに「毎ターン味方1人が強制的に即死する」
みたいなあまりに理不尽なことを単純にされては憤慨ものですよね。

今回はこれまでの自分の記憶を引っ張り出し、
戦闘において個人的に感じる良いギミックと悪いギミックというものをひたすら綴っていこうと思います。


(本音:ぷよクエのテクニカルのギミックがあまりにクソだったから良いギミックを考え直したい



良いギミックの例
・理不尽にする代わりに勝たなくても良い戦闘にする
圧倒的な強敵を演出する際の王道的な手段としてはこれですね。
いろんなゲームで用いられている手法だと思われます。
ただしただ単純に負けるしかないイベントだとつまらないと感じられることもあるので
シチュエーションに応じて「一定ターン数耐久」とか「勝てたら良いアイテムを入手できる」
などといった処理を加えるのも一興です。

・味方に有利な要素を加えてバランスを保つ
個人的にこれは良いと思ったギミックです。FGO7章終盤とか。
強力な敵に対してプレイヤー側も強力な加護を得て立ち向かう、そんなシーンにどうぞ。
多分熱い。興奮する。

・戦術に影響が出ない程度の阻害
例えば毎ターン微小なダメージを受ける、とかバフが時々剝がされる、とかですね。
強敵のあまりに強烈なオーラで・・・みたいな理由付けで。
戦術に影響が出ない程度、無視できるレベルの演出的なギミックなら
プレイヤー側がストレスに感じることもあまりないでしょう。
「戦闘のギミックとか興味ないよ」って人も無視してくれるので特に気にされないはず。隠し味みたいな感じ。



悪いギミックの例
・戦術に大きく影響が出てなおかつ対策が困難な阻害
例を挙げるとFGO7章の地響き(パーティの順番がぐちゃぐちゃになる)とか、
ぷよクエの混乱、反射、などの要素ですね。
対策が楽にできるものならモノには寄りますが大体許されると思います。
前者は初手の行動すら安定しないので行き当たりばったりで戦術を組まねばならないので
結構ストレスが溜まるというもの。
後者は論外。「うっかり攻撃が出ちゃったら味方が即死する」とか馬鹿かよと。
なおこれはパズル力でどうにかしようにも運が悪いと落ちコンによる暴発で意図せず攻撃が出てしまいます。
そういう運ゲーは慈悲なく死すべし。
この場合リスクを回避するには何もせずにターンを消費すればいいのですが・・・さすがにそれは萎えます。

他にもぷよクエくんは
2色以上同時消しでないと通常攻撃できない+なぞり消し数ダウン+開幕お邪魔ぷよ生成とか
ただ邪魔でえげつないだけの対策不可能なギミックを仕組んでくるから死すべし。死すべし。




ここまで微妙に具体例を殴り書きしてみましたが、
一番大事なのはテストプレイで自分がどう感じたか。
しんどいと感じたら実際のプレイヤーもしんどいに違いないでしょうし、
楽しいと感じたのなら実際楽しい・・かも。
とにかく自分で触れてみて加減を調整するのが一番ですね。



今回はこれにて以上です。実際はぷよクエのくそったれ加減を愚痴りたかっただけであった。



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圧倒的枯渇



とても個人的な話をします。語彙力がないので言いたい事を率直に申し上げたい。

ぷよぷよの二次創作ゲームがとても少ない件について。

私の趣味はぷよぷよ・・・というよりかは、
「ぷよぷよの世界観・キャラクターに関する様々な人の考え、空想を見ること」、
もっと具体的には「ぷよぷよの二次創作ゲームを遊ぶこと」が趣味で、
定期的にぷよの二次創作ゲームを探しにネット中を見て回るのが習慣なのですが、

な か な か こ れ が 見 つ か ら な い 。

魔導物語系統のゲームはそこそこ見つかるのですが、
ぷよフィ以降のキャラクターが登場するゲームは結構希少で、
短編・未完成のものを含めても十個あるかないか程度です。
しかも見つけても作者様が途中で折れてエターなってることが割とよくあります。
具体的に言うと3個に1個くらいの割合。



公式が伏線を張るだけ張ってときどきチラつかせながら放置のスタイルをキメているため
慢性的な枯渇状態の身としてはこれは少々辛い。
もっとぷよフィの二次創作ゲームが増えてくれればいいんですがね。


・・・という、実にしょーもない戯言でございました。
他の人にツクって欲しいと願うならばまずは自分がツクって完成させるべし。開拓者になりたい。



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