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 日本の民主主義を破壊しているのはマスコミである。何故なら、マスコミは報道機関などではなく世論工作機関だからである。この事の意味はあまりにも凄い。マスコミが報道機関であるという事に疑いを持つ国民はほとんどいない。報道機関が報じるから国民は信じる。マスコミ鵜呑み度世界一がここから出てくる。

 しかしちょっと考えれば分かる事だが、例えば分かりやすい例だが産経である。産経が右寄り新聞である事はかなり常識化しているだろう。産経は規模は小さくとも全国紙である。フジテレビの全国ネットも持つ。右寄りという政治的立場が明確な新聞社を報道機関と言うか? 自らの政治的主張を実現すべく国民世論に影響を与えようとする新聞社は報道機関などではない。全く反対だ。世論誘導機関だ。もっとリアルに言えば、世論工作機関だ。機関と言うと公的存在にも聞こえるが、新聞社は私的企業だ。だから本当は機関でもない。世論工作組織でいい。

 産経がそうであれば、読売はどうなんだ。読売も右寄り新聞である事はかなり知られているだろう。こちらはマンモス新聞だ。全国ネットのテレビも持つ。読売巨人軍という関係が分かり易い名前のプロ野球球団も持つ。YGマークは野球少年の憧れか。何故報道機関である筈の新聞社がプロ野球球団を持つのか? プロ野球は正に営利スポーツではないか。公正中立を旨とすべき報道機関が何故営利スポーツに手を出すのか。ちょっと考えればすぐ分かる。読売新聞は報道機関なんかじゃないのだ。正に国民世論工作機関だから営利スポーツ運営で国民に浸透しようとする。国民世論工作にプロ野球を利用するのだ。読売新聞こそが新聞社の実体を露わにしている。世界最大の新聞社が報道機関なんかじゃない事を証明している。それなら朝日も毎日も日経も同じだろうという事になる。全全国紙がプロ野球団を持てばいいのに、何故持たない?

 毎日オリオンズというのが嘗てあった。毎日新聞もやっていたのだ。調べてみると、正力松太郎に誘われて毎日新聞も野球団結成に手を出したようだ。しかしいざ野球連盟に加入という段階で、読売、中日が反発。それでセリーグ、パリーグの分裂が起きた。なんだそういう事だったのか。日本のプロ野球の2リーグ制の発端は新聞社同士の反目関係があったのだ。なんと下らない。中日って中部日本新聞だ。毎日は1960年にプロ野球経営から撤退した。しかし、現在の千葉ロッテマリーンズに流れは受け継がれている。

 朝日、日経もやれば良かったのにと思うが、恐らくあまりに報道機関として節操がないという感じがしたのではないか。読売みたいな元々が怪しげな所がやるもので、朝日みたいな嘗てのエリート新聞はまだ報道機関としての矜持があったのだろう。どれもこれもプロ野球じゃ国民に疑われるかも知れない。しかし、朝日も高校野球の主催社として関わってはいる。高校野球なら報道機関の社会的使命に合致するか。

 新聞社の正体は政治組織であり、自らの政治主張実現の為にマスコミ機能を武器にしている。つまり、国民世論工作組織というのが実体なのである。どこが報道機関か。ばかばかしい。日本の国民世論工作機能を一層高める為に、全新聞社が記者クラブを作っているのだ。報道機関ではない事の証拠が記者クラブだ。

 新聞社はテレビを得てますます世論工作能力を高めた。そして遂に小沢事件で日本の民主主義を壊滅させたのである。笑わずにはいられない報道機関である。

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