全体表示

[ リスト ]

  香川県の高松選挙管理員会の職員3人が検察に逮捕された。NHKも伝えた昨年の参院選での自民候補の得票0票問題の捜査過程で今回の逮捕が起きた。集計上の不一致をごまかす為に白票300を再集計させたようだ。これだけの情報では不正の全体像は見えないが、単純にとんでもない不正があった事が明確になった。

  これだけでもかなりの大ニュースだ。しかし、調べてみると全国紙でこの逮捕を社説で扱った所はない。本来であれば、民主主義の根幹を揺さぶる大問題として真っ先に徹底究明を求める社説が乱舞するのが当然である。全国紙がないなら四国の地元はどうかと見てみたが、これも同じであった。全国の地方紙のいくつかも見てみたが無かった。今は集団的自衛権問題が来ている。しかし、民主主義の根幹を揺さぶる大問題という認識があれば、真っ先にこの問題を取り上げるべきだ。調べた限り唯の一社も無かった事も重要な事実として認識しておかねばならない。

  社説というものは新聞社が自らの意見を国民に伝えるものだが、その本質は自らの政治的位置づけの開陳である。集団的自衛権の行使に猛進する安倍政権を厳しく批判する社説を出す事は、反自民・反公明の立場を示した事になる。問題ごとに立場が変わる事もあるが、問題ごとに自らの政治的位置を示す訳である。集団的自衛権問題で安倍を批判する事はいい事だが、しかし自分の媒体を使って政治的発言をする事は、民主主義の公平の原則に反している。新聞社の人間の考えが世の中で最も大きくなる事は許されない。内容の良し悪しには関係ない。社説を出す事自体が民主主義に反しているのだ。安倍政権を批判しても、やり方が反民主主義では意味がない。安倍を批判する資格がない事になる。

  そもそも何故集団的自衛権問題で騒ぐ事になったのか。それは安倍政権を生み出した瞬間に分かっていた事だ。何故安倍政権が生まれたのか。衆参不正選挙があったからだ。ネット言論は激しく不正選挙を攻撃した。しかし新聞テレビは全く取り上げなかった。自分達が不正選挙の主導をやった。

  不正選挙問題は政治的位置づけの問題ではない。民主主義の根幹問題である。これこそ新聞が大々的に取り上げなくてはならない問題だ。一面トップで大々的にやって当然である。別に社説など必要ない。記事の中で民主主義の危機を伝えればいいのである。本当に高松だけの問題なのか。偶々発覚しただけで、発覚していない多くの事例があるのではないか。徹底調査すべきであるというような内容の記事を書けばいいのである。

  不正選挙と集団的自衛権問題は繋がっている。不正選挙に口を噤んで集団的自衛権問題に声を上げてもダメである。今回の逮捕事件をすぐさま社説で取り上げなかった日本の全新聞は、民主主義の危機を意識していない事を白状した。僅か300票の問題のようだが、正に氷山の一角の可能性がある。全選挙区で不正が行われていた可能性がある。その事を緊急に国民に知らせる義務がある。日本の新聞は言論機関としての義務を果たさなかった。言論機関ではなかったという事である。言論なき報道機関は世論工作機関である。社説で集団的自衛権問題で安倍批判する事は、新聞社の国民向けのアリバイ作りである。

  全新聞テレビは今回の白票300票水増し問題の深追いをしない。深追いしようとしても、上から指令が来る。深追いできないのである。新聞の正体を垣間見せた今回の逮捕事件であった。

この記事に


.


みんなの更新記事