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ノーベル賞候補者の自殺。これはどんな事があっても考えられない。正に生きるエネルギーそのもののような研究者の頂点に立つのがノーベル賞候補者である。ノーベル賞受賞者でも自殺した人はいるが、それは納得できる理由があるものである。世の為人の為と研究に明け暮れ大きな成果を上げ、社会的名声も勝ち得、ノーベル賞候補者にまでなって、何で自殺するのか。

しかし、笹井芳樹博士は自殺した。数か月前にはSTAP論文Nature掲載の事で大々的に記者会見があった。注目を一身に浴びた小保方晴子の真横に笹井博士がいた。小保方晴子は笹井博士が引き上げた無名の若手研究者であった。笹井博士の晴れがましい思いも想像できる。ノーベル賞候補者であっても、嘗てこんな大規模な会見は無かった筈である。STAP細胞が如何に巨大なインパクトがあったかという事である。笹井博士もES細胞でノーベル賞候補者となった訳であるが、STAP細胞はまた別次元のレベルだった訳だ。笹井博士にすれば自分が引き上げた愛弟子の業績に自らを重ね合わせていたのだろうと思う。STAP細胞は笹井博士にとっても夢の物語だったのだろう。その夢を実現してくれる小保方晴子に対して恐らく畏怖の念すら覚えていただろう。笹井博士も十分に天才的だが、小保方晴子は輪をかけて天才的だった。笹井博士は小保方晴子に疑いのない天才性を見抜いていた。天才は天才を知るという事だろう。互いの波長の共鳴があるのだ。

天才と凡人は違う。凡人はある意味強い。国家や組織を作っているのは凡人である。凡人には汎用性があると言える。しかし天才はその才が特化している特殊な存在である。全能の神ならぬ人間の天才はその領域が一部に限られる。一部に特化した天才が人間である。小保方晴子の天才は生命科学近傍にあった訳である。それ以外には天才は与えられていない。生命科学分野で小保方晴子は神の能力を噴出させた。笹井博士はこの小保方を見抜いていた。小保方晴子は幼い天才と言える。笹井博士は秀才型の天才で人物的に大人だ。小保方の天才は笹井博士の内面にも大きなインパクトを与えたに違いない。笹井博士の内面奥深くに息衝く天才を激しく揺さぶった事は間違いない。自らの天才で名声を勝ち得た笹井博士は、輪をかけた天才に科学の夢を託した。それがSTAP細胞だったのだ。STAP細胞とは、笹井小保方の両天才の夢であり、成せる業であったのだ。

STAP事件という小保方事件は隠れた笹井事件だったのである。ここに笹井博士自殺の根源がある。STAP事件は小保方笹井事件、否、笹井小保方事件だったのである。2人の天才の夢が事件によって徹底的に打ち砕かれた。天才はその領域が壊されたら生きる事はできない。笹井芳樹博士の自殺はこれである。笹井博士は小保方晴子とは異なる社会的圧力にも曝されていた。しかし、自殺を決定づけたのは天才の否定である。しかし、笹井博士には小保方晴子への夢託しが救いとしてあった。万感の思いを託した遺書を小保方晴子に残す事ができた。笹井博士の天才は壊されたが、人間としての救いはあった。

笹井博士の自殺は天才科学者の自殺であった。追い込んだのはブラックマスコミである。日本の宝を破壊したブラックマスコミ。その存在は絶対に許されてはならないのである。

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