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内閣府のHPにPKOの一環としての国際的な選挙監視活動の項目がある。紛争地域で選挙が行われる場合には当然の事だろう。アフリカなどでの活動の様子が紹介されているが、国際的監視団を構成する国々も本当は監視した方がいいのではないだろうか。PKOが想定する選挙不正は選挙管理もままならない未熟な国家に於いて起きるが、選挙管理ができている先進国、中進国でも不正が起き得る事は多くの実例が示している。選挙は権力を巡る戦いの1つの形態であり、その実相は簡単に管理し切れるものではない事が読み取れる。極々小さな選挙なら不正発生の可能性はほとんどないが、そういう選挙は極々小さな権力しか関わらないから仮に不正が発生しても影響はほとんどない。問題は国家レベルの選挙である。国家権力争奪戦、国家利権争奪戦が国政選挙の本質である。そんな大変なものが簡単に管理し切れるものだろうか。管理体制がしっかりしているように見えても、管理者が権力側なら公正な管理の期待はそもそも無理という事になる。国家権力争奪戦、国家利権争奪戦の一方の当事者が管理するのであれば自分に有利な、つまり不正管理が行われる蓋然性はどうにも否定しようがない。

選挙に於ける管理とは不正管理かも知れない恐れが常にある。国家レベルの選挙の管理は膨大な規模に達する。当然ながら管理者は権力側である。争奪戦の一方の側が管理者なのだから、管理が公正に行われている事が監視される必要が出て来る。極々小さな選挙は管理も小さくて済むから、選挙参加者の監視の目も行き届く。管理者も参加者も少数なら監視は自動的に行われる。監視が行き届けば選挙不正は行えない。選挙は監視が命である。選挙というものの構造が監視を必要とする。監視が無ければ選挙の管理は不正になる恐れが常にある。それが選挙というものである。選挙に於ける管理の本質実態に覆いをかけているのが実際である。総務省が公的機関が厳しく管理している事を以て国民に安心を求めているが、権力側の不正から国民の目を逸らさせる目的があるようにしか見えない。

発展途上国、紛争国で選挙監視が必要になるのは、選挙の本当の姿が露わになるからと考えられる。選挙は権力側が選挙を管理するという問題が根底にある。それは仕方ない事で、それ以外にやりようがない。選挙にはこういうどうしようもない問題点が初めから内包されている。権力側はこの点を表に出さない。プーチンは自らの選挙で権力側として監視カメラ20万台を設置した。自ら公正選挙に一肌どころか十肌くらい脱いだ。日本でもやればいいものを、選挙と監視を結び付く事を一切しない。日本で選挙と監視が結び付くと、大変な事になるのだ。権力側は選挙と監視の間に巨大な壁を設ける。そこに日本のブラック政権の命運がある。

選挙とは簡単なものではなかった。選挙の本質的問題は清き一票という有権者側の投票(率)の問題ではなく、開票集計側つまり権力側の管理問題であった。構造的不正要因がある。選挙管理員会は選挙になると国民に清き一票を呼びかけるが、自らの問題は一切表にしない。選挙の根本的構造問題が国民の監視の必要を説く。権力側は国民の目をこの問題から逸らし続けて来た。そして不正選挙体制を構築した。そして日本を世界に冠たるブラック国家にしたのである。日本国民は今こそ選挙の根本問題に目覚める必要がある。権力側の管理と国民の監視があって選挙が成り立つ。国民は堂々と主権者の地位を主張しなければならない。主権者だから権力側の管理具合を監視できるのである。選挙の根本問題は国民の監視によって解決される。

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