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ミンスク合意(ウクライナ停戦合意)に関して各当事者から声が出てきている。やはり16時間のマラソン会議の余韻未だ冷めやらぬ感じだ。この会議は実質はプーチンとオバマの会議である。しかしオバマがいない会議だから、結論が出る訳がない。結論の近いものが出ても、オバマ抜きの結論が本当の結論になる事はない。

一体何故オバマ抜きの会談になったのか。何故独仏が主導したのか。米の企画制作のウクライナ騒動が、米の仲間のEUにとってギリギリの状況になってきたからだ。米は更にウクライナに兵器を供給して騒動を拡大しようとしている。これに対してEUはもう限界だと和平工作に動き出した訳である。EUはギリシャ問題も火を噴き出して、EU崩壊の原因を2つも一挙に抱え込む事になった。この2つの問題とも大本の原因、企画制作は米である。紛争のでっち上げ、金融詐欺である。そもそもEUなるもの自体、企画制作が米と言ってもいい。正確に言えば偽ユダヤ経済権力である。

同じ糸で操られる米とEUであるが、EU各国はそれぞれが独自の民族と歴史と文化を持つ。米とは全く違う国家群である。偽ユダヤ経済権力の純粋培養国家米とEU各国は、同じ糸で操られてもとことん同じようにはならない。同じように動ける所とこれ以上は無理という所がある。ウクライナ紛争はその無理の所に来たのである。制裁の更に逆制裁でEUもロシアも大きな痛手を蒙っている。米はいい気なもんである。ロシアは中露連合、更にBRICS、更にアジア南米と支持者を増やしている。制裁の効果は実質的に何にもない。EUはロシアのエネルギー資源に生存を頼っている。ロシアがこの資源を断ってしまえばEUは即座に大混乱である。EUは最早米の火遊びにお付き合いできる状況ではなくなった。独仏主導の停戦会談はこうやって米抜きで行われた訳である。

プーチンの度量の大きさと読みの深さで米抜きの会談に合意を齎す事ができた。しかし、米抜きの合意の実効性に疑問が出るのは当然である。会議を主導した独仏にしても、合意締結直後におかしな行動を取っている。メルケルは対露追加制裁に変化なしと言い、オランドは強襲艦ミストラルの対露受け渡しの条件は整っていないと言う。唖然とさせられるが、それだけ合意の実効性が薄いという事だ。今回の合意は真の合意には程遠い。取り敢えずEUの危機感が合意を必要としたという事である。こうこれ以上の不安定化は御免と言うEUの思いに答を出した。小休止に過ぎない訳である。

ポロシェンコは米とEUの間でまた裂きに遭い、独仏は米とロシアの間でまた裂きに遭っている。偽ユダヤ経済権力の純粋培養国家米は実に厄介な存在である。人類にとってこの培養物は異物である。どうにもこうにも消化できない。その巨大な重さに人類は喘ぐ。米の仲間であるEUですら呻吟していた訳である。米国民自体も喘いでいるようで、各州はワシントンの縛りから解放されたがっているようで、厄介もここに極まれりである。

プーチンはこういう全体の風景を眺めながら、中露連合としてこの厄介者から人類を解放しようとしている。今回の合意は人類解放計画の入り口に過ぎない。厄介者は依然として厄介者のままで、根本的な解決策が求められている。今回の合意はそこに関わっているものではない。

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