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ネムツォフ暗殺事件の容疑の拘束者は5人になった。もっと増える可能性がある。今一番の注目点は、ロシア治安当局がこれらの容疑者達が外国人とコンタクトを取っていた証拠を持っているとロシアマスコミが報じた事である。電話盗聴なのか写真撮影なのか他の何かなのかはわからないが、事件への外国勢力関与の可能性が非常に高いと睨んでいる事が判明した。プーチンが治安機関幹部達への演説の中で言っていた政治的背景が明かされる可能性が見えて来た。プーチンが公の席で政治的背景に言及し、事件はロシアの恥辱と言った事からも外国勢力によるプーチン政権への攻撃である事は明らかである。暗殺実行犯の拘束で終わったのでは意味が無い。事件の本当の黒幕に達する事がプーチン勝利の条件になる。いよいよそこにプーチンが手をかけたという事である。

拘束された容疑者に中にチェチェンの現役軍人がいたが、事件はネムツォフのイスラム教徒への発言が理由だったと言っているようである。つまり、プーチンが言うような政治的背景じゃなく、個人的宗教的問題としている訳である。この可能性は当初から言われてはいたが、それが出て来た事になる。多分初めからの予定であろう。大きな政治的背景にまで捜査のメスが入らないように煙幕を張っているのだ。あの愛人モデルが個人的宗教的問題に絡んでいるとは思えない。イスラム勢力の為にネムツォフを誘い出したとは考えられない。ネムツォフがイスラム教やイスラム教徒について何と言っていたのかは知らないが、公の政治家がそれも野党のトップの立場の者が特定の宗教勢力を敵に回すような発言をするとは思わない。誤解を招く程度の発言はあり得るが、暗殺に至るような決定的発言は無い筈である。落ちぶれた野党政治家を暗殺して意味があるのか。

治安当局は一体どんな外国勢力とのコンタクトを掴んだのだろうか。この報道でその外国勢力は凍り付く。この報道は強烈なメッセージであった。プーチンは既に詳細に知っているだろう。キエフなのかマケインなのか・・・マケインだったらお笑いである。何れにせよ、事件は攻守が完全に入れ替わった。今度はプーチンが一網打尽にする番である。マレーシア機撃墜事件とは違い、今回は全ての証拠、犯人をロシアが握っている。プーチン本人が捜査の最高指揮官であり、どう事件を料理するかの決定権を握っている。この事件はプーチンを狙ったロシア国内、クレムリンの庭で起こった事件であり、プーチンに恥辱を感じせしめた事件である。プーチンの憤りは想像がつく。半端な結末はあり得ず、場合によっては米欧との戦いに決定的勝利を与える可能性もある。KGB出身のプーチンにこうした事件を仕掛けた事は、正に飛んで火にいる夏の虫の如しである。外国勢力が判明すれば、歴史の大きな歯車が動き出す。マレーシア機撃墜事件で既にそれが起きて良かったのだが、ロシアは事件捜査の主体ではなかった。しかし今回は主役はロシアプーチンである。相手の仕掛けた動きを捉えて一本に仕留める事ができる。柔道の達人プーチンの真骨頂が示される。

ロシア治安当局が掴んだ外国勢力とは何処なのか。いよいよ最終章である。

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