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嘗て首相として或いは政府関係者として誰一人として用いた事の無い「我が軍」なる表現を、現役首相が国会質疑の中で堂々と披露した意味は凄いと言わざるを得ない。細野は「それを言っちゃおしまいよ」と言っていたが、その通りである。おしまいなのである。我が軍と自衛隊は厳格に区別されている。何故自衛隊なのか。軍隊ではないからだ。事実上軍隊であっても軍隊と呼んではならない状況が日本にはある。平和憲法が軍事組織を自衛隊と呼ばせている。

我が軍とは我が国の軍隊である。我が国の首相は自衛隊を我が軍と決して呼んではならない。公式の場で呼べば憲法違反発言になる。首相の我が軍などあり得ない。安倍は姑息に平和憲法を破壊しているが、それでも我が軍とは言えない。何故なら平和憲法はまだ生きているからである。死んではいないのである。仮死状態だが死んではいない。首相が我が軍と言えば、憲法はお葬式である。

自衛隊という言葉は完全に国民に浸透している。そこには日本軍とは完全に一線を画する精神があるからである。自衛隊という言葉が国民に浸透したのは、日本軍ではないからだ。自衛隊内の階級呼称でも日本軍の階級呼称を用いていない。陸軍大佐は一等陸佐である。海軍中尉は2等海尉である。陸軍2等兵は2等陸士である。自衛隊と日本軍は事ほど左様に完全に名称を違えている。あの戦争が日本国を破滅に追い遣り、平和憲法ができた。再度軍事組織を作る必要が生じても、軍隊ではないという条件が必要だった。それは国民の意識にも沿うものだった。自衛隊という言葉は平和憲法と国民意識が今日まで有らしめたものといっていい。

従って現役首相の我が軍発言などあり得ないのである。平和憲法も蹂躙し、国民意識も蹂躙するというダブルの蹂躙行為である。そんな事を国民の代表者である現役首相がやる事は平和憲法が存在する限り、安倍以外にあり得ない。何故こんな事が起こり得たのか。そこに不正選挙がある。小沢事件がある。安倍が首相に再度なるなどこの2つが無ければあり得なかった。民主主義が完全に破壊されなくては起こり得なかった。なるべき者が首相になれず、なってはならぬ者が首相になった。そこには途轍もない質的変化が伴う。安倍はもう十分にこの質的変化を見せ付けていたが、遂に我が軍発言に達したのである。究極の質的変化としての我が軍発言に注目しなくてはならない。

安倍の頭の中では自衛隊は疾うに日本軍だった。安倍の日本軍への思い入れは正に心底のものであり、我が軍となるのである。安倍政権は民主主義破壊、日本国憲法破壊の上に存在し、平和憲法下の自衛隊が安倍の我が軍となったのも理に適っている。我が軍発言によって安倍の正体が完全に自白されたのである。

この辺りをきちっと理詰めで追及して行けば、安倍は首相を辞任せざるを得なくなる。民主党は国会で追及するらしいが、こちらも不正選挙と小沢事件の仲間であるから徹底追及はない。ネット言論、国民言論によって辞任に追い込む以外にない。

安倍は既に国際的にどうしようもなくなっているが、今回の発言でいよいよ決定的になったと言っていい。国内からも国外からも安倍を辞任に追い込む事である。

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