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 昨日のNHKスペシャル「知られざる大英博物館『古代エジプト』」はなか
 
か面白かった。
 
いまいち切り口が甘いなと思いながら観続けている「平清盛」(それでも
 
「江」に比べればはるかにましだが)の後、最初だけ観て消すつもりだっ
 
 た。
 
 どうせありきたりのエジプト文明の紹介だと思っていたからだ。
 
 しかしナレーションを聴いて考えが変わり最後まで観ることにした。
 
 大英博物館に眠っていたいままで研究が及ばなかった庶民のミイラをCT
 
で解析した成果を放送するというのだ。
 
 彼ら庶民は絶対的権力を持ったファラオの奴隷ではなかった。
 
 明らかにされたのは、意外に豊かな暮らしをして我々と同じような喜び
 
や悩みを体験する彼らの姿だった。
 
 続く

「田舎教師」の舞台である羽生の東北道のパーキングエリアはよく利用した。

羽生や行田や古河などの地名を文章の中に見つけると、明治中期の景色が思い浮かぶような錯覚に陥る。

主人公の清三青年が勤めていた弥勒の小学校は、地図で見ると羽生で降りてすぐのようだ。

今なら東京から車でひとっ飛びの距離だ。
  
続く

「燃えよ剣」 上巻

 司馬遼太郎は、土方歳三について「トータルに言うとゴロツキだなあ」とコメントしたと伝えられる

が、一方では新撰組、土方が本当に好きだったという見方もある。

同じ小説でも「翔ぶが如く」は、特に後半は歴史そのものを記述している史伝であるが、

「燃えよ剣」は良く撮れた一枚だけ残る美青年然とした土方の写真から話を膨らませていった娯楽小説と

しての要素が強い。

 有名な池田屋事件は、攘夷の志士、古高俊太郎を土方が指揮して拷問に拷問を重ね陰謀を白状させた

ことが発端となっているが、「燃えよ剣」では土方は自分の意思により拷問に参加しなかったように

書かれている。

 続く

 西南戦争に対しては「時勢に合わなくなり旧時代の遺物になった武士たちを、

西郷隆盛が包み込むようにして彼らと共にこの世から消え失せた」という言説を聞いたことがあり、

私もなんとなくそういうイメージを持っていた。

 西郷が、士族たちが日本の発展の阻害要因になると十分自覚して始めから負けるつもりで戦ったという

ふうに、なんとなく思っていたのである。

 もちろん歴史はそんな綺麗ごととして語れるものではない。
 
この時期の西郷は、権謀術数を操り知略に富んだ、坂本龍馬暗殺の黒幕とさえ疑われる幕末の西郷とは

別人となり果てていた。

 続く

 ようやく10巻目に突入し、後2章を残すのみとなった。

ここまで読み進んでまず思うのは、小説の力は偉大だということである。

もうひとつ、小説はさまざまな目的によって書かれるものであり、そのこと自体は是非を問われるような

ものではないということだ。
 
 だから文章の美しさを追求するのだけが小説ではないのだが、得てして才能のない人ほど

なんらかの目的によって書かれた小説を認めようとはしない。

もちろん自分のことは棚に上げて言っているのである。念のため(笑)。

 司馬遼太郎は、明治初期の九州地方の時代風景、西郷を始めとする人物像を小説という

鳥瞰図に描くことによって、多くの読者を得て比類なき影響力を持ったのだろう。

論文形式の文章だったら、同じように多くの人に理解され共感を得ることはできなかっただろう。

 続く

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