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造海城

訪問 2018年 2月

駐車場 有り(灯籠坂大師駐車場)
案内板 無し

 
 先日、ヤフーブログ終了という衝撃ニュースがありましたが、当面このブログは通常営業を続けます。終了後の方針は未定ですが・・


 さて、今回は久々になる房総のお城紹介「造海城」です。

 造海城は名前に「海」の文字が付くだけあって、立地は東京湾の出口である浦賀水道に面した半独立丘を利用して築かれています。
 
 水軍の根拠地としての側面が強いいわゆる海賊城のカテゴリーに入るのでしょうね。

 築城者は上総武田氏ですが後に安房の里見氏の城になり、浦賀水道を挟んで対峙する後北条氏との最前線の城郭であったと思われます。

所でこの「造海城」の読み方が特殊と言いますか、普通は読めないですがこれで「つくろうみ」と読むそうです。


イメージ 1
   造海城址に残る石段

 岩盤を削り込んだダイナミックな造作と石積遺構が組み合わさる特異な光景がこの造海城最大の特色でしょうか。
 
 普段は関東平野に残る土の城に慣れた目にはこれが大変新鮮で、国内の遺跡と言いますか、どこぞの国に残る巨石文明の遺跡の中を歩いているような妄想が巡ってきた遺構です。
 
 従って今回は縄張りの解説よりも画像を多めに紹介したいと思います。
 

場所は以下のURLを参照して下さい。



イメージ 2
 現地にも一般にも適当な縄張り図が存在しない為、またしても余湖さんのHPから縄張り図を借用いたします。



イメージ 3
 造海城の案内標識はないので訪城は麓の灯籠坂大師を目指すのが無難です。
 
 国道127号のトンネル手前にある赤い門を潜ると右手に灯籠坂大師用の駐車スペースが用意されてます。 
画像は振り返って国道側を見て撮影。


イメージ 4
駐車場から徒歩で進みますとこの素掘りのトンネルがお出迎え。
 いい味出してますが 関心するのは次のトンネルを見てからにして下さい。


イメージ 5
どーんと広がる説明不要の大迫力。
 
 砕石跡をトンネルとして活用しているのでしょうね、異常に高く掘られてまして独特の景観を誇ってます。
 人気スポットですが早朝なので独り占めさせてもらいました。


イメージ 6
先ほどのトンネルを抜けますと灯籠坂大師の参道になります。


イメージ 7
その説明板。


イメージ 8
まずはお参りを済ませます。


イメージ 9
 造海城へのアプローチはここ、灯籠坂大師の裏手にある岩盤堀切からになります。
 特に案内はありません。


イメージ 11
岩盤堀切を登ってからは尾根を進むだけです。
 尾根沿いには作業道があるので城へのアプローチは難しくはありません。


イメージ 10
途中 岩を勝ち割ったような所があります。
 恐らくここには門や柵のような障壁を設けて城への侵入を警戒していたのでしょうかね。


イメージ 12
先ほどの大迫力トンネルの上あたりでしょうか、眺望が開けて東京湾と造海城(左手の山)が一望出来ました。


イメージ 13
尾根道はまだ続きます。
 ここは道を掘り込んで両側の小郭の間を通してます。


イメージ 14
振り返って撮影。 道の両側は石積みではなく岩盤を削り込んだもの。


イメージ 15
尾根が終わり造海城本体がある山容に至ります。


イメージ 16
造海側から同地点を俯瞰で撮影。
 動線は弧を描いて画像で言うと右手に90度ターンします。


イメージ 17
ここの折れも岩盤を削り込んで造られています。 


イメージ 18
そして道は奥に進みます。


イメージ 19
法面には石積み遺構も残ります。


イメージ 20
そして右に90度折れて岩盤虎口がお出迎えです。
 これ、石垣じゃなくて岩なんですね。
 どうですか、とても日本のお城とは思えない光景じゃないですか?


イメージ 21
虎口を抜けると岩盤を削り込んだ切岸と石積が組み合わさった独特な光景が広がります。
 うーん房総のお城、侮りがたし。


イメージ 22
まるで巨石文明の遺跡でも歩いている気分になります。


造海城2 に続きます。

  • おはようございます。
    凄い工事だったのでしょうね!
    この大土木工事はどの程の期間、どれ程の人数で行われたのでしょう?
    見応え十分です。

    サービスエンジニア

    2019/3/10(日) 午前 7:14

    返信する
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    こんばんは。
    ものすごく迫力のある、最高のトンネル写真ですね。堀割りとのコラボが素敵です。みた限り、亀裂や風化も発生していないですね。花崗岩よりは砂岩でしょうか。
    今年一番の気に入った写真です。是非、見に行って岩を触りたいです。
    そして、1枚目の写真の直ボリと石段も素敵です。ここは良い場所ですね!

    [ chinu ]

    2019/3/10(日) 午後 9:14

    返信する
  • 凄い城跡ですね。
    以前、房総半島を一周したが、富津市にはフェリーで上陸して館山方面に向かうのに通過しただけでした。
    こんな城跡があったとは、驚き。
    岩盤の多い城跡は石垣なんかいらないですね。
    というか、いつも思うが岩盤を砕く作業は危険多すぎ!
    当然ながら、見て歩くのも危険なのでは?
    馬《●▲●》助ヒヒーン♪

    [ 馬秀のすけ ]

    2019/3/10(日) 午後 10:08

    返信する
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    サービスエンジニアさん コメ有難う御座います。
    房総のお城はまだまだ素人なのですが、この辺りの城郭は侮れません。
    あんまり有名な武将や合戦がないので知名度は地味な地域ですが お城は見ごたえありますねぇ。

    黒鍬

    2019/3/10(日) 午後 10:53

    返信する
  • 顔アイコン

    chinuさん コメ有難う御座います。
    岩質に興味が湧くのはさすがです。 この辺りは堆積岩です、恐らく砂岩でいいと思います。
    同じ岩質は対岸の三浦半島や鎌倉辺りの断崖でも目にする事が出来ます。
    次回以降に触れるつもりですが、石段は恐らく城郭遺構ではないと思います。
    どうももうちょっと最近と言いますか、神社等の施設がかつてあったのではないかと妄想してます。

    黒鍬

    2019/3/10(日) 午後 11:00

    返信する
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    馬秀のすけさん コメ有難う御座います。
    岩を砕けば石垣を組む必要もない要害性を持たせられます。最初は手間が掛かりますが、400年経っても崩れない堅牢さを保持できるので初期投資を掛ければ後のメンテナンスは最小限に抑えられるのでなかなかに経済的な城郭と思えます。

    ちゃんとした城郭としての整備はなされてませんので 歩くにそれなりの山城スタイルが必要ですね。

    黒鍬

    2019/3/10(日) 午後 11:05

    返信する

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