熟年夫婦の明日香村移住日記

05年にしぐれさんと憧れの飛鳥に転居した、元東大全共闘、ムラ弁護士のカキシャンの文化に目覚める日記

人の生き死にについて

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最近、医療過誤に抗議して、病院を睨んで,ジタバタせず焼身自殺した人(キーワード検索 医療過誤 焼身自殺 参照)のことがずっと気になっています。

火で死んだということから、快川和尚のことを考えています。

NHKの大河ドラマ・風林火山の甲州武田家は、織田信長によって滅ばされましたが、その最後の局面で、武田信玄の菩提寺たる恵林寺で焼き殺された快川和尚は、「 心頭滅却すれば火も自ずから涼し」といって最後を終えたと言われています。

こうした説話は、井上靖さんが「風林火山」で取り上げて以来、何となく気にはなっておりましたが、武士道に強烈な影響を与えた禅宗のこの僧侶の最後の言葉の真実性に、この医療過誤に抗議して焼身自殺した人の伝えられる様子を通じて、一歩近ずくことができたと感じました。

ちなみに、「心頭滅却・・・」は、「碧巌録」にあるそうです。

「安禅必ずしも山水を用いず、

   心頭滅却すれば火も自ずから涼し」

以上のことは、「難儀でござる・一句、言うてみい」(岩井三四二・光文社)で知りました。

友人の死で、人の生き死にということに、つい心が向いてしまいます。

そしてこの命題についてなら、 司馬遼太郎さんを基準として考えることにしています。

司馬さんに魅せられて、ほぼすべての文庫本は揃えました。

「長州武士の肝っ玉お見せ申す」として決起し、明治維新への回天の原動力となった高杉晋作は、「世に棲む日々」で知り、その心意気に心酔し、豚児3には、「晋」の一字を頂きました。

坂本龍馬の「龍馬が行く」は、学生時代から数えて何度か節目の難儀な時に、読みふけり、何とか局面を越える糧の一つとさせて頂きました。

真に、日本の国民文学者として尊敬すべき人であり、天才とはなにか、という問いに対する答えに値する人です。

この司馬さん、紀伝体による歴史叙述を発明した中国後漢時代の史家『司馬遷に「遼に 」及ばない,という思いから、このペンネームにした』というほど謙虚な方です。

私が、司馬さんの後継者として今夢中になっている井沢元彦さんは次のように述べています。

『司馬氏は日本人というものの不可思議さ、日本史のもつ独自性といったものを、きわめてわかりやすい形で我々に示してくれた大作家であった。その突然の死によって、日本人が失ったものは限り無く大きい』(逆説の日本史・4・中世鳴動編・あとがき)

生かされる命

友人HHの死因は、スキルスでした。

発病し、病院に担ぎ込まれたときには、手術そのものが出来ないほど、体力が消耗していました。その後、医師も驚愕するほどの生命の維持ができたのは、HHのもって生まれた強い心臓のおかげであったそうです。

これほどの、恐ろしい害悪を有するスキルスに、じつはわたしも10年前に犯されました。

罹患して1年きづかなければまず助からないといわれるこの進行性ガンを罹患当初に発見していただいたのです。

当時3人の子供も幼かったので、「死ぬわけにはいかない」ということで、1年ごとに人間ドックのお世話になっておりました。

10年前、ドック検査の後、バリウムの胃検査で、気になる点を見つけたので再検査したい、と先生から言われ、胃カメラを使った細胞検査をしたら罹患したばかりのスキルスと判明しました。

早速、先生のご紹介で阪大病院に入院し、胃の下部半分を取り、スキルスを排除してもらいました。

この手術の際、阪大でも改めてスキルス細胞検査をしましたが、専門医が、それを確認するのに頭を抱えるほど罹患部分は微小だったそうです。

最初に発見した先生の技量がどれほどのものか、これでも分かります。

かようにして私は、失うべき命を永らえることが出来ました。

先述した脳動脈瘤とこれに続く胃がんの早期発見の経過は、人の運というもの、定めという要素を払拭できません。

そして、私を、スキルスから救った甲聖会紀念病院(吹田市)の名医・甲斐沼先生に改めて感謝いたします。

先生とは、奥さんが私の高校の同級生で在ったことが機縁でした。

一期一会といういいことわざもあります。

友人HHの通夜で、懐かしい、数十年ぶりの邂逅がありました。

中でも出色なのは、今温泉評論家としてマスコミで大活躍中の石川理夫君。

学生運動のお疲れを癒すために全国の温泉につかりまくったという実績は,他を寄せ付けません。

悪友は、東大法学部出の温泉評論家を珍重しているんだとひやかしますが、やはりその実力が評価されているのです。

妻のしぐれは、この石川君のミーハー的大ファン。「センセ、ぜひ奈良・吉野の温泉にいきましょう。」と大興奮。

こちらも悪乗りして、「一講演何ぼや?」と聞いても、なかなか答えないので、「50万ぐらいか?」と水を向けると、身を乗り出して「それだったら、なにをおいてもくる」というお答えでした。このやりとりで大体相場の見通しをたてました。

石川君に奈良の温泉振興に一肌脱いでもらうことを考えるという楽しみができました。

ただ別れ際に、「今は、独り身の自由人です」とにゃっと笑ったのが、なんとなく気になります。甘い、インテリマスクで、学生時代から女性に人気があったうえに、温泉で肌つやつやの若やぎぶりなものですから。

友人HHの告別式で、抜群のスピーチをして友を送ったのが、「早稲田の大北村」さん。

当時の全学連の一派を率いた早稲田大学第一政経学部の学生で、抜きん出たリーダーシップを有し、カリスマ性、オーラを感じさせる人でした。

途中で、高知の実家のカメラ販売業を引き継ぐために運動からあしを洗ったと聞いたときには、昔風の転向議論にもさらされたようですが、不思議なことにその後そう問題となることなく、ご本人も意に介していないように振舞われていまして、じつに奇妙で面白い風景を現出される方なのです。

そして、彼は引き継いだ高知の地方企業を東証に上場する企業に育て上げました。

人間の持つ根源的能力は、イデオロギーや置かれた位置の変化を乗り越えていくいい実例です。

この「早稲田の大北村」こそ「カメラのきたむら」のオーナー会長・北村正志さんその人なのです。

凡百のサラリーマン社長ではない、投資家にとっても,要注目の人物であることは間違いありません。

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