菜の花の咲く関東の街角から(伊良林正哉)

この関東の街角から、花の便りをお届けします

大学院生物語

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僕の実験日記(2)

伊良林です。おはようございます。本格的な実験を始めて早いもので四ヶ月が経過しました。その前までは、お上からの丸投げ仕事をこなすことで精一杯という状態で、時間をかけて実験をすることがほとんど出来ませんでした。この四月に独立したラボを運営することになり、本格的に実験を始めたという経緯があります。最初の頃は、あのウエスタンですらまともには出来なかったんですが、ようやく昔の感覚が戻ってまいりました。さすがに年齢には勝てません。老眼と体力の衰えを隠すことは不可能です。それでも、なんだかポスドクをやっていた頃に戻ったような気もします。あの頃は若かったですし、実験の他にはやることもなかったですしね。加えて、予備校のバイトで糊口をしのいでおりましたので、人並みの青春というものもなかったです。それでも、将来はプロの研究者になるんだという強い気持ちを持っておりました。その気持ちが当時の私を支えていたものだと思います。なんでもいいんですよね、夢中になれる何かを見つけることが出来れば。私の場合んは、それは研究でした。今年の八月末に、県内の中高生を対象にしたサマーサイエンススクールを行ないました。私は統括責任者の立場で運営に参加しました。プログラムの最後に、フリーデイスカッションを行ないましたが、その際に生徒さんに対して次ぎのような言葉をかけました。「つまらない人生とな、どんなものでしょうか?」。いろんな意見が出ました。私の拙い経験から申し上げますと「つまらない人生とは、やることもなく有り余る時間を持て余す人生」というのが、それに該当します。仕事でも趣味でもいいんですよ。夢中になれる何かを見つけることが出来れば。人生というものは、時として辛いこともあり厳しい側面を持っておりますが、一方では面白くもあり、楽しい側面を持っております。本記事におきましては、引き続き「僕の実験日記」を掲載させていただくことに致します。今後とも、よろしくお願い申し上げます。伊良林拝

僕の実験日記

伊良林です。お世話になっております。さて、私は今年になってから以前のように本格的に実験を再開しました。六年前に「鬱病」で入院してからは、デスクワークが中心となり実験量が激減したという事実があります。それでも、毎年のように業績を出してこられたのは指導しておりました大学院生、留学生の皆さんのおかげです。しかしながら、事情が変わってしまいました。大学院生の大部分をお上に取り上げられまして、現状では大学院生が一名、留学生が一名となってしまいました。これでは毎年のように業績を出していくことは不可能です。可能な限り総説でも書いてしのごかとも思いましたが、総説というものは厳密に申し上げますと業績にはカウントされません。従いまして、私が現場復帰をしなければ研究室はおとり潰しになるでしょう。恥ずかしながら、私が筆頭著者の論文は2009年で途切れております。この年齢になって筆頭著者というのもどうかと思いますが、学生さんの実験をサポートしつつ、自分なりの実験をやっていきたいと考えております。若い頃には一日でやれた実験が三日もかかることもありますが、もう一度、ポスドク時代に戻ったつもりでやっていきます。本記事には、私の毎日の実験のあれこれを記載していきます。独り言と考えていただければ幸いです。今後とも、よろしくお願い申し上げます。伊良林拝

大学院博士課程とは

伊良林です。おはようございます。八月の下旬とはいえ暑い毎日が続いております。ヒグラシやツクツクボーシの鳴き声が聞こえ始めましたので、季節は少しずつ秋に向かっていると思います。この時期になりますと、大学院の入学試験が始まります。うちの講座では、大学院博士過程の試験を受けたのは二名だけです。他の人材は大学院修士課程で修了し、企業に就職します。大学院の定員が激増して、今ではほとんどの希望者が大学院生になっております。しかしながら、学位を取得した後のポストの絶対数が不足しているために、熾烈な椅子取りゲームが行なわれているというのが実情です。高学歴ワーキングプアという言葉すら存在します。教員の立場から申し上げますと、博士課程にまで進学してもらいたい学生さんはおりますが、将来の保障を与えることが出来ないために、本人の意思に任せることにしております。将来というものは、自力で切り開いていくものでしょう。そのために必要な手助けはいたしますが、ポスドク以降のことは分かりません。大学院博士課程の学生さん達の生活ぶりにつきましては、拙著「大学院生物語り」に書いて出版しております。ご興味のある方は手に取ってみてください。本記事におきましては、大学院博士課程に求められるもの、学生の方々から見た博士課程の実体などをお寄せいただければ幸いです。伊良林拝

大学院生物語(4)

伊良林です。おはようございます。私は生命科学の研究者をしております。また、某大学の大学院の准教授を拝命しておりまして、日々、大学院生や留学生の研究指導をしております。実は、「大学院生物語(3)」の記事にいわれのないいたずらコメントが多数記載されるようになってしまいました。削除の方法を知りませんので、新しく本記事を立ち上げた経緯がございます。今は、お盆休みの最中でして、手狭な研究室もがらんとしております。大学院の修士で終わる学生さん達は、そろそろ就職活動に入ります。博士課程に進学する学生さん達は、試験勉強とともに実験を繰り返して一本の論文にする努力をしなければなりません。学生さん達が間違った方向に向かわないように、指導するのが私の役割といえるでしょうね。また、彼らの最初の論文については、私が書きます。二本目の論文については、とりあえず本人に書いてもらい、私が添削します。とはいえ、ほとんど全面的に書き直すことにはなりますが、このようなプロセスを介して研究者として成長していくものだと思っております。皆様方におかれましては、このような理系の大学院生を応援していただければ幸いです。伊良林拝

大学院生物語(3)

伊良林です。毎日、ご苦労様です。皆様方のおかげで「大学院生物語(2)」に寄せられましたコメントが100件に近くなりました。ありがとうございます。このたび、新たにその続編と致しまして「大学院生物語(3)」という記事を立てさせていただきます。本記事におきましては、理系の世界で暮らす大学院生を含めた若手の研究者予備軍の方々の興味深い日常を記載していきたいと思います。巷間「理科離れ」と言われております。この傾向に危機感を持っているのでしょうか、大学の理系学部の名称も実にバラエテイーに富んだものとなりつつあります。見ただけでは、何をやっているのか分かりかねる名称もあります。私見ですが、そんな名称でアピールするのではなく、内容でアピールしてもらいたいものだと思います。学部の名称なんて昔のままでいいんですよね。その方がピンときます。理系人間は、とかく誤解されがちな面があります。しかし、そんな彼らと毎日のように接しております私の目には、実に愛すべき人達に映ります。たまには、とんでもないことをやってくれますが、それはどこの世界でも同じようなものだと思います。宣伝になりますが、本記事の原点にありますのは、私が二年前に出版しました「大学院生物語り」というタイトルの小説にあります。ご興味のある方は、お読みになってください。それでは、今後とも、よろしくお願い致します。伊良林

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