菜の花の咲く関東の街角から(伊良林正哉)

この関東の街角から、花の便りをお届けします

ある博士の自壊

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伊良林です。おはようございます。一般の方々にとりましては、理系のしかも生命科学の研究室の内情というものを知る機会は少ないと思います。新聞の科学欄には、毎日のように生命科学関連の発見が掲載されております。しかしながら、新聞の紙面を飾るのはその研究の最終的な結果のエッセンスのみであり、その研究を実施した大学院生や博士研究員の努力なり苦労というものは報道されません。あたかも、その教授が単独で行なったかのような印象を与えがちです。決してそういうことはありません。教授の方々は、自分で実験をすることはありません。教授の指示で実験を行なうのは、大学院生であり博士研究員なのです。本当は、実験の実施者である彼らにスポットライトがあたるべきであると、私は思います。今も昔も、研究室というものは外界から隔離された空間であり、強固とした徒弟制度の残滓が色濃く残っております。大学院生の絶対数が少なかった昔は、それでも良かったのです。教授は大学院生の仕事を受け取り論文として発表することによって、学会でのステップアップをしましたし、またその対価として大学院生の就職の斡旋をしてきたわけです。そこには「ギブ•アンド•テイク」が成立しておりました。つまりは「言うことを聞けば、将来を保障する」という予定調和の世界が広がっていたことになります。しかしながら、大学院生が激増してしまった現在においては、この予定調和というものは崩壊しております。その結果が、一万六千名を越えるポスドクの存在です。私は、この数字を見てあまり驚きません。当たり前のことだからです。逆説的に申し上げるのであれば、この競争社会の結果として、「玉」は残るし「石」は淘汰されるということになります。つまりは、良い者は生き残るし、業績のない者は淘汰されるということです。この構造的な不況の中においては、研究の世界だけが例外というわけにはいかないでしょう。プロの研究者になるという強い意思を持つ者が生き残り、研究の質を向上させてくれるでしょう。そのためには、大学の教員などの公募を純粋公募にしなければならないと思います。あまりにも「出来レース」が多いという現実があります。コネで教員の採用が決まるというのは、あまりにも公平性を欠いております。本記事におきましては、研究室内で日々起こる興味深い出来事の数々を記載してまいります。

伊良林です。おはようございます。当ブログを開設して以来、多くの方々から訪問なりコメントをいただきました。感謝の念にたえません。仕事、学業および家庭生活の中で、おそらく多くの方々は何がしかのピンチに見舞われた体験をお持ちであると思います。自壊、自損、自虐、自傷、自棄など、言葉で表現すればこんなところでしょうか。そんな時、何を思い、またどのようにしてピンチを乗り越えられたかをお知らせいただければ幸いです。当記事に多くの方々がご意見なり、ご体験なりを投稿してくださることをお待ちしております。何卒よろしくお願い致します。伊良林拝

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伊良林です。おはようございます。「人間が壊れる時とは」の記事に多数のコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。私はこれまでに三十名を越える大学院生の研究指導をしてまいりました。いろんな個性の方々でしたが、なんとか落としどころを考えて博士号を取得させました。今では、全国の病院で勤務医として医療活動に従事しております。一方で、博士号を取得した後、さらに研究を続ける場合には「博士研究員」というポスドクをしなければならない現実があります。一年契約の三年までという雇用条件が一般的であると思います。経済的には実に不安定なポジションです。私は三年間ポスドクをしました。運が良ければ常勤のポストを得ることが出来ますが、なかなか厳しいことには変わりはありません。ある大学の教員公募に200名が応募してきたなんて話をしばしば耳にします。採用されるためには研究業績がなければなりません。その熾烈な競争の狭間に「データの捏造」という問題が横たわっているのが現実の有り様です。さらに、とんでもない研究室に入れば、論文になるような仕事をさせてもらえない、毎日のように説教されるなどといったアカハラめいたこともあります。このような問題は理系の研究の世界に限ったことではないでしょう。希望を持てれば、人間は生きていくことが出来ます。しかしながら、そんな希望すら持てない環境では精神を病むヒトが出て来ます。現実に、私は二度目の入院を経験しました。鬱病です。新聞報道によれば、鬱病を含む精神疾患で治療を受けている患者さんの数は100万名を越えるそうです。実際に治療を受けていない方々はもっといるでしょう。本記事におきましては、壊れそうになった経験を語ってもらえれば幸いです。よろしくお願い致します。伊良林拝

人間が壊れる時とは

伊良林です。おはようございます。いつも、多くのコメントをお寄せいただきありがたく思っております。このブログを通して、私はいろんなことを知り、また教えられてきました。世間では、デフレの猛威の故か、企業の業績は下降し、景気が底をうったのかどうかすら分からない不透明な時代に突入しているようです。ちょうど、私がイギリスに留学していた頃のイギリスの経済状況と似ている部分があります。「英国病」と言われた時代です。当時のイギリスの失業率は10%を越えておりました。私は経済のメカニズムを知りませんが、世知辛い世の中になりつつあることは肌身で感じております。年間の自殺者が三万名を越えるのが我が国の状況なのです。私は仕事柄、理系の研究室という極めて狭い世界しか知りません。この狭い世界の中ですら、壊れていく人達がおります。その一部を、私は「ある博士の自壊」という小説にしました。本ブログでは、ヒトが壊れるというのは、どういうことなのか、そしてどのような状況がそうさせるのかを語り合う場にしたいと思います。文章にしたり、あるいは声に出せば、気持ちが晴れることもあります。どうか、皆様のご経験なりをお寄せいただければ幸いです。伊良林

データの捏造

伊良林です。また、出ましたね。データの捏造および盗用です。表面化しているのは、おそらく氷山の一角なのでしょう。何故、このような研究者として恥ずべき行為がなされるのか。いろんな背景があるのでしょう。個人の資質の問題は除外します。過度な競争の故なのか、過剰な名誉欲のせいなのか。どうすれば、このような破廉恥な行為を根絶することが出来るのでしょうか。皆さんの忌憚のないご意見をお待ちしております。蛇足になりますが、私はデータの捏造をテーマにした小説を書いております。「ある博士の自壊」というタイトルです。合わせてご覧いただければ幸いです。伊良林

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