菜の花の咲く関東の街角から(伊良林正哉)

この関東の街角から、花の便りをお届けします

僕のPI日記

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僕の PI 日記(4)

伊良林です。皆様方におかれましては、お元気にお過ごしのことと思います。関東地方では、今週あたりから気温が上昇し始めて、本格的な春の到来を迎えております。研究室として一部独立した一年が経過しました。うちの研究所では、規模からいっても最小の研究室であります。研究室所属のメンバーといえば、僕の他には留学生と学部四年生の二名となっています。本年度は、科学研究費が一本だけということになってしまったことから、この人数を賄うので精一杯でしょう。この三月の末に、学生さんの仕事が論文になりました。さい先は良いのでしょうか。やはり、英文論文というものは継続的に書いていないと、いつの間にか書けなくなるもののようです。たとえ、しょぼい論文ではあっても、就職希望の学生さんにとっては、その障害における唯一の論文になるかもしれません。これまでも、限られた時間の中で実験に取り組む卒業研究生および修士課程の大学院生の学生さんには、こぼれることもなく一本の英文論文になるようなテーマでやってもらいました。「こんなことをやっているから、お前は JBC 越えが出来ないんだ」という声が聴こえてきそうです。その通りかもしれません。研究と教育との困難な境目がここにあります。僕は、どんなに小さな仕事であっても、英文論文として形に残すことが重要だと考えています。若いヒト達にとっては、どうなんでしょうかね、卒業研究と修士課程で英文論文が一本、そして博士課程に進学するのであれば、博士課程で二本というのが好ましいように思えます。うちの大学院では博士課程で一本というのが一般的ですが。臨床であれば、それでいいと思いますが、研究でやるのであれば、博士課程を修了した段階で、英文論文が一本というのはきついです。僕はいつもやるのですが、共著者としての英文論文については、稼がせています。僕はこのようなことをしてもらったことがないので、えらい苦労しましたから。もちろん、それなりの貢献があるというのは前提です。どうやら、一流にはなれそうもありませんが、僕は今の二流でいいと思っています。

僕の PI 日記(3)

伊良林です。平成24年度を迎え、新たな気持ちで研究室を運営してゆきたいと思っております。が、昨年度に応募していた民間財団の研究費が全滅となってしまい、今年もまた研究費の面では苦しい毎日になりそうです。文部科学省の科学研究費補助金の採択率が二割のあたりですので、五人に一人にしか当たらない計算になります。研究代表者として応募できるのは、重複申請の縛りがあり、なかなか難しいのが現実の有り様です。となると、人脈を動員しての分担研究でしのがなければなりませんが、僕のように医学の研究領域における異端者では、なかなかそれも難しいものがあります。新学術領域に食い込みたいとは思いながらも、毎年のように不採択の通知をもらいますと、あーと叫びたくもなります。限られた研究資源の中で、どのようにして業績を挙げ続けてゆくのかが問われます。昨年までは、それでも毎年のように査読制の論文を出し続けてきました。しかしながら、専門雑誌の査読は年々厳しくなっており、「ここまで要求するのかなあ」というコメントが多くなっています。まあ、それでも、なんとか海面から顔を出して、乗り切ってゆきたいと思っております。

僕の PI 日記(2)

伊良林です。日記代わりに文章を綴っておりますが、読み返してみますと、「うーん、いかんな」を連発しておりますね。良くないな、と思います。昨日でしたか、ラボからの帰り道、駅裏のショッピングモールに立ち寄りました。この辺りでは、区画整理が始まっており、数年後には大きな運動公園になる予定だとか。そういえば最近になって、やたらと高層マンションが完成してます。賃貸ではなく、分譲。JR の駅、快速電車が停車しますが、最寄りだし、噂によれば、発売当日に完売するとか。販売価格はいかほどなんでしょうか。おかげで、地元の小学校の児童が急増して、グラウンドを潰してプレハブの校舎を作っていますね。まあ、この辺りは特別なんでしょう。一方で、片側三車線の産業道路を挟めば、我が国でも有数の工業地帯が広がっています。この産業道路、ユーミンの歌詞にも登場しますもん。うちのかみさん、この巨大企業のエンジニアやってます。おっかないでしょうね。絶対、このヒトの下では働きたいなんて思いませんもん。物理屋で、曲がったことは許さない。でも、人間なんて数式では割り切れないと言いたいのですが、それを許さないオーラがあります。生物学なんて学問とは言わないなんて、毎日のように言われてます。ファジーだから、面白いんだけど。ライン部長をやってるようですが、どのくらい偉いのか分かりません。推測しますと、かなり偉いんでしょうね。僕なんかは、万年ヒラですから。そうでした、ショッピングモールでした。日曜日の夕暮れ時、買い物客で賑わっておりました。館内では、「諸人こぞりて」のメロデイー。「そうか、クリスマスなんや」と。立ち止まって、自らの服装を顧みれば、ジャージにジャンパー。おまけは、ボストン•レッドソックスのキャップ。どう見ても、不審人物というのか、人さらいのおじさん。このキャップ、ボストンのフェンウエイパーク。とは言っても、共感してくれるヒトは少ないでしょうが。ヤンキースよりは、ボストンだと思うのですが。グリーンモンスターなんて言っても、なんだ、となります。ジィアンツではなくて、フライヤーズ。大鵬ではなくて、柏戸。日本プロレスではなくて、国際プロレス。田中派ではなくて、三木派。慶応ではなくて、早稲田。東ではなくて、西。三菱ではなくて、三井。どこかに欠陥があるんでしょう。これからも、よろしくお願いします。

僕のPI日記

伊良林です。みなさん、こんにちは。私は本年四月をもちまして独立した研究室を持つことになりました。大学院生が二名と卒業研究生が一名の小さな研究室です。私が鬱病に罹患した大きな原因の一つは、お上に研究費の一部を依存していたがために、多くの大学院生の研究指導、論文作成、投稿論文の審査、留学生の生活支援、雑多な書類の作成などを丸投げされていたことにあります。これらの丸投げをこなしてしまったことから、さらに多くの丸投げをされるようになりました。もう限界という時になって、肺炎になり、ついには鬱病との診断を受けての入院となりました。三ヶ月半に及ぶ入院生活の後、五年前の年末に退院しましたが、相変わらず丸投げがおさまることもなく、昨年六月に再度の入院に至りました。つまりは、研究費という首根っこを押さえられていたがために、お上の言いなりになっていたというのが現状でした。しかしながら、今年の三月の組織改革の結果、ようやく独立を認められました。独立に伴って多くの大学院生を失いましたが、研究室そのものが小さくなったおかげで風通しの良い、しかも無駄な会議などの撤廃を行ない、実験する時間を確保することに重点を置くことが出来るようになりました。私も五月の末から本格的に実験を再開しました。肝心の研究費ですが、本年度は文部科学省の科学研究費、民間財団の研究費、そして大学院の公費を獲得することが出来、なんとかやりくりしております。確かに研究費が潤沢であるとは言い難いのが現実ですが、それ以上にお上から脱出することが出来たという事実がストレスを追いやる結果になっております。お上の兵隊としての十五年を取り戻すべく、新たな気持ちで頑張っております。本記事におきましては、「PI」としての日常をスケッチしていきたいと考えております。「PI」とは、「プリンシパル•インベステイゲーター」の略称であります。つまりは、研究室の主催者という意味になります。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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