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ミドリヒョウモンです。6月にもなると、大型のヒョウモンチョウの仲間が羽化してきます。その名の通り、ヒョウ柄の模様を持つタテハチョウの一群です。このミドリヒョウモンは、平野部から山地にかけて広く分布しており、大型のヒョウモンチョウの中では個体数が最も多いと思われます。本種の羽の裏側は、薄い緑の模様があり、キャッチしてしまえば同定は容易ですが、飛翔中の個体の同定はムリでしょう。先々週の日曜日、市民の森の駐車場のじゃりの上に止まっているのを見ました。羽化直後と思われる新鮮な個体でした。以前、市街地の公園でも見ることが出来ましたが、最近ではほとんど姿を見ることはありません。残念なことです。 |
僕の蝶日記
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コミスジです。茶褐色の羽に白いラインが入っていて上品な印象を与えます。グライダーのように滑空するように飛びますから、飛翔中の本種を同定することは容易でしょう。イチモンジチョウも滑空しますが、こちらの方は、コミスジに比べて多少忙しそうにバタバタさせることがありますし、運動量においては勝っています。サトキマダラヒカゲとともに、雑木林のレギュラーメンバーの一人です。個体数が減少しているということはなさそうです。 |
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ムラサキシジミです。シジミチョウの仲間は、国内に約80種類いますが、本種は大型の方でしょうね。ムラサキツバメと似ていますが、本種には尾状突起がありません。ムラサキツバメの方が、少しだけ大柄ですか。羽を閉じていると、地味な印象を受けますが、羽の表側が紫色でとてもきれいです。成虫で越冬しますから、春先でも暖かな日には活動します。僕が初めてムラサキシジミを見たのは、子供達が通っていた保育園の庭でした。植栽で使われているマテバシイが食草ですから、市街地でも見ることはあります。ミドリシジミと同じくらいに美しいと思えますが、一般にはあまり知られていないのが残念ですが。 |
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タテハチョウの仲間の中でも人気が高いのは「ルリタテハ」でしょうか。青みがかった黒を背景にしてルリ色のラインが入っています。成虫で越冬しますから、春先から見ることができます。羽の裏側は枯れ葉のような模様なので、羽を閉じていると見逃してしまう確率は高いでしょう。夏ともなれば、クヌギの樹液に集まります。スズメバチと一緒にいることが多いですね。まあ、常連さんです。北海道から沖縄まで日本全土に分布しています。飛翔力は抜群であり、飛んでいる姿から本種を同定するのは困難でしょう。アカタテハなんかよりは個体数は少ないと思えます。今年、二回ほど出会いました。 |
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ナガサキアゲハは、本来は南方系のアゲハチョウなんですが、おそらくは温暖化のために北上を続けており、関東地方でも見られるようになりました。モンキアゲハとともに、アゲハチョウの中では最大の大きさを誇ります。雌雄の区別は容易であり、オスは黒一色なのに対して、メスは白化しております。尾状突起を持たないのがナガサキアゲハの特徴でもあります。10年くらい前の広島出張のおりに、新幹線広島駅のホームでナガサキアゲハを見て、追いかけたくなりました。あの当時、関東地方での定着は報告されてはいませんでしたから、感動的ではありました。名前の由来は、江戸時代でしたか、長崎に滞在していたシーボルトが記載したということで、ナガサキアゲハと命名されたそうです。九州地方では普通種です。本年の5月の末に、関東地方の林道内でナガサキアゲハのメスを見ました。ツツジにきていましたね。 |





