杉並の児童館を守る会

0歳から18歳まで 子どもたちが自由に使える児童館を残したい
 すっかりごぶさたしてしまいました。久しぶりの投稿です。
 あんさんぶる荻窪が完全閉鎖された3月31日、「荻窪 子どもの居場所を守る会」のよびかけで、あんさんぶる前に集まりました。閉鎖されたあんさんぶるの前で記念写真をとりました。応援に来て下さったかた、ありがとうございました。
 子どもたちは近隣をランニングのあとおやつ、そして「あんさんぶる」「さよなら、またね」という大きな文字を子どもたちが掲げて記念撮影しました。
 最後は、子どもたちがみんなでいろいろと相談した結果、あんさんぶるにむかって「あんさんぶる、もどってきてください!」と挨拶して終わりました。
 あんさんぶるを取られてもあきらめない、取り戻そう、という明るいイベントでした。

 あんさんぶるが閉鎖されたことを知らない人たちが、次々に訪れていました。6年生の男の子は「知らなかった、学校でもきかなかった」そうです。中学生になる前の春休み。児童館の先生や仲間に話したいことがあったのじゃないかと想像しました。大人の人たちも、あれ?という感じで訪れては、警備の方に説明を受けていました。
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「さよなら、またね、あんさんぶる!」
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引っ越しの車がひっきりなしに出入り
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児童館への外階段もロックされていました

 

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そもそも児童館って何?
 2013年9月に発表された杉並区の施設再編計画で「児童館は全て廃止」と明記されてから3年、区は改定案を発表し、9月30日までパブリックコメントを募集しています。現時点でも多くの意見があがっているものの、様々な情報が飛び交い、何がどう問題なのか分からなくなっている人も多いそうです。その為、分かりやすく論点をまとめてみました。意見を提出する際の参考になれば幸いです。
 
◆児童館って何?
 児童館は、児童福祉法第40条に基づいて、児童に健全な遊びを与え、その健康を増進したり、情操を豊かにしたりするための屋内型児童厚生施設の事です。室内にはボール運動が出来る体育室や普通の図書館と違ってマンガも置いてある図書室、また、工作や楽器演奏専用の部屋と、色んな部屋があります。そこには、専門の職員が居て、子ども達や地域を巻き込みながら様々な行事も行われます。
 また、学校教育法で「児童」は小学生の事を指しますが、児童福祉法では0歳から18歳までを指します。生まれたばかりの赤ちゃんから高校生のお兄さんお姉さんまで誰もがいつでも自由に利用出来るといったことが他の児童福祉施設には無い大きな特徴です!
 
◆杉並区の児童館の特徴は?
 杉並区にはセンター館の“児童青少年センター(ゆう杉並)”を筆頭に、42ヶ所の児童館があります。区内を7つのブロックに分け、それぞれに地域館という拠点施設も設けられ、ほぼ全ての小学校区をカバーするように出来ています。
 サンカード利用(団体・家族利用)の日を含めれば、ほぼ1年中開館していて、18歳までの子どもと保護者はいつでも利用出来る他、夜間は地域に施設を開放しているところもあります。
 各館には地域子育てネットワークというものがあり、町会や学校に保育園はもちろん、特養等の高齢者施設や警察、消防署まで、地域のあらゆるところと繋がっているのが大きな特徴です。地域社会の弱体化が全国的にも問題になっていますが、それを解決するカギが児童館にはあると思います。

◆そんな児童館では具体的に何をやっているの?
 平日の放課後や夏休み等に児童館へ行ってみると、玄関に沢山の自転車が止まり、館内はとてもにぎやかです。主に小学生や、小さい頃から慣れ親しんだ中高生が遊びに来て、主にボール遊びや卓球、工作やゲームと幅広く遊んでいます。お化け屋敷や遠足、お祭り等の季節行事や、日常的に行なわれている集団遊び、工作教室等、子ども達を主役に職員が様々な企画を用意しています。また、時には自主企画で子ども達自ら企画していることもありますが、それだけではありません。
 午前中はゆうキッズをはじめとした、乳幼児親子のための居場所作りやグループ活動に取り組んでいます。これには、保育士等専門資格を持った職員が対応しているので、子どもの事で何か困った時、より適切なアドバイスを受けられます。各館には親子で自由に過ごせるの専用室もあり、支援を必要としていなくても気軽に行く事が出来て、昼食を持ってくれば1日過ごす事も可能です。これもまた、単なる子育て支援や相談のための施設とは違います。
 さらに、区内の学童クラブの多くは児童館に併設されているので、登録児童は学校が終わると児童館に直接「ただいま!」と言って帰って来ます。児童館の中に学童クラブがあることで、クラブに入っていない友達とも遊べるし、雨の日や猛暑等で外遊びが出来なくても思いっきりボール遊びが出来たり、館内の様々な部屋で好きな遊びをする事が出来ます。
いずれ学童を卒業してから何か困った事があった時、今度は一般の利用者として拠り所に出来る点も、児童館併設学童の利点です。
 
”0歳から18歳までのみんなが対象であることのメリットは?
 子どもは成長するにつれて、周囲から結果を求められる機会が増えたり、進路や人間関係・恋愛など、複雑な悩みを抱えるようになります。学校や学年を超えた子ども社会はもちろん、その子の小さい頃を知っていて、なおかつ勉強の成績等の先入観の無い状態で信頼関係を培った大人と関われる児童館がある事で、こうした人生の壁にぶつかった時、大きな支えになるのです。
 子育て中の保護者の方々にとっては、自分の子どもの成長に対して希望とともに不安もつきものです。乳幼児から小学生、中高生にまたがって子どもを育てる家庭においては、反抗期や受験等といった部分で悩みを重複して持っている保護者も沢山居ます。小学校以降の子どもと日々関わっている児童館の職員は、子どもの成長の流れを長い目で見られる為、乳幼児のみが対象の子育て支援施設とは違ったアプローチの仕方が期待出来ます。
 
◆今の児童館の解決しなくてはいけないところって何?
 現在の杉並区の児童館は、築年数が古い所は老朽化の問題があります。学童クラブでは需要増による大規模化が。他にも、虐待や貧困、待機児童や子育て時の孤立、いじめ等々、複雑な事情を抱える子ども・家庭への対応も急がなくてはなりません。赤ちゃんから中高生まで利用するにはハード面(設備・開館時間等)が十分とは言い切れないところもあります。時代の移り変わりとともにニーズも移り変わっていくので、改善していかなくてはならない点も色々とあります。

◆施設再編計画で言われてる事ってどこが問題なの?
 現在話題になっている施設再編計画は、乳幼児・小学生・中高生の事業それぞれの需要が増えて対応しきれなくなっているため、世代ごとに輪切りにして、これまで培われたものを「継承・拡充・発展していく」というものです。
 「児童館」は順次廃止して、乳幼児は14ヶ所の「子ども子育てプラザ」(一部の児童館施設を利用)などに、小学生は学童クラブと放課後等居場所事業(学童クラブ以外の子)を小学校内に設置、中高生には専用施設を別途作る事との事です。
 
◆「子ども子育てプラザ」とは?
 「子ども子育てプラザ」は、条例では児童館と同じ文言(子どもに健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操を豊かにするための事業)も使われていますが、これまでの児童福祉法第40条による子どもが主役の施設ではなく、「子育て支援に関する事業を総合的かつ一体的に行う」ものとされています。子育て支援のための施設です。乳幼児親子の事業(ゆうキッズなど)は充実しますが、その他の年齢層はどうでしょうか。小中学生も来てもいいと言われていますが、施設の位置づけが変わり、これまでのように楽しい遊びが保障されるかは未知数です。
 「子ども子育てプラザ」に転換された場合、前身の児童館の事業は、小学生に関しては、学童クラブも学童クラブ以外の子どもの放課後の居場所も学校内を中心に行われます。放課後の学校施設が遊び場として開放されることは嬉しいことですが、子どもは本来、地域の様々な場所で遊んでいるものです。高学年になるにつれてその傾向は顕著になるし、学校に居場所が無い子どもも居ます。選択肢が放課後や夏休み等も含めて学校だけというのは窮屈過ぎるのではないでしょうか。             
 また、今の児童館は、子ども達がいつでも誰でも自由に利用出来て、おやつやゲーム機等の持ち込みも可能ですし、他の学校の子どもや中高生、特別支援学校の子も来ています。放課後学校から出ずに参加する事業で、こうした自由度は「継承・拡充・発展」するのでしょうか?ここも大きな疑問点です。
 
◆乳幼児や小学生はともかく、勉強や部活等で忙しい中学生や高校生に児童館って必要なの?
 近年盛んに行なわれつつある中高生の居場所作りをしていくうえで、こうした疑問は必ず挙がります。多くの中高生は確かに勉強に部活に忙しいけれど、1年中365日全て部活と勉強だけをしている訳ではありません。
 試験等の事情で部活がオフの日だけを集めても年間で数十日に上ります。その他、休日の練習後や1年の仮入部期間、3年の引退後等、隙間時間は沢山あります。勉強が苦手な中高生もいれば、自習もかねて息抜きをしたい中高生も多いはずです。潜在的なニーズは否定出来ません。杉並区の児童館では、現在、中高生委員会の活動が活発なほか、小さいころから行き慣れた安心できる居場所として短時間でも通ってくる中高生が多いのです。
 
◆他の街では児童館ってどうなっているんだろう?
 都内の他の自治体でも、児童館の再整備は行なわれています。
 豊島区のように全て廃止してしまう方向に舵を切ったところもあれば、世田谷区や品川区のように、学童クラブを放課後事業に一体化しつつ、児童館が機能を拡充してそちらの活動もバックアップするという例もあります。江戸川区では、放課後事業の全小学校区での実施をすると共に、児童館は乳幼児と中高生の事業に特化しました。一方で、調布市のように、児童館・学童クラブを維持しつつ、放課後事業や中高生専用施設を整備し児童館の持つ機能を拡充させたり、江東区のように、放課後事業を児童館と学校施設両方で行なったり児童館がおすすめの公園をピックアップして宣伝したという例もあります。
 これだけ見ても、色々な形の再編がありますが、乳幼児・小学生(学童・一般)・中高生の機能の拡充され方が偏ってしまったり、別々の事業に分けた事でそれまでの児童館が持っていた独自性が無くなってしまうといったことにならないよう、慎重に議論をしていく事が重要だと思います。

◆パブリックコメントを書こう!
 児童館について、疑問は解決出来たでしょうか?
 現在の杉並区ではほぼ全ての小学校区に児童館がありますが、今後は廃止されていく計画で心配です。他方、今の児童館をそのまま維持すればそれでいいのか。時代と共に改善しなくてはいけない所も当然あります。
 この施設再編計画を機会に、沢山のパブリックコメントを送って、児童館を守り、さらにみんなにとって使いやすい施設にしていきましょう!
 
※パブリックコメントはネットからも送れます↓
 
==参考==
・児童健全育成推進財団HP児童館とは
・杉並区施設再編計画改定案
・杉並区立子ども子育てプラザ条例
・児童館 杉並区ホームページ
・杉並の児童館を守る会(2015128日の記事)
・調布市HP 児童館・学童クラブ・ユーフォー
・江東区 放課後遊びマップ
・マンガで紹介!児童館 〜世田谷区〜

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ひどい!
区議会議員は何を考えているの?
あんさんぶる荻窪が税務署と財産交換される件、きょうの杉並区議会総務財政委員会で可決されました。
あの荻窪北児童館がなくなってしまう!
賛成した議員さんたちは、特養が特養がといいわけをしていたけど、児童館はどうなってもいいの??

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「あんさんぶる荻窪」の財産交換が、区議会で決められようとしています。
守る会では、区長あてに「児童館をなくさないで」と要望書を出しました。

杉並区長 田中 良 殿
2016年2月16日
「あんさんぶる荻窪」の荻窪北児童館等についての要望書 

 日頃は区政のためご尽力に感謝いたします。
 さて、私たちは、杉並の児童館がすべて廃止される計画に反対し、杉並の大切な児童館を存続させることを求めて活動してきました。
 児童館の再編について、緊急に区長に要望申し上げます。
 
①「あんさんぶる荻窪」と荻窪北児童館の存続を求めます
 このたび、区長は、区議会に「あんさんぶる荻窪」の財産交換を提案されるとうかがいましたが、同所には、区内でも最も利用者の多い荻窪北児童館があり、地域の子どもたちに大変活用されています。
 「あんさんぶる荻窪」が廃止され税務署になると、福祉事務所など他の施設は移転されるが、荻窪北児童館だけは廃止されてしまうとのことです。
 私たちは、杉並区の最もすぐれた施設のひとつである荻窪北児童館の廃止を認めることはできません。
 区長におかれましては、「あんさんぶる荻窪」の交換をどうか思いとどまり、子どもたちのために荻窪北児童館を今後も永く存続させてくださるよう要望いたします。
 
②和泉児童館の存続を求めます
 同じく今議会には和泉児童館の廃止も提案されるとうかがいます。私たちはこの児童館に見学にいきましたが、乳幼児から中高生まで、広々とした児童館を使って、活発に活動が行われていました。特にこの児童館は中高生委員会が区内でも最も活発な児童館とうかがいました。児童館を廃止、乳幼児専用施設「子ども子育てプラザ」に転換すれば、小中高校生は行き場を失います。和泉児童館の存続を要望いたします。
 
③高円寺北、高円寺中央児童館の存続と学童クラブの児童館での実施を求めます
 さらに、今後統廃合が予定されている高円寺地区の新しい小中一貫校の建設に伴い、学童クラブが学校内に移転されるとききました。対象となる高円寺北児童館、高円寺中央児童館とも、活動のさかんな児童館です。学童クラブは希望者が増え続け、学校内に設置することが必要な場合もあることは理解しますが、児童館内での学童クラブも存続させて併用すること、また、2つの児童館を今後とも存続させるよう、検討の中で進めていただくことを要望いたします。                      以  上

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「あんさんぶる荻窪が税務署になる」「そのため2階の荻窪北児童館が廃止される」
さらに
新事実発覚「あんさんぶる交換の目的は特養ではなかった!」
詳しくは土曜日、あんさんぶるへ!
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「どうなる?どうする?あんさんぶる〜みんなで話そう これからのこと」
日時:1月23日(土)夕方6時半〜 あんさんぶる荻窪3F第一教室
主催:荻窪 子どもの居場所を守る会

地元町会と商店会(すずらん通り、中通り、駅前通り)、桃二サッカー、桃二小少年野球部など「子どもの居場所を守りたい」という思いを一致させ、地元の方々が声をあげ、運動を繰り広げています。
荻窪駅の南口と南西口を出てすぐ、二つの商店街入り口に「子どもの居場所を守ろう」という横断幕が貼られているのを目にされたたことがありますか?
公園がないこの地域の子どもたちにとってあんさんぶる荻窪はとても大切な場所です。桃二小の子どもたちはもちろん、この地域は保育園も密集していて、中には窓のないところもあると聞いています。
「あんさんぶる」がなくされてしまうと、どうなってしまうのかなぁ-?
「あんさんぶる」2階にある児童館を居場所にしてきた中2のある男の子とのたわいのない会話をきっかけに手作りされた紙芝居も初公開されます(涙と怒りがこみあげてきます)。

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