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急がば回れ

いまさら日本の堕ち行く趨勢を変えることなど出来ない。
少なくともこれまでと同じことをやっていてはなおさらであろう。

前に「進化論」に言及した際、思うのはただ「全滅なくして進化なし」という結論だ。
http://blogs.yahoo.co.jp/s_s_ochi/23997512.html

つまり日本は一度どん底まで堕ちる必要がある。
その中から「行くべき本当の道」が見えてくるのではないかと思うのだ。

普天間の問題にしてもアメリカからの要求もあろうが、あまりに早急に事を運びすぎている。
そんなことで未来によい結果を残せるのだろうか?

ここはじっくり腰をすえて、アメリカという国と対峙し、お互いをよく理解しなければならないときであるかと思う。

別に日米同盟うんぬん言わなくても、もはやアメリカなしに日本は成立しないし、アメリカも日本なしには成立しないのだから。
それは同時にアメリカの世界戦略が招いたアメリカの欠陥でもある。

さてそこで今こそ考えていただきたいのが、日本は本当に平和を求めているのかどうかである。

憲法の前文には「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と書かれている。

「恒久の平和」とは何であろう?
今のようにこうやってアメリカにおんぶに抱っこ状態、つまりアメリカの庇護のもとの「平和」というのが日本が求めていたものなのだろうか?

日米同盟とか日米安保とか言う前にここをどう考えているのだろう?

また、一方において「核廃絶」を訴える日本であるが、原子力発電に力を注ぐというのはどういう了見なのだろう?

まったく矛盾していると思わないのだろうか?

日本人は何かというと今すぐにでも変わらなければならないなんて思うところがあり、非常にせっかちな国民性があるが、未来を思うならトコトン考えてから行動は起こすべきだろう。

中途半端に事をすすめると、年金のような愚かなこととなる。
また、中途半端な考えでことを進めた結果、地球温暖化がいまごろになって正しいの正しくないの言うハメになる。
中途半端な改革だから、郵政のあり方が右往左往するのだ。
中途半端な経済システムだから、バブルそしてバブル崩壊という愚を何度も犯し、反省もないまままた同じ繰り返しをするのである。

しかし、これも政治家を選んだ国民にすべての責任がある。
政治家が偉ければなんとかなるとかそんな他力本願にある国民にも責任の一端はあるということだ。

政治とお金の問題などいくら追及したところで政治が浄化などしやしない。
浄化しようと思うなら、政治献金そのものを完全になくさなければならない。
献金したもの、されたものは死刑くらいの制度を作らない限り、人間は愚かな行為を繰り返すものなのだ。
しかしでは政治献金完全禁止としたら世の中がよくなるかどうか?その相関関係は残念ながらそんなにないと言わざるを得ないというのが私の意見だ。
清らか過ぎる水の中ではかえって人間は生きられないものなのだ。
その例として歴史を紐解けば、宗教改革時のカルヴァン先生のジュネーブをみるとよいだろう。
「権力と闘う良心」(みすず書房 シュテファン・ツバイク著)

戦時中の東条内閣も汚職がないきれいな体質であったことは有名だ。

歴史を知らずして、社会通念みたいな小賢しい判断をしていると意外な落とし穴にひっかかることがあることは銘記されたい。

今はどんなにあがいても世界の情勢を思えば、日本がこれからガンガン伸びるというトレンドにあるわけではない。
こういうときこそ、じっくりと日本の未来、世界の未来、そして子孫のために残せる社会を構築してゆく礎を作り上げるときなのではなかろうか?

閉じる コメント(6)

漠然と思うことなんですが、20世紀自体が日本にとって巨大なバブルだったんじゃなかろうか って…

2010/5/2(日) 午後 10:38 NEO 返信する

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aquaさん
その通りだと思いますよ。
バブルによって人類は余計な夢を見すぎたように思います。
バブルとはすなわちお金で何でも出来るという思想そのものです。
しかしバブルが崩壊するとそのお金によってそれに生きた人は殺されます。
このブログでは何度も言ってることですが、「お金のシステム」そのものに大きな欠陥があるからバブルが起こり、必ず破裂する。。
人間としての営みが何なのかよく考えなければならない時代になったかと思います。

2010/5/2(日) 午後 11:02 ochiochi 返信する

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全滅なくして進化なし。そう考えると全てがクリアになってきます。
何故、人々は争うのか? 争うことで、全てが一旦リセットされるからなんですよね、きっと。
恒久の平和という意味をもう一度考えてみるとよくわかります。恒久というのは全く何の変化も無い状態を指すのですよね? 真の平和というのは、実は無の状態であって、そんなのはありえないことなんですよね。(笑)
だから・・・人々は常に夢想するんですね。無の状態を未だ・・・経験した事が無いから。
でも、本当はこれまでに何度も何度も何度も何度も・・・経験しているんですよね、我々は。戦争や天変地異の繰り返しに拠って揺さぶられることで。そのたびに根源に立ち返ることを余儀なくされているから。
戦争も天変地異も・・・人々は決して望みません。でもそれでも遣ってくる。と、いうことはやはり・・・神様に試されているのかな?
我々自身の恒久に対する概念というものを。 削除

2010/5/3(月) 午前 9:40 [ riamn ] 返信する

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riamnさん
こんにちは。
抽象的な言葉は本当にわかりづらいですね。
さまざまな価値観が入り込み、そういう意味まであるの?みたいな部分まで含まれることさえある。
たとえば「戦争」とは非常に具体的でわかりやすい。武器をもって敵とみなした奴らをとことんやっつける。結果は勝利か敗北どちらかしかない。なんとわかりやすいのか。ところが「平和」は実にわかりづらい。何をもって平和とするのか?確かに今の日本は平和であろう。戦争がないからだ。このように単純に思えば、戦争がないことが平和となりますが・・・。

2010/5/3(月) 午前 11:19 ochiochi 返信する

一度、日本はどん底を味わった方が良いような気がします。

日本国民も、選挙の大切さを知っている人は少ないし、国民の倫理も崩れかけてきております。


もう一度、「衣食足りて礼節を知る」という状態がどれだけ幸せのことなのかを身をもって知らなければいけないですね。

2010/5/3(月) 午後 4:25 つばさ 返信する

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つばささん
厳しいことですが、そうやって「求めるべき道」が見えてくるのでしょうね。
平成の世に移る直前のバブル崩壊が何も活かされなかったことは本当に日本人にとって悲劇でしょう。

2010/5/3(月) 午後 4:53 ochiochi 返信する

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