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海と食べ物と人々がとてもステキだったカラーブリアに別れを告げて、私達は帰り道の途中で1泊する ことに決めていた。 その場所とは、旦那が前から行きたがっていた『Matera マテーラ』。 マテーラは、カラーブリアとプーリアの間のバジリカータ州にある、サッシ(洞窟住居)の街。 (バジリカータってどこ?という人はこちらへ。) (マテーラの歴史を見たい人はこちらへ) マテーラに着くとすぐにサッシが集まる地域の脇にあるホテルにチェックインし、サッシ探索に出かけた。 ホテルから見たサッシ。 ホテルを出るとすぐにサッシ地区への入り口があったので行ってみた。 サッシ地区の中の道はゆるい下り坂と階段になっていて、大理石なので、す、すべる〜〜ッ!! 二人でお互いにつかまりながら歩いた。 これで、どちらかが転ぶと共倒れ(笑)。 サッシ地区には150以上もの洞窟教会があるとか。 洞窟を利用して造られた教会があちこちにあった。 この地区は、エルサレムの景色とよく似ていると言われていて、多くのキリストを描いた映画のロケ地に なっている。 最近では、メル・ギブソン監督の『PASSION』(邦題もこうかな?)もここで撮影されたらしい。 この地区は全く無人ではなくて、人が住んでいる家もあるし、歩いていると時々犬に吠えられたりもした。 ホテルやBAR、おみやげ物屋もあるし、人はいるんだけど、一人で歩くと恐いな‥と感じるような雰囲気 があった。 街は狭い通りが入り組んでいて、私達は地図を持っていたにも関わらず、よく迷子になったし(涙)。 昔の洞窟住居を再現した資料館があった。 洞窟住居は、1階に人が生活する部屋、地下1階に馬やロバ、豚などの家畜の部屋、地下2階にワインや食 品を保存する地下室があり、冬には地下1階から上がってくる家畜や家畜の糞からの熱で暖をとっていた とか。 昔洞窟住居に住んでいた人達は貧しく、人も家畜も同じ空間で生活していたので衛生状態がとても悪く、 イタリア政府によって洞窟住居に住むことを法律で禁止され、洞窟住居地域の外側に新しく建てた家に 移り住む事になったそうだ。 (左)野生のいちじくの木が‥‥。 (右)これはザクロかなぁ? この地区には教会がほんとに多いんだけど、すごい所に建っているものもたくさん。 例えばこの教会、 洞窟住居地区は、私達が想像していたものよりもすごく広くて、私も旦那も歩きつかれてクタクタに なってしまった。 観光案内所では、地元のおじさんにマテーラの歴史の話を聞き、歴史が大好きな旦那は興味津々。 この荒々しい感じが、男の人に受けるのかも。 (私はかわいいアルベロベッロの方が好きだったけど‥‥) 一つ残念だったのは、マテーラは観光地らしく他の街に比べて物価が高く、晩御飯を食べた所の店員が 感じが悪かった事。 せっかく今までいい人達ばっかりに会ってきたのに、最後の夜でちょっとガッカリしてしまった。 この日はマテーラに1泊し、次の日は朝からもう一度街をウロウロしてからモデナに帰ってきた私達。 南イタリアは遠いけど、海はキレイだし、食べ物はおいしいし、人は親切だし、見るところもたくさん あるし、いい事尽くしの夏休みだった。 来年は、もう今から旦那の家族や親戚のみんなでカラブリアに行こうと計画中。 毎年夏は南イタリアに行くことになるかも?! 皆さんも、機会があれば是非ステキな南イタリアに行ってみてくださいね〜! (おまけ) カラーブリアの旦那の知り合いのパンやさんが、自宅で作ったオリーブオイルを買ってきました。 持って帰ってくるためのプラスチックの容器が15リットルの物しか見つからず、15リットル買うことに。 家に帰ってきてから、保存のためにガラス瓶に詰めると、こんな量に‥‥ ‥‥こ、これでしばらくはオリーブオイルを買わなくてもいいみたい‥‥(汗)
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南イタリア旅行(2007.07)
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2007年7月に南イタリアにバカンスで行った時の旅行記です
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次の日はまたまた朝寝をし、広場のBARでグラニータを食べてから車で山に向けて出発。 ROCCELLA JONICAに来る時に通った海沿いの道は、景色がキレイだけど時間がかかりすぎるので、高速を 使って行く事にした。 ナポリの南からカラーブリア州の先っぽまでのこの高速道路は、イタリアで唯一、無料なんだそうで、 なぜかというと道路の状態が悪すぎるからなんだとか。 確かに走っていると、あらゆる所で工事はしてるわ(この工事、もう何十年もし続けているというから 驚き!)、道路はボコボコしてるわ、たまに片道2車線のきれいな道路があっても、たった一部分だけで またすぐにボコボコの道に変わるわ‥‥という感じの高速道路だった。 高速に乗ってすぐの道路では、道路わきの雑草が伸びすぎて道路側にはみ出してきていたのだが、雑草を 刈る代わりにそこの部分は車線が規制されて片側1車線になっていた(笑)。‥‥刈ればいいのに。 そんなおもしろ高速道路を北へと走り続け、途中で旦那がガソリンを入れることにした。 (ちなみに、イタリア語でディーゼルは gasolio (ガゾーリオ)またはディーゼル、ガソリンは benzina (ベンズィーナ)と言う。日本語とは反対なので、私は未だによく混乱する‥(汗)。イタリアでレンタカーを借りる人は気を付けてくださいね〜!) ガソリンスタンドでディーゼルを満タンにし、再び快調に走り出した。 ‥‥のだが、しばらくして何かがおかしいことに気づいた。 旦:「ねぇ、エアコンがすごく弱くなったと思わない?」 私:「そう?‥‥本当だ!弱〜〜い空気しか出てこないよ。」 旦:「どうしたんだろう?さっきまではちゃんと動いてたのに」 旦那はガチャガチャといろんな所を触って調整していたが、エアコンからは弱〜〜い風が出てくるだけで 一向にエアコンが動く気配がない。 仕方がないので、エアコンを諦めて窓を開けることにした。 ‥‥が! この日はイタリア全土が猛暑を記録していた日で、当然南イタリアもものすごく暑く、特にカラーブリア の中でもその時私達が走っていた近くの街が、最高気温47度の予報が出ていた所だった。 窓を開けた私達は、外から入ってくる熱風にビックリ! 本当に、ドライヤーの熱風を浴びているみたいだったのだ。 あ、暑いよぉぉぉ〜〜〜〜!!! こんな状態じゃ山になんか行けない!という事で、2人とも汗をダラダラかきながら、仕方なくまた海側 の道に下りて、海沿いを通ってROCCELLA JONICAに帰ることになった(涙)。 あまりの暑さでくらくらしながら、高速から海沿いの道に下りてくると、外の空気も暑さが少しマシにな ったようだった。 何気なくエアコンを付けてみると‥‥。 う、動くよ!!す、涼しいよぉぉぉ〜〜!!(感涙) なんとエアコンからはちゃんと前と同じ様に涼しい風が快調に出てくるではないか。 ‥‥な、なんだったんだろう、さっきのは?? 旦那いわく、どうやらクーラーが壊れていたわけじゃなくて、外の空気があまりにも熱すぎたために、 クーラーの安全装置が働いて、動かなくなったんじゃないかという事だった。 あまりに暑い空気を冷たい風に変えようとすると、モーターが働きすぎて火を吹いてしまうので、それを 防止するために、外の空気があまりに暑いと動かなくなるんだとか。 た、確かにあれはドライヤーの熱風だったもんね。 そう言われてみれば、もう外の空気は熱風ではなく、普通の熱い空気になっていた。 ‥‥お、恐るべし、カラーブリアの山!! 「クーラーが利くって幸せ〜〜♪」と二人で幸せをかみ締めながら、せっかくなので近くのビーチに行っ てみることにした。 ここのビーチはRECELLA JONICA近辺よりもっとリゾート化されていて、海にはジェットスキーが走ってい たりしたけど、海の色はまさにエメラルドグリーンで最高にきれいだった。 ビーチでしばらくゆっくりした後、もうお昼ご飯の時間だったので、家に帰りがてら途中にある昨日の レストランに行ってみることにした。 ここのレストランは本当においしかったなぁ。 写真を見ているだけで、また食べたくなってきた‥‥(あ、ヨダレが)。 結局この日は午前中に暑〜いドライブをしただけで、お昼を食べて帰ってきたのだった(涙)。 その日以降も、だいたい朝は広場のBARでグラニータを食べ、海に行ってまったりし、お昼はレストラン か広場のお惣菜やさんでカラーブリアのお惣菜とビールを買って帰って食べ、午後は昼寝をして夕方から また海へ出かけ、夜は親戚や知り合いのところに行ってご飯をご馳走になり‥‥という毎日を送ってい た。 夕暮れのビーチ。 夕方だと暑すぎず、ビーチパラソルなしでも気持ちよく過ごせるのでお気に入りの時間だった。 その他カラーブリアで食べたもの ↓↓↓ (みなさんもカラーブリアに行ったら是非お試しあれ!) カラーブリアのメロン。 黄色い皮で中は白い。味は‥‥普通のメロンよりアッサリ。 ちょっと物足りない気もしたけど、暑い夏にはあまり甘すぎないほうが食べやすいかも。 その他、スイカもたくさん売っていた。 シチリア島名物、アランチーニ(ライスコロッケ)。 カラーブリアはシチリア島にすごく近いので、お惣菜屋さんには必ずあった一品。 中身はハムとモッツァレラ、お肉とグリーンピース。 日本のイタリアンレストランで出てくるライスコロッケよりものすごく大きいので、 1個でお腹いっぱいに。 おいしかったなぁ。 ROCCELLA JONICAのジェラートをはさんだパン。 シチリアでもよく食べられているらしい。 私は朝ごはん代わりに、これか、グラニータとクロワッサンを食べていた。 朝から暑いので、冷たいものしか食べたくなかったなぁ。 旦那は朝からエスプレッソを飲んでいたけど。 カラーブリアでは、私はもちろんだけど、旦那も久しぶりにゆっくり過ごしてすごくリラックスできたみ たいだった。(よかった、よかった) 来年はジェニー(旦那のマンマ)や家族のみんなとも一緒に行けるといいな。 次の日は、プーリア州とカラーブリア州の間にある『バジリカータ州』の世界遺産、サッシ(洞窟住居)の 街、マテーラへ。
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カラーブリア初のグラニータを堪能した後はまた海岸沿いを散歩してからのんびり家に帰り、「さぁ、 テレビでも見ようか」とテレビを付けると、いつも見ているチャンネル4、5、6がどの局にまわしても 砂嵐だった。 イタリアでは、時々番組の途中にしばらく砂嵐になることがあるので、またか、と思いながらしばらく 待ってみたけど、一向に映る気配なし。 結局2人とも諦めて、おもしろくもない歌とダンスの番組を見ながら寝てしまったのだった。ぁ〜ぁ。 次の日は、朝寝坊をした後、海へ行く準備をして家を出て、またあの広場のBARでグラニータを食べ て(朝からすでに暑いので、エスプレッソとかカプチーノを飲む気がおこらないのだ)少し涼んだところ で、車で少し離れた空いているビーチを探しに出かけた。 バカンスに来ている人達の中には車を持っていない人もたくさんいる。 そういう人は町の前のビーチに行くので、海岸沿いにポツポツとある小さな町の前のビーチはどこも レンタルのビーチパラソルが並んでいて結構混んでいるのだが、少し車で走るとほとんど人のいない ビーチを見つけることができるのだ。 ROCCELLA JONICAから車で走ること10分ほど。 道路から人のあまりいなさそうなビーチが見えたので、行ってみる事にした。 壊れた船がオブジェのように置いてあるビーチがあった。 人もまばら。 私達がいつも行っていた所は、このまた半分ぐらいしかパラソルがなかった。 リグーリアやリミニでは考えられないことだ。 まるでプライベートビーチ!なんて贅沢な〜〜。 人がわんさかいるビーチではお腹のお肉が気になる私も、思いっきりリラックスできたのだった。 カラーブリア、バンザイ!! 花もなんだか北に咲いているのと全然違うし、南国だな〜〜。 プーリアやカラーブリアで一番よく見たのがこれ↓↓↓ サボテン! でも、よく見てみると、平たいサボテンの先に何か小さいものがいくつも付いている‥‥↓↓↓ 何だこりゃ?! 旦那に聞いてみると、なんと「サボテンの実」なんだって。 へ〜、と驚いている私に、続いて旦那が、 「それは、前に君が食べて好きじゃないって言ってた『FICHI D'INDIA (フィキ ディンディア)』だよ」 えぇ〜〜!! 覚えている人もいるかもしれないけど、まだミラノ郊外に住んでいた頃に、スーパーで変な果物を見つけ て試しに食べてみた事があった。 何だか変なフルーツで、種が多くて食べにくい上にぼけた味だったのをよく覚えている。 このサボテンにくっついている小さな実が、あのフルーツだったなんて! へ〜〜、おもしろいねぇ。 今はまだ緑で若すぎるけど、そのうちに熟して色が変わってきたら、表面がとげに覆われているのでグロ ーブをして収穫するんだとか。 イタリアにお住まいのみなさん、もうちょっとしてスーパーで『フィキ ディンディア』を見つけたら 是非味見してみてくださ〜い! さて、誰もいないプライベートビーチのような空間を見つけた私達は、さっそく持っていたビーチパラソ ルを広げ、敷物をビーチに敷いて水着になると透き通る海へダイブ!! 海でしばらく泳いではビーチで昼寝をし、暑くなったらまた泳ぎ‥‥とバカンスらしい楽しみ方をして いると、早くもランチの時間に。 カラーブリアの日差しもどんどんきつくなってきて、海に入っていないと暑すぎていてもたってもいられ なくなったため、休憩がてら近くのレストランにお昼を食べに行くことにした。 車でまた少し走ると、ROCCELLA JONICAの隣町があり、そこのビーチ沿いに何だか雰囲気 のいいレストランを見つけたので入ってみることに。 そこはオープンになっているレストランで海からの潮風がとても気持ちのいいところだった。 湿気がないから、日陰で風が吹くとすごく気持ちいい。 適当に入ったレストランだったけど、ここがシーフードが安くておいしくて、お店の人も感じがいいし、 シーフードを食べた後には手を拭くようにおしぼりが出てきたりとサービスもよく、すっかり気に入って しまった私達。 帰るまでにこのレストランに何度も来ることになるのだった。 いつも行くと、1品目が出て来るまでの待っている間につまめるようにとフォカッチャをサービスで 出してくれる。 カラーブリアのオリーブオイルとオレガノだけのシンプルな味だけど、おいし〜い!! カラーブリアでは、待っている間につまめるような物を出してくれるレストランが多いんだって。 左:ポルチーニとエビのパスタ 右:シーフードのスパゲッティをホイルで包んであるもの (名前忘れちゃった‥‥涙) 左:シーフードのグリル 右:火を通したカジキのスライスの上にルッコラ、トマトなどが乗っているもの シーフードを冷えた白ワインと堪能した後は、お店のオーナーがサービスで出してくれたものがあった。 左:青リンゴのソルベット(シャーベット) 右:レモンのソルベット 青リンゴのソルベットは初めてだったけど、本当に青リンゴの味でおいしかった。 ただ、甘いのが苦手な人にはレモンのソルベットがおすすめかも。 シーフードのおいしさのあまり、座っているのもしんどくなるぐらい食べ過ぎた私達は、さっさと家に帰 って夕方まで昼寝したのだった。 夕方からまた行動を開始した私達は、またいつものように町を散歩し、広場のBARでグラニータを食べ て涼んでからのんびりと家に帰った。 あ〜、今日もいい日だった。 帰って祈るような気持ちでテレビを付けると、昨日の夜は映らなかったチャンネル4、5、6がちゃんと 映っている。やった〜! 昨日のはやっぱり電波が悪かっただけだったんだね、と大喜びでテレビを見ていたら、11時過ぎにいきな りプツッとどのチャンネルも映らなくなってしまった。 ‥‥カラーブリアって一体‥‥_| ̄|○ il||li 仕方がないので、次の日には車で1時間半ぐらいのところにある山に行くことを決め、さっさと寝たのだ った。ぁ〜ぁ。 次の日は気分を変えて山にいくことに。 でも、山に行く途中でとんでもないことが起こるのだった‥‥。 (つづく)
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アルベロベッロに1泊した次の日、かわいいトゥルッリたちをもう一度見たかった私は旦那を連れて もう一度街に散策に出かけた。 が、朝の9時半頃だというのに、プーリアの太陽はもう全開で輝いていた。 何度も言うけど、南イタリアは白い壁の家が多くて、アルベロベッロも家の壁という壁がすべて真っ白 なので、太陽の光を反射して眩しいし暑いし、すごい事になっていた。 あ、暑い〜〜!眩しい〜〜!! 太陽の光がジリジリと肌に突き刺さっているのを感じながら、トゥルッリの観光地区に行き、旦那がエス プレッソを飲みたいというので、近くのBARに入った。 あまりの暑さにくらくらしながら、エスプレッソを注文している旦那の横から私はジェラートを注文。 BARのおじさんは「朝からジェラートかい?!」ってな顔をしながらもコーンにジェラートを作ってくれ た。 南イタリアで初めて食べたジェラート。(写真がピンボケでごめんなさい) これはレモンとイチゴ味だったけど、フルーツの味が濃くておいしかった! 北イタリアの、おいしいといわれるどのジェラテリア(ジェラートやさん)でも食べた事がないぐらい フルーツの味そのものだったなぁ。 (あ、ナポリの近くのソレントで食べたジェラートもこんな感じだったかも) また食べた〜い! ジェラートを食べて少し暑さから復活し、トゥルッリを見て回った私達は満足して、いよいよカラーブリ アに向けて出発することにした。 旦那のおばさんのアパートのある町は、ROCCELLA JONICA(ロッチェッラ ヨニカ)と言って、カラーブリ アの先っちょ(長靴のつま先に近いところ)にあるのでアルベロベッロからは車で5〜6時間かかるのだ。 (ROCCELLA JONICAの場所を見たい人はこちらを見てね。‥‥え、いない?) イタリアって小さい国だと思っていたけど、日本みたいに南北に長いから、縦に移動するのは結構時間が かかるのね〜。 アルベロベッロから南に下り、海沿いの町・ターラントを通り過ぎたらひたすら海沿いの一般道を南へ。 途中から高速に乗る手もあったけど、時間もあったし、海を見ながらのドライブが気持ち良さそうだった ので、私達は海沿いの道をひたすらROCCELLA JONICAに向けて走ることにした。 途中の道で、なにやら小さな渋滞ができていて、先のほうからは煙が上がっている。 火事?!とびびっていると、消防車が到着し、消火作業をしているみたいだった。 それと同時に車が動き出し、通り過ぎる時に何が燃えていたのか見てみると‥‥ なんと、パンダ!! パンダって動物のパンダじゃなくて、イタリア・フィアット社の旧型パンダ車。 どうやら、暑すぎてエンジンが火を吹いたらしい。 恐いよ〜!旦那の車もフィアット社のだし、そこそこ古いから心配。 お願いだから火を吹かないでよ〜〜(汗)!! この他にもこの日はROCCELLA JONICAに着くまでに、いくつも山火事を見た。 プーリアやカラーブリアでは、乾燥している上に夏になるとものすごく暑くなるので、山火事が多いん だとか。 この日見た山火事の一つは、私達が通っていた道路のすぐ近くの山が広範囲に燃えていて、少し前に到着 したらしい消防隊が右往左往していた。 この夜のニュースでは、この山火事は高速道路のすぐ近くまで燃え広がって、高速道路が閉鎖になったと 報じていた。 この時、一般道を使っていたのは正解だったのだ‥‥ホッ。 この大規模な山火事の他にも、いくつか小さなものも見たし、本当に夏は山火事が多い事を実感。 車で走り続けてお腹がすいた私達は、途中の海沿いのレストランでお昼を食べることに。 カラーブリアの海は本当にキレイだった!見て、この透明度! カラーブリア州の南側の海沿いには重要な港がないため、船の出入りも少なく、海もきれいなんだって。 海岸沿いがずっとビーチになっているので、町の近くのビーチは少し混んでいても、少し車で走れば 簡単に誰もいないビーチを見つけることができるとか。 カラーブリア、バンザイ!! ここのレストランはメニューがなくて、お昼は2種類のセットメニューから選べるようになっていた。 私達は、迷わずシーフードのメニューを選択。 プリモとセコンド。 シーフード尽くしでうれしい! そして食後には、あまりに暑かったためにエスプレッソなんて飲める気分じゃなくて、以前にモデナで 飲んですごく甘かった「カフェ フレッド」を頼んでみる事に。 そして、出てきたのがこれ↓↓↓ エスプレッソの上にカフェ味のグラニータ(イタリア版カキ氷)がのっていて、おいし〜〜い!! ほのかな甘さで口の中がサッパリするし、これには大満足! 多分お店によってまた甘さも違うんだろうけど、南イタリアに行ったら頼んでみるのもいいかも?! 私もまた飲みたいなぁ。 シーフードがあまりにおいしかったので、旦那が会計をする時に少しチップを渡して、レストランの前の ビーチを少し散歩してもいいかと聞くと(レストランの前のビーチはプライベートビーチになっていた) レストランのオーナーは快く承諾、ついでにビーチにあるパラソルの下で少し休んでいけばいいよ、と 言ってくれたのだった。 いい人だね〜、ありがとう! プライベートビーチには、こんなおそろいのパラソルが並んでいる。 このパラソルと椅子を使わせてもらって、食後の休憩をしたのだった。 噂どおり、南イタリアの人はいい人が多いなぁ(感涙)。 しばらくキレイな海を見ながら潮風に吹かれてまったりした後、レストランを出発し、アルベロベッロを 出発してから約7時間でROCCELLA JONICAに到着。 勝手にすごく小さな海沿いの町を想像していた私は、結構大きくて人も車も多い町にびっくり。 おばさんのアパートは町の中心から少し奥に入ったところ。 小さな山に家がいくつも建っているエリアだった。 この階段を登っていく。 突き当たりに見える家の右隣がおばさんの家。 何だかチンクエ・テッレの家みたい。 車では階段の下までしか入れないので、たくさんの荷物を持ってフーフー言いながら階段を登った私達。 あ〜、しんど。 おばさんの家は2年ほど誰も使っていなかったため、着いてすぐに掃除をし、荷物を片付け、近所に住ん でいる旦那の親戚や知り合いに挨拶周りをしていたら、もうすっかり暗くなっていた。 南イタリアでは、昼間は暑いのでみんな家や海にいて、夕方や暗くなって少し涼しくなるとみんな街に 出かけるみたいだ。 ‥‥ということで、私達も町の中心に行ってみることにした。 町の中心には広場があって、そこにはグラニータがおいしいと旦那一押しのBARがある。 旦那は小さな頃から毎年家族や親戚で、夏になると1ヶ月ぐらいこの町に来ていたそうだけど、その頃 からまったく町は変わっていないそうだ。 このBARもずっと変わらずにあって、旦那は少し感激していた。 ROCCELLA JONICAのグラニータ。 夜に撮ったからあんまりおいしそうじゃないけど、ものすごくおいしい! これはオレンジ味で、ビター味のオレンジを使っているから甘すぎず、フルーツの味そのもの。 後はレモン味もおいしかったし、カフェ味もエスプレッソを使っていて甘すぎず、おいしかった♪ ROCELLA JONICAに滞在中は、毎日食べていたグラニータ。 今もモデナに帰ってきたばかりだけど、もうこのグラニータが恋しくなってる私。 あ〜、食べたい!! 海も食べ物もステキなカラーブリア。 次の日からはいよいよビーチへ! (つづく)
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ただいま〜♪ 1週間の南イタリア旅行から帰ってきました。 初めて見る南イタリアは今までみたイタリアのどの街とも違っていて、まるで外国みたい! サボテンやオーリーブの木が多くて、花も色鮮やかで北イタリアでは見たことのないものばかりだし、 海は透き通っていて底の石が見えるぐらいきれいだし、シーフードは安くておいしいし、グラニータ (イタリア版カキ氷)やジェラートはフルーツの味そのものだし、初めて行った南イタリアがすっかり 大好きになってしまった私。 あ〜、また行きたいなぁ。 そんな南イタリア旅行記を何回かに分けてお届けしま〜す! ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 今年の夏は私が一度も行ったことのない南イタリアに行こうと早くから決めていた私達。 始めは1週間ずっとプーリア州(長靴のかかとの部分にある州)に行く予定だったのだが、旦那のおばさん がカラーブリア州(長靴のつま先の部分にある州)に小さなアパートを持っていて、今年は誰もカラーブリ アに行かないのでそこを私達に貸してくれると言う。 (プーリア、カラーブリアってどこ?という人はこちらを参考にしてくださいね) 宿代が浮くのはうれしいし、ジェニー(旦那のマンマ)の出身地のカラーブリアにも行ってみたい!という ことで、早速計画を変更して、行きと帰りにプーリアで1泊ずつして後はカラブリアの海で遊ぶ事にした のだった。 出発は土曜日の早朝。 7月末〜8月始めの土日はバカンスに行く人達で高速道路は毎年大渋滞するらしいので、私達は朝早くに 家をでることにしたのだった。 しかし、出発前日に起こったハプニング(また後日書きます)のせいで寝るのがすっかり遅くなってしま った私達。 結局家を出たのは朝の5時前だった。 モデナの入り口から高速に乗った私達は、すでに高速を走るすごい数の車に絶句。 で、出遅れた!! そんな私達の焦りをよそに、結局大きな渋滞もなく、私達はボローニャを通り過ぎて一路アドリア海沿い にある街「リミニ」方面へ。 そこからずっと海沿いに南下して行き、プーリア州の州都・バーリを通り過ぎ、家を出てから7時間半 ぐらいで今日の目的地、アルベロベッロに到着した。 はぁ〜〜、長旅だった。 アルベロベッロは、高い円錐形の屋根を持つトゥルッリがあることで有名な街。 トゥルッリはこの地方独特の住居で、この街の周辺を車で走ると、オリーブ林の中に今もたくさんの トゥルッリが残っていて、トゥルッリのホテルやアグリツーリズモ、住居もたくさんあった。 街に入ってすぐにホテルを探し、さぁ、トゥルッリを見に行くぞ〜!と張り切ったのだが、午後の日差し はあまりにも強く、夕方から出歩く事にしてホテルで昼寝。 イタリアやスペインでお昼休憩が長いのが分かる気がする。 この暑さじゃ働くのはムリだし、お店を開けていたとしても誰も来ないに違いない。 とにかく、南イタリアの日差しは強烈だった。 しかも、全ての家の壁が白いため、太陽が反射してすごく眩しかった。 あ、暑い〜〜!眩しい〜〜!! ホテルで一休みした後、夕方から街の散策へ。 街の一角がトゥルッリの観光地区になっていて、かわいい街並みが続いていた。 観光地区の中はお土産やさんだらけで、呼び込みがすごい。 それぞれお店の人が店の前に椅子を出して座っていて、観光客が通ると「見て行ってね〜」と声をかけて いた。 中には入り口に(パノラマが見えます。ご自由にお入りください)と書いた紙が貼ってある店も。 パノラマでお客を引き込むわけだね。 これだけお土産やさんだらけで、売り上げがあるのかな〜? 観光地区を高台から見たことろ。 トゥルッリの屋根が並んでいてかわいい! 観光地区の街並み。 トゥルッリの屋根には、シンボル化した鳥や魚、宗教的な意味を持つマークが書かれている。 トゥルッリのサンタントニオ教会。 中ではミサが行われていた。 夜のトゥルッリ。 昼間は白い壁が眩しかったトゥルッリも、夜は落ち着いて見える。 観光地区以外にも、トゥルッリが集まった住宅地区があり、今もたくさんの人が住んでいた。 トゥルッリの住宅街。 白い壁が日光を反射するから、家の中は涼しそう。 トゥルッリの構造は、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようになっているとか。 昔の人はすごいなぁ。 トゥルッリの屋根。 平たい石を積んで造ってある。 観光案内所では日本語の簡単な説明書ももらえるし、やっぱり日本人観光客も多いんだな。 でも、私達がいた時には、一人も日本人を見なかった。夏はいないのかな? アルベロベッロ、トゥルッリの歴史を簡単に説明してみると‥‥ アルベロベッロの地盤は豊富な石灰岩層で占められていて、これがトゥルッリの建築材料になりました。 トゥルッリの建築は15世紀に始まりました。 16世紀始めの国王が領主達に新しい街を作るのを禁じていたため、この地方の領主は農民達に接着材料を使わない住居を建築するように命じていました。 農民達は地面を掘り起こして出てくる石灰岩を、モルタルを使わずに一つ一つ積み上げてトゥルッリを作っていました。 領主は時々来る国王の視察団の来訪を知ると、農民たちに命じて街中のトゥルッリを一晩で壊させ、この土地から遠ざかるように命じ、街はただの瓦礫の山にしか見えなくなりました。 国王の視察団が去ると、農民達は再びこの土地に戻り、家を再建築しました。 こうして領主はこの地に町を定着させ、納税義務からも逃れていたのです。 1797年、アルベロベッロは国王の領地となり、モルタルを使用したトゥルッリの建築が始まりました。 今もアルベロベッロやその周辺に1000軒を越えるトゥルッリがあり、1996年にはユネスコの世界遺産に認定されています。 ずっと行ってみたかったアルベロベッロ。 写真で見ていた通り、三角形の屋根がかわいいトゥルッリが街中だけでなく、周辺にもたくさんあって 大満足! ただ、夏に行くと暑くて午後は外に出られないので、暑いのが苦手な人は春か秋に行く方がいいかも?! 次の日は、いよいよカラーブリア州へ! (つづく)
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