|
次の日はいよいよ出発の日。 私達は、帰りは高速を使わずに、ウンブリアから西に行ってトスカーナに入った後、車で北へ縦断 してトスカーナの景色を堪能してから、フィレンツェ辺りで高速に乗って帰ろうと計画していた。 (ペルージャの辺りから西に行くと、南トスカーナに行けるのだ。) 南トスカーナには、赤ワインで有名な Montepulciano (モンテプルチャーノ)という町がある。 Vino Nobile di Montepulciano や Rosso di Montepulciano というトスカーナを代表する赤ワイン が造られているのだ。 トスカーナもウンブリアと同じく、多くの町が丘の上に造られている。 「Montepulciano」という標識を頼りに、丘を登っていく道をひた走ると‥‥ 丘の上に建つ町が見える。 ここでも、町には一般車は入れないので、町の入口近くの駐車場に車を停めて歩いて町に入ることに。 トスカーナに行くと、いつもアメリカ人の多さに驚かされるけど、この町でも英語が飛び交っていた。 小さい街なのに、観光客もたくさんいたし、やっぱりワインで有名なんだねぇ。 (左)16世紀に建てられた「プルチネッラの塔」。プルチネッラが鐘を鳴らすらしい。 (プルチネッラというのは、ナポリ生まれの道化のキャラクターで、トレードマークは白いダボダボ服 に、顔の上半分を覆う黒のマスクなんだそうな) しかし、この町は坂が多かった。 丘の上に建っている町は坂が多いけど、ここは急斜面だらけ!‥‥ゼェゼェ。 でも、高いところにあるだけあって、やっぱり景色は最高だった。 こんな景色を毎日見られるのかと思うと‥‥うらやましいなぁ〜〜。 モンテプルチャーノのドゥオモと、グランデ広場。 街中にはカンティーナ(ワイナリー)があったり、町の至る所にワイン屋さんがあったりと、さすがは ワインで有名な町だなぁ。 お昼は、いつものように目に付いた店に入り、モンテプルチャーノの赤ワインと前菜の盛り合わせを 楽しんだのだった。 いつもワインの産地に行くと、お土産にその土地のワインを買って帰るんだけど、今回は旦那のお兄 ちゃんが最近誕生日だったので、プレゼントも兼ねてモンテプルチャーノの赤ワインを買って行くこと にした。(もちろん、私達のもね) ワインを買うことにした私達だけど、町にはワイン屋さんがありすぎて、どこに入ればいいのか分から なくなるほど。 結局、町の入り口近くまで戻った時に見つけた、「ワイナリーと同じ値段で販売しています」という看 板を掲げている店に入ってみた。 お店の人は若かったけどすごく感じのいい人で、「10ユーロぐらいの赤ワインを買いたいんだけど」と 言うと、 「10ユーロならいいワインが買えますよ。こっちのが12ユーロ、こっちのは9、5ユーロで、2ユ ーロ違うけど、味は同じぐらいおいしいですよ。僕はこっちがおすすめかな」 と安いワインを薦めてくれたのだった。 彼によると、名前が通っているワインは、やっぱり名前だけで値段が上がるんだとか。 同じぐらいおいしいワインでも、名前が知られていないと比較的安く買えるのだ。 ありがとう、お兄さん! こうしておいしそうなモンテプルチャーノのワインを、お兄ちゃん用と自分達用に2本かって、ウキウキ と町を出たのだった。 今回買ったワインはこれ。 まだもったいなくて飲んでないけど、友達が来た時にでも飲んでみようかな。 お兄ちゃんにあげる分まで飲んじゃったりして。(ププッ) モンテプルチャーノを出発してからは、シエナからフィレンツェまでトスカーナの丘陵地帯を縦断ドライ ブして帰ろうということになった。 トスカーナの丘陵地帯はやっぱりいつ見てもすばらしい! どこまでも続くなだらかな丘の間に大きなプール付きのアグリツーリズモやホテルなんかが見えたりし て、うらやましいったらありゃしない。 でも、まだイタリアがリラを使っていた物価の安い時期に、トスカーナの家や土地をアメリカ人たちが 買い占めたと言われている。 今トスカーナにあるアグリツーリズモやホテルなどは、オーナーがアメリカ人の所が多いんだとか。 道理でトスカーナに来ると、いつもアメリカ人の多さに驚かされるわけだ。 トスカーナの景色を堪能しながらフィレンツェの南で高速道路に乗り、快調に走り出した‥‥のも束の 間、渋滞に巻き込まれてしまった! 実はこの日はバカンスに行っているイタリア人たちが町に帰ってくる1週目で、渋滞が予想される日だ ったのだ。 いつもは日曜日が大渋滞らしいのだが、渋滞を恐れた人達が少しでも空いていそうな土曜日に帰るため、 この日も何箇所かで大渋滞している、とラジオで聞いていた。 今までイタリアでは経験した事のないような大渋滞で、いつもなら少し詰まっていてもズルズルと流れる のに、今回はまったくダメ。ピッタリと停まったまま動かないのだ。 フィレンツェの乗り口からはどんどん車が入ってくるし、反対側の車線は順調に流れているのに、こっち の車線だけおかしいぐらい動かない。 まぁ、イライラしてもしょうがないし。と、カーラジオから流れてくる歌に合わせて歌ったり(たまに踊 ったり‥‥汗)、旦那とくだらない事を言って笑っていると、隣の車線に来た車のドライバーが私達の方 を向いて何か言っている。 窓を開けて聞いてみると、 「ドヴェ ウシータ アエロポルト?」 ‥‥どうやらアメリカ人の家族で、空港の出口はどこだと聞いているらしい。 旦那がこちらも完璧とはいえない英語で 「多分、フィレンツェ北の出口が空港ですよ」 と答えていた。 ドライバーは「分かったよ!」というように中指を、じゃなくて親指を立ててズルズルと進んで行った。 空港かぁ〜。 飛行機の時間が迫ってたら気が気じゃないだろうなぁ。間に合えばいいけど。 そんなことをしていると、フィレンツェを過ぎた辺りで渋滞は徐々にましになり、その後は順調に流れ 出したのだった。 いつも車でごった返しているボローニャ辺りでも、心配していた渋滞はなく、夜の8時頃に無事我が家に 到着することができた。 う〜〜ん、それにしてもいい3日間だった。 ウンブリア州はまだまだ見たい所があるので、また秋にでも行ってみたいなぁ。 みなさんも、機会があれば是非行ってみてくださいね〜!
|
ウンブリア旅行(2007.08)
[ リスト | 詳細 ]
2007年8月に2泊3日でウンブリア州を旅行した時の旅行記です
全1ページ
[1]
|
オルヴィエートが小さい街なのに見るところが結構あって、予想以上にゆっくりしてしまった私達。 本当はこの後に、ヨーロッパ一の高さを誇る「マルモレの滝」を見に行こうと言っていたのに、時間が なくなって行けなくなってしまった上に、もう一つの行きたかった町、スポレートにも時間がなくて 行けなくなってしまった(涙)。 スポレート、マルモレの滝は、rikumauさんのブログでお楽しみくださ〜い! (このブログのスポレートの記事を読んで、書かれてあったレストランに絶対行きたい!と息巻いて いたのに、計画倒れになってしまったのだった。旅は計画的に!) また近いうちに、絶対見に行くぞ〜!! さて、そんな計画性のない私達。 オルヴィエートを夕方前に出発し、向かったのはペルージャ近くにある小さな町、「Corciano(コルチャ ーノ)」。 ウンブリアは丘の上に造られている町が多く、コルチャーノもやっぱり丘の上にあった。 町の入り口。 ウンブリアでは、こんな石造りのかわいらしい家々をたくさん見た。 本当に小さな町で、ガイドブックにも載っていないし詳しい事はよく分からないけど、とにかく街並みの かわいらしい町だった。 写真でお楽しみくださ〜い! 「将来庭付きのこんな家を買ってB&Bがしたいね〜」という夢を忘れないために撮った1枚。 あぁ‥‥こんなかわいい家が欲しい。 かわいらしい街並みを堪能した後は、一旦B&Bへ帰り、一休みしてから近くの街、Torgiano (トルジャ ーノ)のお祭りに出かけることにした。 (左)B&Bから見た夕暮れの景色。すべてが黄金色! (右)お祭りに行く途中で見た夕焼け。 イタリアでは夏になると、いろんな町で夜な夜なお祭りが開かれるのだ。 町の広場には即席のテーブルや椅子が並び、その土地ならではの料理を楽しむ事ができる。 私達も、B&Bで一緒に泊まっていたヴィチェンツァ(ヴェネツィアの近くの町)から来たご夫婦と会場で 偶然会って、一緒に郷土料理を楽しみ、地元のワインを飲み、おしゃべりに花を咲かせたのだった。 B&Bに泊まると、こういう出会いがあっていいな〜。 (今、ワインの本を見ていて気が付いたけど、トルジャーノで造られるワイン、トルジャーノ・ロッソ・ リゼルヴァがDOCGに、トルジャーノのワインもDOCに分類されていた。 小さな小さな町だったのに、びっくり!さすがはワインの国、イタリアだな〜) 「DOCG、DOCって何?」という人はこちらを見てね。 長くなったので次回に続く。 次の日は、トスカーナを縦断してモデナへ。
|
|
次の日は、前からずっと行ってみたかった街、オルヴィエートへ。 オルヴィエートはペルージャの南西、ローマからは北に約120kmのところにあり、「世界一美しい 丘の都市」と言われている聳え立つ崖に囲まれた丘の上に建っている小さな町だ。 13〜14世紀には、多くのローマ法王が隠れ里として滞在したと言われている。 (オルヴィエートの場所を見たい人はこちらへ) (オルビエートについて詳しく見たい人はWikipediaへ) オルヴィエートの中心地近くの駐車場に車を止めて、歩いて町に入る。 電車で行く場合は、丘の下にある駅からケーブルカーに乗って街に入り、ケーブルカー乗り場の前で ミニバスに乗り換えればドゥオモ広場まで連れて行ってくれるし、小さな町なので、歩いても十分に 行ける距離だ。 町の小道。古い町並みが残っている。 ゴシック建築を代表するドゥオモ。 小さな町なのに、ドゥオモは大きくて圧倒される。 側面はこんな感じ。 ドゥオモ近くからの眺め。 丘の上に建っている町だけあって、見晴らしは最高だ。 ドゥオモの近くにこんなかわいいワイン屋さんが。 オルヴィエートは、「ORVIETO CLASSICO (オルヴィエート・クラッシコ)」という白ワインが有名。 私達もランチはオルヴィエート・クラッシコと前菜の盛り合わせを堪能しました。 おいしかった〜! もちろん、お土産にも買って帰ってきました。 町を歩いていると、小さなかわいらしい通りがたくさんあった。 大通りよりも小さな路地が大好きな私は、旦那を引っ張って小さな路地に迷い込んでは写真を撮りまく ったのだった。 町のどこから撮ってもいい景色が撮り放題! 被写体に関係なく爽やかな写真になるなぁ〜。 ケーブルカー乗り場の裏には、公園らしきものが。 展望台からの景色。 展望台から真下を見たところ。 本当に崖の上に建ってるよ‥‥(汗) オルヴィエートでもう一つ見たかったものが、ケーブルカーの駅の左側にある「サン・パトリツィオの 井戸」。 凝灰岩をくり抜いて彫られた深さ62mの井戸で、中に入ることができるのだ。 入り口で入場料(4.5ユーロ)を払って、中に入る。 中は248段の階段がらせん状になっていて、ぐるぐると周りながら下に降りていく。 上から井戸を見下ろしたところ。 この井戸は昔、ロバを使って水を運んでいたらしく、ロバたちがすれ違わなくてもいい様に下りの階段 と登りの階段が2重に造られているので、降りて行く人と登ってくる人がすれ違わないのだ。 下に降りていくにつれて、気温がどんどん下がって自然のクーラーの中にいるみたいだった。 一番下から上を見てみると‥‥ 暗くて分かりにくいけど‥‥何か神秘的でしょ?違う世界にいるみたいだった。 壁には一面に、昔の人が手で掘った後が。 これを全て人の手で造ったなんて、昔の人はすごかったんだなぁ。 ‥‥小さな町だけどいろんな見所があって、町のどこからでも景色はいいし、ぶらぶらしているだけでも 楽しい町だった。 機会があったら、もう一度ゆっくりと行ってみたい町だ。 ウンブリアに行く機会があったら、是非行ってみて下さいね〜! この日はもう一つ小さな町にも寄ったんだけど、長くなったのでまた次回に書きます。 みなさん、よい週末を〜! (追記) オルヴィエートの地下には、ペルージャと同じ様に地下都市があって、ガイドの説明付きで見学する
ことが出来ます。(イタリア語か英語) 申し込みはドゥオモ前のインフォメーションセンターでできるみたいなので、興味のあるひとは是非 行ってみて下さいね〜! |
|
ただいま〜! 土曜日に2泊3日のウンブリア旅行から帰ってきました。 いや〜〜、ウンブリア州も素敵だったなぁ。 ‥‥というわけで、イタリアのちょうど真ん中にあり、州の形も心臓に似ていることから「イタリアの 緑の心臓」と呼ばれているウンブリア州の旅行記をお届けしま〜す! (2泊3日じゃ全然足りなかった‥‥また行かなくちゃ!) ウンブリア州って?という人はこちらを参考にしてくださいね。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ イタリアでは8月15日はFerragosto(フェッラゴスト)、日本語では「聖母の被昇天祭」という祝日で、 聖母マリアがその人生の終わりに、肉体と霊魂を伴って天国にあげられたという出来事を記念する祝い日 のことなんだそうだ。 日本のお盆のように、イタリアでもこの時期はほとんど全ての企業がお休みになる。 旦那の会社も14日の午後から19日の日曜日までお休みになるというので、またどこかに小旅行に行こ うと前から計画していた。 当初の予定では、1泊2日で北イタリアの山岳地帯と、1泊2日でウンブリア州に行こうと言っていたの だが、バカンスでミラノから旦那のお姉ちゃんの所(モデナ郊外の丘の上の小さな街)に来ていた旦那の 両親を迎えに来るはずだったお兄ちゃんが来れず、私達が日曜日にミラノに送っていく事になったため、 急遽予定を変更して2泊3日でウンブリアに行くことにしたのだった。 この時期はどこの宿泊施設も込み合っているのに、出発2日前にやっと宿の予約に乗り出した私達。 いくつか断られた結果、ウンブリア州の州都、ペルージャの郊外のB&Bに予約を取ることができた。 モデナからウンブリア州までは高速で約2時間〜2時間半。 高速は心配していた渋滞もなく、お昼前にはウンブリア州に到着。 トスカーナ州とウンブリア州の境目にある、イタリアで4番目に大きいトラズィメーノ湖で休憩がてら お昼を食べることにした。 天気はいいし、やっぱり水辺はいいなぁ。 適当に入ったレストランでオーナーおすすめの魚料理を食べ、小さな公園のベンチでまったりした後、 B&Bに行くにはまだ早かったので、ウンブリア州をゆっくりドライブしていくことにした。 ウンブリアは本当に緑が多くて、トスカーナみたいな丘陵地帯がどこまでも続く、ドライブするには最高 の場所だった。 残念だったのは、たくさんあったひまわりがほとんど見ごろを過ぎてしおれていた事。 もう少し早かったら、よく写真で見るような満開のひまわりを見れたのかと思うと、悔しくて仕方なかった。 来年は7月頃にトスカーナとウンブリアのひまわり畑を見に行くぞ!オ〜〜!! 夕方頃にB&Bに着いた私達。 今回のB&Bは、ペルージャの南にある小さな町はずれにあって、途中から砂利道になった道を奥に奥にと 入っていくとある家だった。 奥に奥に入ってきただけあって、部屋からの眺めは絶景。 遠くにアッシジが見え、夜景は最高にきれいだった。 車がないと不便なところだし、最高のB&Bとは言えないけど、あの夜景は一見の価値があるかも。 チェックイン後ひと休みしてから、せっかくなので近くのペルージャに行ってみることにした。 ペルージャは2年前に初めてイタリアに来た時に行ったけど、昼間しかいなかったので、夜のペルージャ も見てみたかったのだ。 ペルージャはウンブリア州の州都で、ローマ帝国時代のもっと前のエトルリア時代に造られた街で、至る 所に古代ローマ時代の遺跡や美術品が残っている。 車で行く場合は、街の周りにいくつも駐車場があって、車を止めてからエスカレーターで街に入るように なっている。 なが〜〜いエスカレーター。 エスカレーターを降りてから、またずっと登り道が続く‥‥ハァハァ。 ‥‥こんなに登ってきたよ。もう少しだ‥‥ゼェゼェ。 街の中心、11月4日広場。 夜のペルージャを堪能した後は、お昼ご飯を食べすぎてあんまりお腹がすいていなかったので、近くの BARでパニーニとビールを買って帰り、B&Bで夜景を見ながら食べたのでした。 (この写真ではあんまり分からないけど、本当にきれいだった!また見たいなぁ。) 次の日は、前からずっと行ってみたかった街、オルヴィエートへ!
|
全1ページ
[1]




