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・二次エネルギーとは
 石油・石炭・天然ガスなど自然界に存在するものを一次エネルギーといい、一次エネルギーを電気やガソリンなど使いやすいものに変換したものを二次エネルギーという。
 前回の記事(水素社会の問題点(1)〜水素エネルギーに関する誤解・嘘〜)で説明したように、エネルギーとしての水素は自然には存在せず、化石燃料や電気エネルギーから生成するため、水素は二次エネルギーであり、その生成元となる一次エネルギーは電気とほぼ一致する。

・水素が二次エネルギーであるなら
 電気エネルギー(電力)については、その生成方法をどうするか(原発問題、再生可能エネルギーをどうやって増やすか等)が重要な点であるが、水素を使う場合にも全く同じことを考慮しなければならない。
 つまり、新しいエネルギーとして水素を使う場合、その分電力として使える分を減らす必要があるということであり、電力より水素の方が有効な場合に水素を利用する意味がある。


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・水素社会の実現性
 10月30日〜11月8日に開催された東京モーターショー2015で、ホンダからも市販モデルが発表され、FCVが次世代自動車の主役として持ち上げられることが多い。
しかし、FCV普及の前提となる水素社会というものが本当に実現可能なものか考察したい。

・水素エネルギーに関する誤解・嘘
(1)FCV(燃料電池)は水しか排出せずクリーンなエネルギー源である
 単にFCVでの水素の反応プロセスしか見ておらず、エネルギーとしてのライフサイクル全体で見ていない。現状、FCV用の水素を生成するためには、化石燃料(石油、天然ガス、石炭)から水素を取り出すしかなく、その際に燃料として消費するのと同等のCO2が発生する。
(2)水素は地球上に大量に存在し、実質的に無尽蔵な資源である
 大量に存在するのは水素の燃えかすである水であり、水分子を構成する元素としての水素の量は意味がない。エネルギーの観点での話をするのであれば、着目すべきはエネルギーとして利用できる水素分子H2として存在する水素の量である。
 化石燃料の構成元素の1つである炭素も無尽蔵に存在するわけで、これと水素をあわせれば化石燃料も無尽蔵だといってるくらい、無意味な言説である。

きちんとエネルギー問題として議論するつもりがあれば、上記の点が誤りであることは容易に理解できるはずであるが、水素社会(特にFCV)を推進する側がこのような主張をすることがよくみられることは問題であると思う。



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5.「電気自動車を今買ってはダメな理由」を徹底解説 / ガソリン車とほぼ同じように使えるという考えは絶対に捨てよう
URL: http://rocketnews24.com/2014/11/16/508837/
 

主旨: 少なくとも「ガソリン車とほぼ同じように使える」ことは絶対に無い。

考察:
前に挙げた4つの例に比べると、実際に十分なEVの利用経験があるだけにきちんとした意見です。
ただし、EVを勧める意見に対する反論として書かれており、反論のために強引な論理展開が見られます。
・出先での充電費用が値上げされているということについて
 出先での充電の機会は少ないという反論への反論であれば、「その機会は多い」、「少ない機会でも値上げの影響は大きい」ということを説明する必要がありますが、単に値上げされたということを繰り返しているだけです。
 また、メーカによる値段の吊り上げの可能性を示唆していますが、現状メーカが吊り上げる理由は見当たりません。やむを得ず値上げすることはあるかもしれませんが、「吊り上げ」という言い方には悪意を感じます。
・充電時間について
 30分の充電時間では10Kmくらいしか走行でず非現実的と言っていますが、別に1時間になったとしても自宅での充電の場合には大した影響はありません(出先での充電ではないので)。単に変な例を無理やり挙げているだけに思えます。

また、実体験に基づいたEVの問題点については説得力があるのですが、おそらく想像で書いたと思われるものには首をかしげるものもあります。本記事の元になった記事にセカンドカーとしての利用での問題点として、家族で連続して使えないとあります。でもセカンドカーで連続して遠出するケースがどれほどあるの?それこそファーストカーを使えばいいじゃんって思います。

EVが自分の利用方法にあっているかをきちんと検討する必要があるという主張はもっともだと思いますが、無理やり作ったEVの問題点があることが気になります。


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4.エコカー戦争、EVはFCVに絶対勝てない理由 利便性と燃料充填で圧倒的な差

主旨: EVは充電時間の長さと航続距離の短さでFCVには勝てない

考察:
EVの弱点については指摘の通りですが、FCVの弱点について全く触れずにFCVを持ち上げているのはどうかと思います。
毎日フル充電というお決まりの間違いだけでなく、家庭用の電力が最大20Aとか家庭用に専用充電器を設置する必要があるとか、本当にちゃんと調べているのでしょうか?

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3.EVの充電時間を考える

主旨:EVが普及すると発電所を増やさないと電力供給が足らなくなる

考察:
EVの充電のための電力量とEVが普及した場合の台数から
「100万キロワット級発電所の4.5基分」
必要としているが、全世界での台数を日本の台数と勘違いしていたり、全EVが毎日フル充電するというありえない前提で意味のない計算。
毎日フル充電する必要があるというのは、他のEVに否定的な意見でも良くある典型的な誤りですね。
国土交通省の「自動車燃料消費量統計年報(平成25年度分)」http://www.mlit.go.jp/k-toukei/22/annual/index.pdf
から自家用車(ガソリン車)の平均走行距離を計算してみたら、24.4Km/日になりました。充電時間にしたら1〜2時間程度ですね。
上記のかなり過大な前提で4.5基なら、実際にはEVのための発電所増設は不要と考えてもいいくらいだと思えますね。

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