|
彼女からメールが来た。
「ばかなあなた、嫉妬してるのは、旦那さんにだよ」
夫は、もう「愛する男性」ではなく「家族」だった。
だから、気付いていなかった。
彼女の、夫への毎日の嫉妬。
多分、夫の食事を作るたびに、夫を見送って玄関に行くたびに、夫が帰ってきてメッセンジャーをロムするたびに。
彼女の心は痛んでいたんだ。
”何ができる?何ができる?”
自分に問うたけど、答えは出ない。
親元を離れられない若者が増えているように。
今の私は、夫から自立することはできない。
働き始めて、年金と健康保険が自分の名義になった。
自立するための第一歩だとは思っている。
小さく小さく、自立する道を進んではいると思う。
でもそれって、彼女のためなのかな?
自分のためのような気がする。
人の妻ではなく、一人の人間になって、彼女と向き合いたい。
|