星への誘い

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P.S.T.を改造しました

この記事に記載する太陽望遠鏡の改造は、物理的な損傷や身体(特に目)に危険を及ぼす
可能性があります。また、改造するので、太陽望遠鏡のメーカーの保証も受けられなくなります。
当然ですが、このような改造を行った結果で生じる損害への責任は負えません。
その点をご理解してくださる方のみ、お読みくださるようお願い致します。


前回の月惑星研究会例会で、“
庭先天体写真家?”さんが、P.S.T.改造を発表されました。
この改造方法なら口径40mmのP.S.T.の大口径化が出来ると思い、改造を真似することにしました。
7月に入ったら梅雨の長雨(9日連続で降雨、日照時間ゼロ)だったので、その間にセッセと準備でした。

改造は、庭先天体写真家?さんが実施中の改造とほぼ同じで、P.S.T.のレンズを外し、
口径の大きな望遠鏡に繋げる方法です。
P.S.T.は、中間にあるエタロンフィルタと後方にあるブロッキングフィルタが心臓部です。
P.S.T.のエタロンフィルタはF10の光学系で性能が出る仕様なので、F10なら口径は大きくても良いはず。
そこで、以前紛失したと思ったら、押入れの布団の下から出てきたBORG76EDを使うことにしました。

76EDはF6.6なので、F10にするため1.5倍バローレンズをエタロンフィルタの前に取り付けることにしました。
イメージ 1

76EDへの取り付けは、レンズを外したP.S.T.の鏡筒(外径50mm)を2”スリーブに差し込むだけ。
2”スリーブの内径は50.8mmなので、厚み0.3mmの真鍮版を巻き付けました。
今朝、76EDに取り付けて太陽を見ましたが、バローレンズの影響か、合焦ポイントが微妙過ぎなのと
拡大率が高過ぎて実際に使うのは難しいと分かりました。

そこで、F10に拘らず、バローレンズを外してF6.6の状態で眺めたら、プロミネンスもプラージュも良く見えます。
しかし、長さ200mmのP.S.T.の鏡筒を全部差し込むと、絞られて76mmの口径が生かせません。
それならばと、P.S.T.の鏡筒を切断しました。

イメージ 2

但し、このP.S.T.の鏡筒は、改造で不要になった庭先天体写真家?さんから格安で頂いた物なので、
私のP.S.T.の鏡筒は健在です。BORG76EDにP.S.T.を取り付けた状態は以下の様になります。

イメージ 3

実際に太陽を眺めるには、エタロンフィルタへの熱エネルギ、目に有害な紫外線と赤外線の遮断が必要です。
76EDの対物レンズには77mmのフィルタネジがあるので、そこに、次の2枚のフィルタを取り付けました。

イメージ 4

ケンコーのASTRO LPR1は、最も安価な光害軽減フィルタで、透過波長曲線は以下の通りです。
イメージ 5

また、ケンコーR1フィルタは、以下の様に600nm以下の可視光と紫外線を遮断する赤外フィルタです。
イメージ 6

この両者を重ねることで、目に有害な光や熱エネルギをかなり遮断できると思います。
イメージ 7

以上の改造効果を確認するため、今日の太陽をP.S.T.単独と76ED+P.S.T.で撮影しました。

まずは、P.S.T.で撮影した光球面です。

イメージ 8

次に76ED+P.S.T.で撮影した画像です。サイズを合わせるため、80%に縮小しました。
イメージ 9

口径76mmでは目を見張るほどの効果は無いかな・・・・・ED103Sを使えば良かったかな・・・

ついでに、76ED+P.S.T.で1.3倍のバローレンズを使った画像も紹介します。75%に縮小しています。

イメージ 10

一画像では収まらないけど、これなら多少は改造効果ありかな?90度回転させて二枚モザイクかな?

なお、フィルターを含め、ほとんどのパーツは、天文ガタクタ収納箱に入っていた物なので、
懐はほとんど痛みませんでした。

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明らかに解像度がましてますね、、、

2015/7/11(土) 午後 7:37 [ chaplin3sei ]

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ヨネヤンさん
こんばんは。
さすが、大ベテランでいらっしゃいますね!
太陽望遠鏡の工作は大変じゃないですか?
実は、私もコロナドSM2T-60/BF5とDMK41AU02.ASを持ってるんですが、星雲撮影に嵌ってしまって使用してません^^;
でも、最近体調があまり良くないので気軽に自宅で観測できる太陽プロミネンス撮影もいいかもしれませんね^ ^
もっとも上手に撮れるかは微妙です(^^)(笑)

2015/7/11(土) 午後 7:39 MrJDIS

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流石ですね。私などはすぐ市販グッズに頼ってしまうのですが、ここまで手作り感満載な太陽望遠鏡は双望会にぴったしです。参加してみては・・・
たしかに極端な差は無いのですが、順々に画質は良くなっていますよ。76mm-F6.6の場合 f=500mmですから、有効口径は50mm程度です。それより外側の光線は、エタロンにけられてしまうので。解像度に極端な差が生じないのは、そのせいかと思います。
でも、この構成は口径をいくらでも選べるので、ビクセンなどの安いアクロマート系の利用も可能です。自作派のヨネヤンさん向きでは。今後、発展していくのを楽しみにしています。
※ 私は手抜きしたので、今だピントが合わないです(T-T)

2015/7/11(土) 午後 8:26 [ has*ama** ]

この改造で、バックフォーカスの自由度がふえたのでは?カメラの比較をするのも面白そうですね。
ブロッキングフィルターが、湿度が高いと劣化しやすいなんて話も聞いたことがあります。
本体部はバラすの無理ですかね。

2015/7/11(土) 午後 10:18 OLG100

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1.3xバローレンズを付けた画像は、すごく解像度が上がって見えますね。
合成焦点距離が伸びてF値が大きくなったので、画像がシャープになったからでしょうか?
それにしても今回の工作は、さすがヨネヤンさん!と思わせる内容ですね(^_^;)

2015/7/11(土) 午後 11:40 ダイナ

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やはり口径の大きさが効いていますね。
最期のがぞ言うが一番効果が良くわかります。
毎回モザイク合成をするのはちょっと大変だと思いますが、その価値は十分にありそうですね。

2015/7/11(土) 午後 11:41 ようかん

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chaplin3seiさん、「星への誘い」への訪問とコメントをありがとうございます。
もう少し解像度を上げなければ改良とは言えないので、まだ試行錯誤を続けています。

2015/7/12(日) 午後 2:00 ヨネヤン

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MrJDISさん、コメントをありがとうございます。
PSTを入手した時は、それで十分でしたが、使い続けていると解像度が不満になり口径アップの欲が出て来ました。
でも、大口径の太陽望遠鏡は高価で手がでないので、今回の改造を試したしだいです。
コロナドSM2T-60/BF5での太陽撮影、是非再開して下さい。

2015/7/12(日) 午後 2:03 ヨネヤン

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has*ama**さん、コメントをありがとうございます。
やはりF6.6のままではケラレが発生し、解像度アップが不十分ですね。
Fが長い望遠鏡はあるけど、どれもバックフォーカスが不十分なのが課題ですね。
250mm程度のバックフォーカスがある望遠鏡って無いですね。

2015/7/12(日) 午後 2:05 ヨネヤン

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OLG100さん、コメントをありがとうございます。
確かに、PSTと比べると、使えるカメラの種類が多くなると感じます。
対物レンズ前に付けたフィルタの高価で、焦点部分での発熱は低そうです。実際に焦点に手を当てても熱は感じません。
エタロンフィルタやブロッキングフィルタを分離できれば良いのですが、接着されており、私の力では分解できません。

2015/7/12(日) 午後 2:09 ヨネヤン

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ダイナさん、コメントをありがとうございます。
確かに1.3倍バローの画像は使えそうですね。当面はこの組み合わせで撮影することになりそうです。
でも、太陽面が静かなので出番が少なめなのが課題ですね。

2015/7/12(日) 午後 2:11 ヨネヤン

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ようかんさん、コメントをありがとうございます。
口径アップの効果を十分に出すにはまだ課題が多い状態です。
1.3倍バローで2枚モザイク、面倒ですが、当面はそれで我慢でしょうか。

2015/7/12(日) 午後 2:13 ヨネヤン

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確実に解像度アップしてますね。フロントエタロンではなく、筒内エタロンにしてエタロンを小径化したシリーズに応用できる手法ですね。エタロンとブロッキングフィルターでIRとUVは目に影響ないくらいカットされていると思いましたが、別途フィルターの追加が必要なのでしょうか?

2015/7/12(日) 午後 11:18 [ ヤス ]

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やはりやっちゃいましたね〜
天気が良くないと、いろいろと気になりますからね。
しかし、いろんな物が眠っていて、活用できいいですね。

1.3倍の画像はかなりいいんじゃないでしょうか

2015/7/13(月) 午後 3:47 hideサン

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ヤスさん、コメントをありがとうございます。
F10が理想で、F6.6ではエタロンフィルタでケラレるので76mmの口径が生かせず、更なる改良が必要な状態です。
対物レンズ前のフィルタは、エタロンフィルタとブロッキングフィルタへの熱エネルギー軽減が主目的です。
76mmのレンズで太陽光を集光させるとかなりの熱なのでフィルターの劣化を心配しました。
PSTでも、対物レンズ前に熱エネルギー軽減を目的としたと思われるフィルターが装着されています。

2015/7/13(月) 午後 7:55 ヨネヤン

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hideさん、コメントをありがとうございます。
そうです・・・天気が悪い日が続くと、つい工作を始めてしまいます。
星雲・星団撮影に嵌っていた頃に色々とポチった物が役立っています。
まあ、ポチ菌に感染するよりはマシかも。

2015/7/13(月) 午後 7:58 ヨネヤン

こんにちは
ヨネヤンさん、流石ですね。
思った通りのヨネヤンさんです。
科学の追求のためなら躊躇わず実験される姿は私の師匠です。
きっと私もやることでしょう。
改造効果出ていると感じます。
志にナイスです。

2015/7/15(水) 午後 3:50 タキ

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タキさん、コメントをありがとうございます。
天気が悪い日が続いたので、工作の虫が蠢きました。
この様な改造の方が撮影や観測より好きな体質、良いのか悪いのか。
改造はさらに進みます。

2015/7/15(水) 午後 7:54 ヨネヤン

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な、なんと!こんな方法があったとは!
対物レンズが雲ってしまったので、知人に5000円で譲ってしまいましたが、この記事見て、軽く後悔です。こういうの、面白くていいなぁー。

2015/7/25(土) 午後 6:00 [ UTO ]

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UTOさん、コメントをありがとうございます。
このような工夫は面白いですね。高価な大口径の太陽望遠鏡には手が出ないので、姑息な改造で大口径化を狙っています。

2015/7/26(日) 午前 8:39 ヨネヤン


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