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みなさま
FC2ブログへの引っ越し手続きが完了しました。
(じっさいの引っ越し完了には、もう少し時間がかかりそうです。)
うまくいくかドキドキです。
引っ越し先ブログのURLは以下の通りです。
新しいブログでお目にかかれればうれしいです。
引っ越し後しばらくは、画面・レイアウトなど、お見苦しい点が多々あると思います。
どうか、大目に見ていただければありがたいです。
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みなさま
先日の引っ越し失敗に懲りて、しばらく様子をみていましたが、
いよいよYahooブログでの投稿終了日 (9月1日) がせまってきました。
今度こそ失敗のないよう、慎重を期して引っ越しを決行 (やや大げさ?) します。
引っ越し先はFC2ブログ。
ブログタイトルは今と同じ 「オススメ本紹介します」。
2006年から10年以上お世話になったYahooブログ。
広告が多すぎる、画面レイアウトがいまいち気に入らない、などの不満はあっても、
それなりに馴染んでいたし、使いやすさも感じていました。
新しいブログに引っ越すことは、やはり、少し不安です。 (うまくいくだろうか?)
どうかみなさま、引っ越し後も変わらぬご愛読をお願いいたします。
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「おまえの罪を自白しろ」 真保裕一(2019年、文藝春秋、1600円) いままでたまたま読む機会はなかったけれど、
真保裕一が実力あるミステリ作家であることは知っていました。 さてストーリーは、ある有力政治家の孫が誘拐されるところから始まります。
宇田清治郎。 埼玉県選出の衆議院議員。 現在6期目。 長男は県会議員、娘婿は市会議員、次男も最近仕事をやめて父の秘書を務めています。 誘拐されたのは、長女の3歳になるひとり娘です。
すぐに犯人側からの連絡があり、誰もがおどろいたことに、要求は身代金ではありません。 「記者会見をひらいておまえの罪を公表・謝罪しろ」 というものでした。 日時の指定もあります。 宇田が 「おまえの罪」 と言われて思い当たるのは、最近、
<『首相のお友達』 に便宜をはかり、県内建設予定の橋の位置を変えたこと。> いま現在、さんざん野党やマスコミに叩かれている事案です。 この事実を公表・謝罪するということは...、影響が首相におよぶことは必至。
この時点で、首相周辺の与党トップ政治家から圧力がかかり始めます。 この辺のシビアな政界内描写は、大迫力。 (それに、どうしたって、現実の 「森友・加計問題」 を連想してしまいますし。)
ハラハラと、手に汗握るミステリです。
予想どおり、力量のある作家だとわかりました。 |
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(2018年、東洋経済新報社、1620円) AI第一線研究者の著者は、2011年、 「東ロボくんプロジェクト」 を発足させます。
<AI (人工知能) が東大入試を突破できるか> を検証する10年計画プロジェクトで、 100人規模の研究者たちが、チームを組んで参加しています。
10年のタイムリミットが近づくなか、 「東ロボくんの東大合格は不可能」 という見通しが強まっています。
(MARCHレベルならば可能だそうです。) 将棋やチェスの名人を破るほどのAIが、なぜ東大入試で苦戦? (じつは、国語や社会の論述問題でつまづく。)
このへんから、「AIとは何ぞや」 の、ひじょうにわかりやすい解説が始まります。 まず 「AIは、考える・推論する・理論を学ぶ、などが苦手」 という意外な指摘があります。
将棋やチェスでAIがやっているのは、統計処理・確率処理にすぎないそうです。 あらかじめインプットされた膨大な対戦データを驚異的スピードで読み取り、勝利につながる手を見つける。 だから、AIを用いた自動翻訳機などは、開発がひじょうにむずかしい。
膨大な対訳データを用意してインプットする必要があるからです。 *対訳というところがミソ。 ただ外国語文だけ入力しても、翻訳の役には立たない。 *また、AIに文法理論を教えるなど夢のまた夢。 こんなふうに読んでいくと、なるほどねとわかってきます。
『AIがいずれ独自の 「意志」 を持って人間を支配する日が来る』 的なSF風発想はナンセンスだと。 ただ、得意な統計・確率処理分野では人間の追随をゆるさないAI。
今後さまざまな分野で人間の仕事を奪っていきそうです。 (向こう10〜20年後になくなりそうな仕事がリストアップされています。) こんな中、AIに苦手な 「思考・推論」 を用いる仕事は生き延びるわけですが、そもそも、この種の能力に秀でているひとがひじょうに少ない。
小・中・高校生の多くが、教科書の文章すら満足に読解できない現状 (大規模な調査で判明) では、 将来、AIとの仕事争奪戦で敗退するひとは増えていくばかり...。 ...といった内容の、じつに明快な一般読者向けAI解説本です。
とてもすぐれた本だと思いました。 オススメです! |
「シエラレオネの真実」 アミナッタ・フォルナ(2018年、亜紀書房、2400円) シエラレオネは、ダイヤモンドの産出で名高いアフリカ西部の小国ですが、
長い内戦のさなか、一般市民が残虐行為の犠牲になったことでも知られています。 恐怖を植えつけるだけの目的で、革命軍が、ひとびとの腕や脚を切断したのです。 新聞報道でこの事実を知ったときの衝撃!
それ以来、シエラレオネという言葉を聞くと、平静ではいられなくなりました。 なので、この本が新聞書評欄で紹介されたとき、すぐに、読むことを決めました。
恐怖のヴェールにつつまれた暗黒の内戦を、ぜひ明快に解き明かしてほしいと思ったのです。 ところが...。
その期待はかなえられませんでした。 文章に魅力がなく、読み進めることができなかったのです。 語るべき主題を持ちながら、語る技倆がともなっていない。
前記事の三澤慶子さんとは大違いです。 (「夫が脳で倒れたら」) 前半3分の1くらいまではふつうに読み、つぎの3分の1で斜め読み・飛ばし読みに切り替え、
その辺で力尽きて、残り3分の1はあきらめました。 ちなみにこの本は小説です。
著者の父親は、シエラレオネ政府で財務大臣をつとめたあと、逮捕されて死刑になります。 父の死と、その後の自分の人生を描いた、自伝的物語です。 題材的に気になるので取りあげましたが、 <オススメではないけれど> の書庫に収納します。
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「おまえの罪を自白しろ」 真保裕一
「シエラレオネの真実」 アミナッタ・フォルナ





