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2012.5.18(金)
自然は怖い。
私はKasayanのおかげもあって、気象状況は
かなり綿密に調べ行動している。
昨夜も9時から12時ぐらいに10mから15mくらいの南西が吹くのは
承知していた。
ところが、12時前からリギンが鳴りだし、艇は翻弄されだし、
ビュービュー風が吹き続け始める。
12時に起きだしてインターネットで海況を調べる。
神津島の燈台のリアルタイム情報をチェックすると13mとか
かなり吹いている。
しかし、現在の状況はそれ以上だ。
ただ、南西であるかぎりは舫いを昨日、アンカーから岸壁へと
着けなおしたので、安心だ。
風向の変化はいつ?今日18日15時からだ。よかった。
ハッチを開けて外を見るが、そもそも港とは離れた、
人もおらず、人家も無いところにいるのだから、
ただ真っ暗なだけだ。雨も落ちてくる。
今いる吹の江は美しいだけでなく、静穏で有名なのだ。
南西が吹いても安心できる入江なのに、うねりが入り、
入江入口近くに高波が白いしぶきをあげてぶつかっている。
いったいどうなっているのだ。
自然はどう変わるか解らない。
いつも最悪の状況が起こることを想定して対処しなければならない。
自然にはいつも謙虚に。いま以上に慎重にと肝に銘じる。
最新天気予報を見る為、5時が来るのを待っていた。
5時15分前ぐらいから急に風が落ち始める。
峠を越え、下降線へ入ったのだ。良かったー。
なんか、腹が減って、きのうから作ってあったので、
5時から朝飯を食べ始めてしまった。
波が高くて、テンダーも出せないので食後、すぐ
航海データ作りに着手。
今、予定作業を終って、6時半。
大変だったけど、データが早く出来て良かった。
次第に波も収まってきている。ローリングはズット小さい。
日も出て来た。

伊豆諸島北部の天気予報では何故かいつも新島だけのコメント、
それも一段、状況が悪いのが付加されている。
式根島も今は新島町になったので、式根島も含まれるのかもしれない。

みんさん、天気予報で風、やや強くが10m〜15mだと知ってました?
10m〜15mて、やや強いという理解じゃないですよね。
風強くは15mから20mです。

今日の伊豆諸島北部の予報。
西の風やや強く後北東の風やや強く 
新島では西の風強く
波2mうねりを伴う 
ただし新島では2m後2.5mうねりを伴う。
つまり、今日、新島、式根島では15m〜20mの風が吹くわけです。

早朝は、こんな呑気なことを言っていた。
この後、状況は一変する。
風は次第に吹きつのり、波はドンドン大きく過激になって行く。
約12時間、外を見るのも怖い大波と大揺れに翻弄される。
風は次第に西に変わる。
夜中に艇の揺れが激しかったのは、バウはビットに固定。
スターンはフォートレスアンカーで固定。
斜めから風を受け、艇が翻弄されていたのだ。
スターンアンカーロープを少しづつ出し、
艇を風に立てて行く。
殆ど風に立てる位置までスターンを移動する。
水深を見る。
BW33の水深は1.8m。今の水深は2m前後。2mを切る時もある。
艇は大きく傾き、ピッチングとローリングを繰り返す。
吹の江の海底は岩と砂だ。大きな岩が出っぱていたりする。
以後、常に前舫いとアンカーロープの調整。
緊張の連続となった。
入江の中は沸騰する熱湯の様な様となる。
西からの大波は直ぐ前の岩を越えて降りかかって来る。
入江入口には波が大きく砕ける。
次第に入江の中に向かっても流れ込んでくる。

その上、何故かインターネットがつながらなくなる。
人里離れた所なので、電波が弱いのだ。
でも今まで届いていたのに不思議だ。
強風や高波が電波に関係があるのか。
その内、携帯電話も圏外と表示され、電話での天気予報も聞けなくなってしまった。
この強風と波のピークを知りたい。
強風波浪注意報にはピークの時間が書いてある。
ピークを乗り越えさえすれば安心出来る。
もう一つ、今が干潮の時間帯とは解っているが、
いつ上げ潮に変わるかを知りたい。
神津島の干潮満潮を気象庁で見ることができる。
何度もインターネット接続をするが結局、ダメであった。
一時、携帯電話が通じた時に大島では風3mと言っていた。
同じ伊豆諸島北部なのにこんなに違うのか。
たしかに大島までは神津、新島からはかなり離れている。
長い長い時間であった。

夕方、ようやっと風の方向が北へ振れ出す。
風が落ち始める。
新しい、懸念が生じる。
もし、北に変わってかつ強風になったら。
吹の江でのアンカーの利きは良く無い。
走錨したら、艇はまともに岩にぶつかり、大破してしまう。
この恐れは朝からあった。
一度テンダーを出して、北側の岸壁に登り、
ビットに舫いを取りつけに行こうとした。。
しかし、強風下と大波であまりにも危険な為、止めたのだ。

風は落ちて来たとはいえ、薄暗くなり始めた中、
入江の外からは大波が繰り返し、入ってくる。
テンダーを出す。
危険は良く解っている。
重いCQRアンカーとこれまた重い10mの長いくさりを
揺れるテンダーに乗せる。
うねりと波に翻弄されながら、入江入口の洗岩の近くまで、
どうにか運ぶ。そこでガラガラとCQRを落とす。
CQRならどんなに舵利きが悪いところでも必ず引っかかってくれる。
いちもくさんに艇に戻る。
さっきまでは風が強くてテンダーが戻せなかった。
今はオールで戻せる。
艇でCQRアンカーのロープを引いて行く。
OK!がっちりかむ。これで安心だ。
艇の方向がきのう着けた南北方向に戻る。
GPSプロッターに電源を入れ魚探を見る。
水深、3.5m。よし、良し。OK。
その後、夜中から朝まで、2時間毎ぐらいに水深チェック。
なにしろ、真っ暗で何も見えないのだ。
慎重の上にも慎重に。
4時頃から少し明るくなり始める。
風も落ち、波も収まって行く。
どうにかしのぐことができたようだ。

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