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2008.1.24(木)
A:瀬戸内海を航海する際の必需品
A1)瀬戸内海・九州・南西諸島沿岸潮汐表
瀬戸内海を航海する場合、潮の満引きと潮流を必ずチェックして出港します。1,155円のB6版小冊子ですが、これ無しには瀬戸内海を航海することはできません。
主要港の潮汐、及び潮流の毎日の予報値を掲載し、毎年発行されます。
A2)瀬戸内海水路誌
こちらは8,715円と高く、電話帳の様に厚い冊子ですが、あるとトテモ便利です。「瀬戸内海・九州・南西諸島沿岸潮汐表」は主たる港、水路の潮流のみが出ています。瀬戸内海水路誌には、、○○瀬戸の潮止まりは××瀬戸の何時間後であるとかより詳細な情報が書かれています。その他、瀬戸内海を航海する際の港、水道等について詳しくしることができます。我々ヨットマンが使う港湾案内の解説はこの水路誌の抜粋です。
A3)良い双眼鏡
瀬戸内海では
・本船
・筏を引く船
・網を引く漁船
などがひっきりなしに通ります。
・いかだ
・魚網
も多い。
本船はこちらにぶつからない方向で近づいているのか。
漁船が止まっているのか、こちらに向かっているのか、遠ざかるのか。
漁船は走っているだけなのか、後ろに筏を引いているのか。網を引いているのか。
など、肉眼ではわかりません。
あまりにも船が多く、早急に相手の船の状況を確認する必要があります。
そこで優れた双眼鏡がどうしても欲しくなります。
広島湾では漁船の後ろを双眼鏡で見ると白い太いロープが船尾から海中に伸びています。牡蠣の筏を引いているロープです。遥か後ろに引かれている筏をみることができます。
遠くに巨大な本船が見えます。いったいこちらに向かっているのか、向かっているとするとヨットに当たる針路か、双眼鏡で何度も確認しながらヨットを進めることになります。
私はWEST MARINEでチョット無理して、STEINERのComanderシリーズを買ってあったのですが、瀬戸内海で初めて、品質の良い双眼鏡を買っておいて良かったと思いました。

B:瀬戸内海を航海する際の注意
B1)「瀬戸内海・九州・南西諸島沿岸潮汐表」で瀬戸、水道の潮止まりを確認
   潮止まり後、連れ潮か逆潮かも確認。
B2)瀬戸内海は信じられないほど干満の差が激しい。必ず、引き潮時でも乗り上げないか、岸壁に登れるかを確認する。瀬戸内海ではポンツーンに着けるのが望ましい。
B3)波50cmにだまされない。
  瀬戸内海では他では聞いたことのない波50cmという天気予報がショッチュウ出ている。一般には波1mの予報ではべたなぎに近い。ところが瀬戸内海の波50cmではスプレーを浴びぱなしとういことがシバシバある。大きな波では無いが、ピシャピシャした波が立ちスプレーとなって降り注ぐ。
B4)浅いところは波が悪い
瀬戸内海は比較的浅いところを航海せざるを得ないところが多い。その際も避けられたら浅瀬は避けた方が良い。いつも潮があり、浅いところでは悪い波の立つことが多い

瀬戸内海での航海、イメージと現実の違い:
私はKAZIのクルージング記事を切り抜いて整理してあるのですが、瀬戸内海は他の地区の5倍位の量があります。日本一のクルージングゾーンとして度々、色んな所が紹介されています。
私も瀬戸内海を始めて航海することになりそれはそれは楽しみにしていました。
現実はどうだったでしょう。
イメージと現実はかなりかけ離れていました。
牛窓も尾道も大三島もその他の地域も素晴らしいところでした。
しかし、瀬戸内海の水は汚いのです。
海岸にはパイプのいっぱい付いた大煙突が並ぶ巨大なプラントや造船所を初めとする驚くほど大きな工場が海岸線に連なっています。巨大工場を見ないところは少ない程です。
信じられないと思いますが、四国側の多度津、高松にいるとき何故がデッキが汚れるのです。なんでこんなに黒くなるのかなーと気になったのですが、そうだ、これは工場のせいなのだと気が付きました。瀬戸内海では船が汚れるというのは良く知られたことと後で知りました。
また、本船が限り無く多い。常に前後左右を細心の注意を払いながらでないと航行できない。
最初はメインだけは揚げていました。次第にメインも下ろすようになりました。セイルの影になってチョットでも進行してくる船を見落とすのが不安なのです。
瀬戸内海の殆どの航路は川を航行するのと同じで常に上げ潮、下げ潮を出港前に確認して進みます。
以上のようなことはKAZIには出てきません。
美しく、澄んだ青い水、穏やかな海面、緑に彩られた廻りに浮かぶ島々の間をのんびりと気持ち良くセイリングすることをイメージしていた私は現実との違いに驚きました。

塩は伯方の塩と赤穂の塩を使っているのだけれど、あの水を見て変えようかどうしようか迷ってます。

しかしやはり瀬戸内海はすばらしい:
帰路で、那智フィッシャリーナに係留している私の信頼するベテランヨットマン、森さんに瀬戸内海での私の印象をはなしました。森さんは確かに、瀬戸内海の水はきたない。巨大工場も多い。潮や本船に常に気をつけなければならない。なれないとイライラさせられることが非常に多い。しかし、次ぎに瀬戸内海を訪れる時はキット、それらの不満点を越えた、瀬戸内海の素晴らしさを経験することになると教えてくれました。
確かに、イメージとのあまりの相違に驚いている自分が居る一方、素晴らしかった港や白浜綱不知の田中さんが教えてくれた興味ある未だ未知の港を訪れるため、瀬戸内海に是非とも叉行きたいと思っているのだ。

瀬戸内海で私の寄った港:
九州の芦屋港から関門海峡を抜け、
田野浦→デルタマリーン防府→上関→屋代島→宮島→広島観音マリーナ→沖野島→浦刈海の駅→大三島→尾道→粟島→多度津→高松→淡路島土荘東→牛窓→木場ヨットハーバー→
大阪湾に入って
須磨ヨットハーバー→新西宮→泉大津→
紀伊半島の和歌山マリーナシティ→阿尾と船を進めました。

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