「お〜い!お父さん行くよ!」 毎朝、時計を見て、バスの時間を気にしながら、夫は子供たちに声をかける。 2階から慌てておりてくる子。「ちょっとだけ待ってて」と、トイレの中から叫ぶ子。 食事中の手を止める子。3人の子どもたちは、「行ってらっしゃい」の前に 夫と交わす”かけ声”を欠かさない。 早く夫の前に現れた順に、 「今日も元気に頑張るぞ!オウ!!」と、 かけ声を交わし、同時にお互いの拳を天井に向かって「オウ!!」と突き上げる。 それから、手のひら同士で、パチンとタッチ。 最近は、それに拳と拳を軽くぶつけあうオマケがついた。 これが、我家のおまじない。! 始まりは、長女の登園拒否だった。 我家は、転勤族で長女は、幼稚園時代,年少・年中・年長とそれぞれ違う幼稚園に通った。 いまから6年前、京都のある町に引っ越した時に、彼女は、年中組。 入園してすぐに、言葉の違いやら何やらで、毎朝泣くようになった。 「幼稚園に行きたくない。」と泣いて訴える娘の話を夫に夜相談すると、 夫は翌朝、娘の両肩に手をかけてこう言った。 「知らない場所に住んで、新しいお友達を作るのは大変だよネ。お父さんも今、 同じなんだ。お父さんも頑張るから、一緒に頑張ろう。今日から、 毎日二人で頑張るおまじないをしょう」 そして、「今日も元気で頑張るぞ!オウ!!」が始まった。 それは、いつしか朝の習慣になり、二人のおまじないのはずが、今では、 下の子供達も当たり前のように一緒にやっている。 子育てをしていて、いつも思うのは、 「誰かの支えなしに子供を育てるは難しい」ということ。 私の場合、引っ越しが多かった分夫と、その土地で出会った人たちがいなかったら、 とてもじゃないが、子育てはできなかった。 アッチコッチに住み、たくさんの人と出会い、助けてもらったおかげで今がある。 特に、我家の”おまじない”が生まれたこの町の子供に向けられる目には、何度も助けてもらった。 地域全体で子供を育てようと言う意識を、肌で感じられる町だった。 支えあってこその子育て。家族も地域も社会もみんなで支えあって子供を育てていけたら、 笑顔いっぱいになるだろう。 夫と子どもたちの朝の、”おまじない”も、いつまで聞くことができるかな? と思うけれど、続く限り私も、 「今日も元気に頑張るぞ!オウ!!」 この文章は、子育てをめぐる様々なエピソードをつづったエッセーを 読売新聞社主催厚生労働省全国社会福祉協議会、日本経済団体連合会後援の 第10回子供未来賞された入選作の中の一部だけ紹介させていただいたものです。 この様な登校(登園)拒否の子供さんがおられる家庭があると思われますが、 何か心の中が、少し明るく。軽くなったと感じました。 もっといじめが、残酷な物であった場合なども地域の人たち。学校で、クラスの話し合い。 子供が、親に相談できうる環境。などもっともっとしっかり見つめなくてはいけないなぁ〜 と感じつつ深く反省する次第ですねぇ〜♡♡♡
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