鯖蛇寝得呪憂 のうみそぱーぷるん 〜紫色の欲望

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昨日ようやく映画「仮面ライダー1号」を観に行くことができました!
ブログに書くのは久しぶりでしたし、Twitterでも良かったのですが、
ご覧のとおり長くなりそうだったので、こちらが良いだろうと。

以下ネタバレだらけ

いきなりタイ・バンコクから始まって不意打ちw
まあ最初のTVの頃から、1号が海外で戦うということはよく出てきますが。
更に大天空寺でのカラオケ大会も不意打ちw
ここの構成と発想の良さが、やはり脚本・井上敏樹氏のスゴさですね。
でも仙人・竹中直人の芸風を活かすには最適だったかもしれないですねw

そしてノバショッカーが企業風のことをやって日本を征服しようとするのが、
全然そういうことをしてくるって知らなかったですし、すごい面白かったです。
人間状態の戦闘員を前に入社式みたいなことしたり、
日本全土を停電させて、日本(総理大臣が紅林刑事こと横光克彦!!)と
電力に関して取引したり。
これも「シャンゼリオン」で
都知事になってから東京都を独立国家にして皇帝に即位する敵を描いた
白倉&井上コンビならではの面白さでしょう。

しかし、この点については、発想の面白さというだけでなく、
メインテーマとも相性が良いネタでもあったと思います。

メインテーマは、(一応私見と断っておきますが、言わずもがなかな?)
命の大切さ、命とは何か、といったことと、
本郷猛=藤岡弘、の生き様そのものだったかと思いますが、

昨今の便利な世の中、(もっと言うと商業化されすぎた世の中)に迎合しすぎて、
もっと大事なもの忘れてるんじゃないか?
って観点が双方(メインテーマと停電作戦)ともあるのですよね。

私も病気になって、社会的弱者にもなって、そういう部分は痛感している部分があるので
よくわかります。まあ辛いことをやりたくないのは私もバリバリそうなんですけどもw

そして、間のおやっさんの孫娘・麻由と本郷猛のやりとりが
恋人のようでもあり、当然親子のようでもあるんですが、
3年前に本郷が麻由が一人前になったとして、彼女を置いて
海外に戦いに行ったのを、麻由は根に持っているんですが、
これが一般人の"仕事と家庭どっちを大切にするのか問題"を彷彿とさせます。

でもそれも、命の大切さ、命とは何か、ってことと関係ありますし、
本郷も必ずしも完璧にできてないという意味で、
逆にテーマの深さに説得力が出ているのではないでしょうか。

後半は、命と藤岡弘、といったメインテーマに関する構成、演出は
どんどん研ぎ澄まされていった印象で、
特に本郷が炎の中から生き返るシーンは思わず泣いてしまいました。

最後に忘れてはいけないのが、
「仮面ライダーゴースト」のタケル、アカリ、御成もTV以上に良い芝居をしていました。
番組のテーマとも沿っていたのも良かったでしょうね。
TVの福田卓郎氏による「トリック」的な個性的なキャラクター設定が
井上敏樹氏の作風にも合っていた所もあるかもしれません。

最初は「シャンゼリオン」コンビで「仮面ライダー1号」って
水と油のようで大丈夫なのかな、なんて思う部分もあったのですが、
今回は上手い具合に中和されて、それだから上手くいった部分もあるでしょうね。

藤岡弘、自身、この御歳であの体、あの凄さってのは目を見張るものがありますが、
そういった魅力を、アクションでも、変身後のボディでも、ストーリーでも
上手いこと落とし込んだのでは、と思います。
当時のTVでは叶わなかった、藤岡弘単独主演を今回やろうという企画意図もありますが、
東映は藤岡さんに対していい恩返しができたのではないでしょうか。

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