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ドクター差別と選ばれし者たち

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 昔々、あるところに、3つの小国がありました。隣同士で、西から「ジャアーク国」、真ん中が「モドーキ国」、東に「ゼンニーン国」です。

 中つ国の「モドーキ国」は、(両国に対して)鎖国政策をとっています。なぜなら、「ジャアーク国」の国民の99%は「邪悪」で、平気でウソをついたり、モノを盗んだりするからです。一方、「ゼンニーン国」は、国民の99%は「善人」ですが、残りの1%は某カルト教徒で、各国でテロ活動をしているからです。「モドーキ国」の国民(のほとんど)は、この「鎖国政策」を支持しています。

 ところで、あなたは、この措置(=両国に対する鎖国政策)をどう思いますか? (不当な)差別だと思いますか? それとも、合理的な方策だと思いますか?

 ポイントは、

「ジャアーク国」にも、1%は「善人」がいる。

「ゼンニーン国」の国民の99%は「善人」であるにもかかわらず、1%のテロリストのせいで、他の国の人たちのように「モドーキ国」に行くことができない。

「ジャアーク国」の「(大多数の)悪人」はせいぜい、ウソをついたり、モノを盗んだりするだけだが、「ゼンニーン国」の「(ごく少数の)悪人」は、人を傷つけたり、殺したりする。

というところです。

 選択肢は、

「ジャアーク国(=99%が小悪党、1%が善人)」に対する鎖国政策は許されるが、「ゼンニーン国(=99%が善人、1%が極悪人)」に対する鎖国政策は許されない。(差別される人数を重視する)

「ゼンニーン国」に対する鎖国政策は許されるが、「ジャアーク国」に対する鎖国政策は許されない。(デメリットの度合を重視する)

どちらの国に対する鎖国政策も許される。(自国の利益を最優先するのは当たり前だ)

どちらの国に対する鎖国政策も許されない。(不当な差別かどうかは、差別される人数やデメリットの度合にある程度は関係するが、差別される人数が少ない、あるいは、差別によるデメリットが大したことないからと言って、不当な差別が許されるわけではない)

です。


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