サブレ部

気が向いた時にサブレの造形を愉しむひとり部活

北海道

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メタボ検診義務化である。
世の健康意識は更に高まるだろう。
サブレ界とて無風ではいられないようだ。
健康コンシャス時代の新サブレ、北海道から「コラーゲン北海道バターサブレ」です。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_2038799_0?1223908363

まずコラーゲンとは何の関係も無いカワウソの写真に物申したくなるが、
このサブレはツッコミどころが多そうなので先を急ぐ。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_2038799_1?1223908363

箱の右上に「栄養機能食品(ビオチン)」とある。サブレで栄養機能食品とは驚きだ。
なぜ「コラーゲン」ではなく「ビオチン」なのか?と疑問に思う方もいるだろうが、
残念ながらコラーゲンでは栄養機能食品表示ができないのだ。
だから、似たような機能を持つビオチンを添加し、栄養機能食品表示をしているのだろう。
そんな豆サブレ知識を披露しつつ、箱の裏側を覗いてみる。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_2038799_2?1223908363

う〜ん、なんかいろいろ書いてるな。
ま、いろいろ栄養が入ってることはわかった。
ん?摂取目安量一日一枚?!
一日一サブレが美肌の秘訣というわけか・・・マジで?

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_2038799_3?1223908363

まだいろいろ書いてる
ふむふむ、とにかく北海道産の原料をいろいろ使っているわけだな。
コラーゲンは鮭由来らしい。どんな味なんだろう?気になる。
「大変割れやすいのが特徴です」という謎の開き直りがもっと気になる・・・。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_2038799_4?1223908363

個包装もやはりカワウソが・・・何故?
調べてみたら、おたる水族館イチオシ動物のコツメカワウソらしい。なるほど。
原材料で北海道の農産物や水産品をアピールしていたが、観光地もしっかりアピールしているというわけか。
この勢いだとサブレの形もカワウソか!?

イメージ 1

ぎゅーーにゅーーー
カワウソじゃなくて採乳缶だった。しかもかなり歪な・・・。
とりあえず、予想どおり道産品アピールではあった。
で、鮭由来のコラーゲンを使ったお味の方は・・・まぁ、フツー
でも、フツーの味で健康的なんだから、きっとこれでいいんだよね。
北海道小樽の老舗洋菓子店「あまとう」の名物、
「小樽サブレ MARRON CORON」だ。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_1765476_0?1223224634

ひと目見ただけで、そんじょそこらのサブレとは違う何かを感じる。
それは何なのだろう?
港町には特有の異国情緒があり、そこで生まれたものには、
そんな異国情緒がごく自然に内包されているものだ。
僕が感じた「何か」とは、その異国情緒なのだろうか?
いや、それだけはない気がする。
それが何なのか?口にすればわかるだろうか・・・。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_1765476_1?1223224634

味は4種類。ウォナッツ、アーモンド、チーズ、カカオとある。
デコラティブで高級感のある包装が味への期待を高める。
実際ひとつ140円とサブレにしては高級だ。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_1765476_2?1223224634

どのサブレも大ぶりな正円形。
カカオ以外は一見同じに見えるが、サブレ表面の肌触りや色合いが微妙に異なる
練りこまれている材料による違いなのだろう。
シンプルな形だからこそ、そんな違いが引き立つ。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/03/13/sable_bu/folder/146447/img_146447_1765476_3?1223224634

手間がかかっていることに、側面にはチョコレートのコーティング。
しかもチョコレートの種類はブラックとホワイトの2種だ。
たぶんそれぞれの味に合うチョコレートをコーティングしているのだろう。

普段、サブレの味にはさほど期待しないのだが、ここまで凝っていると否が応でも期待は高まる。
いつもより期待を込めて、ひとつを齧った。

サ・・・クサクサクッ!
な!なんだこの噛み心地は!?
歯ざわりは軽やかなのに、口中には十分な重量感が押し寄せる
このサブレ、何か不思議な構造をしているに違いない!

イメージ 1

断面を確認してわかった。
なんとこのサブレ、3枚重ねにした薄いサブレを側面のチョコレートによって固定していたのだ。
この手間のかかった独特の構造が、あの贅沢な食感を生み出していたのだ。
贅沢な食感・・・。
このサブレを見た時に感じた「何か」の正体がわかった気がした。
それは贅沢感。このサブレには、外に滲み出るほどの「贅沢」が込められているのだ。

老舗洋菓子店「あまとう」がこのサブレの販売を始めたのは昭和35年、やっとカラーテレビ放送が始まった年だ。
きっとその頃、洋菓子を食べることは今よりずっと贅沢でハイカラな行為だったに違いない。
そして洋菓子は、それを食べる人を満足させるべく、贅沢な質と雰囲気を備えていなければならなかった。
決して「普段づかい」であってはならなかったのだ。
だからこの「小樽サブレ MARRON CORON」は、こんなにも凝った構造に作られ、
華やかに包装されたに違いない。
興味深いのは、その時このサブレに込められた「贅沢」を21世紀の現在でも感じることができること。
今、洋菓子を食べることは贅沢な行為では無い。ひとつ140円は高価ではない。
それなのに、このサブレに確かな贅沢感を感じるのは、この贅沢感が高級な材料を使うことではなく、作り手の工夫と心遣いによって添えられたものだからなのかもしれない。

時代を超えて生きる価値に、出合った気がした

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