2012観艦式予行レポの21回目です。
訓練展示艦艇部隊 第3群 潜水艦の浮上
第3群は潜水艦「けんりゅう」「いそしお」「わかしお」による「潜水艦の浮上」です。
「けんりゅう」は水上航行のみ。続く「いそしお」「わかしお」が浮上を実施します。黄矢印が「いそしお」、青矢印が「わかしお」です。この時点ではまだ潜望鏡深度にて潜航中です。
「いそしお」が浮上を開始しました。しかし遠い・・・。
観閲艦である「くらま」から見えやすい位置で浮上するんでしょうね。
浮上した「いそしお」。
続いて「わかしお」の浮上。これもまた遠い。私が居た撮影場所は混んでいたので、他の方と譲り合いながらの撮影でした。
我々が乗る護衛艦「あたご」の左舷側を通過する「けんりゅう」。「そうりゅう」型潜水艦の4番艦です。
「そうりゅう」型はスターリング機関を搭載するAIP(非大気依存推進)潜水艦ですが、水上航行中はディーゼル機関を使用するので艦尾から排気煙が出ています。
自衛艦旗と第1潜水隊群司令・寺山勝幸1等海佐の座乗を意味する代将旗が掲げられています。寺山1佐は潜望鏡前で双眼鏡を覗いており、「けんりゅう」艦長の岡林眞人2等海佐はこちらに向かって手を振っています。「そうりゅう」型から初めて装備された非貫通式潜望鏡の外観が良く分かります。
横アングル。近いのでレンズからはみ出しました。
続いて「いそしお」。「おやしお」型潜水艦の5番艦です。
「わかしお」
廃止された「潜航浮上運動」
前回(2009年)の観艦式までは潜水艦の訓練展示として「潜航浮上運動」、いわゆる「ドルフィン運動」が行なわれてきました。文字通り潜水艦が浮上したり潜航したりを繰り返す、とてもダイナミックな展示です。しかし「おやしお」型以降の新型潜水艦はソナードームの構造上の問題から、この潜航浮上運動が出来なくなりました。潜航浮上運動が出来る潜水艦は減勢が進み、現在では潜水艦「わかしお」、練習潜水艦「ふゆしお」「あさしお」の3艦を残すのみ。今回の観艦式では「おやしお」型でも可能な「ゆっくりと1回だけ浮上する」という展示内容になってしまいました。もう観艦式で潜航浮上運動を見る事は無いでしょう・・・。
在りし日の潜航浮上運動。2006年10月の観艦式予行で撮影した潜水艦「なつしお」による急浮上。この後、再び潜航します。本艦も2010年3月に除籍されてしまい、もうその姿を見る事はありません。
2009年10月の観艦式予行で撮影した潜水艦「わかしお」による急浮上。「わかしお」は今回の観艦式にも参加しましたが、既述の通り潜航浮上運動は行ないませんでした。本艦も来年3月には除籍される予定です。
(つづく)
|