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コンパクトながら開放的な造りの改札。我が国近代マリンリゾートの祖である当地に相応しい。 1833年(天保4年)頃に歌川広重が描いた「東海道五拾三次之内 大礒 虎ヶ雨」。「化粧坂」を上がり大磯宿へ向かう旅人の姿を描いている。かつて宿の遊女たちがこの坂にある井戸水を使って化粧を施した事から「化粧坂」と名付けられた。「虎ヶ雨」とは鎌倉初期に大磯に居た虎御前という遊女に因んでいる。虎御前は「曽我物語」等に登場する実在したとされる人物で、曾我祐成の妾。祐成の死が新暦の6月下旬に当たる事から、梅雨の雨と虎御前の涙を結び付けて「虎ヶ雨」というようになった。大磯遊女に因んだ化粧坂と虎御前の涙雨をモチーフにした見事な絵である。 (駅内掲示物) 1925年(大正14年)に建てられた大磯駅舎。大磯駅は1887年(明治20年)に開業、1917年(大正6年)に二代目駅舎が建てられ、1923年(大正12年)9月の大正関東地震(関東大震災)により倒壊した。現在の駅舎は三代目。 「ローソン・スリーエフ大磯駅前店」。群馬県民にとっては珍しいスリーエフ。 我が群馬の「セーブオン」もこのような形で残れれば良かったのに・・・。 さて、国道1号へ向かう。 「鴫立沢交差点」。国道1号に出る。 小田原方面を見る。箱根駅伝のコース。 鴫立川(鴫立沢)が流れる。高麗山を水源とし、大半を住宅街の暗渠を流れ、ここで姿を現す。 ここから200mほど流れ下り、相模湾へ注ぐ。 国道1号をちょっと歩く。 「さざれ石交差点」。大磯海岸で産出される玉砂利は「さざれ石」と呼ばれ珍重されたそうである。旧東海道はもっと鋭角にこのカーブを曲がっていたが、国道1号は緩やかなカーブに修正されている。右側に写る路地が旧東海道である。 わずかな距離ではあるが、国道1号から旧東海道へ入ってみる。 まあ、普通の住宅街の道だね。すぐに国道1号に戻る。 「照ヶ崎海岸入口交差点」に出る。平塚方面を見る。かつての大磯宿の中心街。 小田原方面を見る。 海岸へ通じる町道。「大磯照ヶ崎海水浴場」の碑。 1885年(明治18年)開設の大磯の海水浴場。我が国マリンリゾートの始祖となった地。 「大正四年五月建 崋山書」とある。大正時代の崋山とは誰?渡辺崋山の知り合い? 海岸へ向かう。 大磯は各界著名人の別荘があった地。何気ない場所に別荘跡がある。 原敬が総理大臣に就任する以前、ここに別荘があったそうだ。 防潮堤に達する。高架は国道1号「西湘バイパス」のもの。 「1号門扉」。電動である。相模トラフや駿河トラフ、そして南海トラフ。当地も津波常襲地である。 歩道橋へ。 平塚方面を見る。 小田原方面を見る。箱根山地が広がる。 大磯漁港。海釣りや磯遊びで大賑わい。秋でこの状態だから、真夏は大変だろうな。 「松本先生謝恩碑」。犬養毅揮毫である。海水浴の効能を唱えていた元軍医総監松本順は大磯海岸に着目し、漁の邪魔になるとして否定的であった漁師達を説得し、当地に海水浴場を開設した。 照ヶ崎からこゆるぎ浜を見渡す。箱根山地を遠望する。素晴らしい渚風景。撮り忘れたが、この付近に照ヶ崎の磯場があり、家族連れで賑わっていた。照ヶ崎は関東大震災で約1mも隆起したという。 西湘バイパスの大磯港IC越しに富士山を見る。 西防波堤を進む。 快晴。本当にこの日は良く晴れた。大島を遠望する。 「大磯港西防波堤灯台」。現代風の装飾が成されているが、1941年(昭和16年)に建てられた歴史ある灯台である。2011年(平成23年)に改築され現在の姿になった。 箱根山地。山座同定は「その4」を参照。 大島。 三浦半島越しに房総半島が見える。 江ノ島。 大磯漁港。西湘バイパス越しに高麗山を見る。 富士山を見る。 良く晴れて絶景だが、光線状態を考えると午前中が良かったね・・・。 西湘バイパス高架下の駐車場のトイレを利用する。 防潮堤の「2号門扉」(電動)。 国道1号に戻る。 あの防潮堤を越えて、ここまで津波が来るというのは想像し難い。よほどの巨大地震でないと・・・。 「大磯宿小島本陣旧蹟」。大磯宿にあった小嶋、尾上、石井の3つの本陣のひとつ。さすが往来が多い東海道。本陣が3つもあるとはすごいね。運営が大変だったという事もあるだろうけど。 大磯猫。 「大磯駅入口交差点」。国道134号および神奈川県道610号(大磯停車場線)交点。箱根駅伝往路では国道134号を走って来て、ここから国道1号に入る。復路は直進らしい。当初の予定では旧東海道にて平塚まで歩こうかと思っていたが、仕事の腰痛が出て来てきつくなってしまった。よって残念ながら大磯駅へ戻る。 神奈川県道610号(大磯停車場線)へ。腰痛がひどい。この坂がきつかった。プレート境界に形成された大磯丘陵を体感する(笑)。 大磯駅に戻って来た。時間は15時過ぎ。太陽はだいぶ西に傾いて来た。 大磯駅に迫る大磯丘陵。地形を実感するね。 15時半頃の普通列車に乗る。 |
鉄道の旅
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大磯と言えば、あの”ワンマン宰相”の別荘を思い出しますが、”平民宰相”と言われた原敬の別荘もあったのですね。
それと大磯漁港からみる富士山は素晴らしい!彼らが、ここに別荘を建てた理由がわかる気がします。
2019/3/3(日) 午後 9:01
> 大納言兼加賀守さん
そうですね。やはり吉田茂ですよね。いろいろ調べると、大磯だけでも1日楽しめそうです。今回は駆け足だったので、いつかじっくり歩いてみたいと思います。
富士山は逆光気味だったので、今度は午前中がいいですね。
2019/3/4(月) 午後 10:51