ミサの続唱 Sequentia

[ リスト ]

イメージ 1
 

Eucharistic Devotion, the Fountain of the Catholic Faith
カトリック信仰の源泉☆エウカリスツィアの信心

2864
聖体の続唱 〜Lauda Sion〜
7年部分免償


 全教会において、聖体の祭日にあたり、そのミサ聖祭の際に、『聖体の続唱(セクエンツィア)』が歌われ、あるいは唱えられます(任意でEcce Panis Angelorumから用いることもできます)。

 聖体の続唱は、1264年ウルバノ4世教皇の要請に基づいて、聖トマス・アクイナス司祭教会博士(記念日;1月28日)によって作られ、聖体に関する教えを多分に含む教導的な内容となっています。

 日本では、『復活の続唱』や『聖霊の続唱』はよく知られていますが、『聖体の続唱』は、いまだに、典礼聖歌集や『聖書と典礼』のパンフレットにも、掲載すらされていないので、その存在自体を知らない信者の方も多いようです。

 しかしながら、エウカリスツィア(聖体)の秘蹟は、いわばカトリックをカトリックたらしめるアイデンティティに関わる最も大切なもの、『カトリック信仰の基盤』、『永遠の生命の希望の保証』、『神と人とを結ぶ愛の絆』、つまり『カトリック教会の心臓』にあたりますから、これをおろそかにすることは当然極力避けるべきです。

 そのため、この『最も崇高な一致の秘蹟、神の言い尽くしがたい愛のしるし、信仰の神秘』である聖体の教義の概要である『聖体の続唱』の、ミサの典礼へのすみやかな導入が望まれるところです☆


Lauda Sion Salvatorem,
スィオンよ、救い主をたたえよ、
lauda ducem et pastorem, in hymnis et canticis.
賛歌と讃美歌のうちに、導き手、牧者をたたえよ。
Quantum potes, tantum aude :
なしうる限り、高らかにたたえよ、
quia maior omni laude, nec laudare sufficis.
なぜならどれほど大いにたたえても、十分にたたえ尽くすことができないからだ。

Laudis thema specialis,
特別な賛美のテーマは、
panis vivus et vitalis hodie proponitur.
生きていて生命を与えるパンであり、今日まさにそれを宣言する。
Quem in sacræ mensa cœnæ,
それは神聖な晩餐の食卓で、
turbæ fratrum duodenæ datum non ambigitur.
12人の兄弟たちが集う中、なんらの曖昧さもなく与えられた。

Sit laus plena, sit sonora,
賛美を、十全に、響かせ、
sit iucunda, sit decora mentis iubilatio.
楽しませ、飾らせよう、心からの歓喜のうちに。
Dies enim solemnis agitur,
さぁ、この日を荘厳に祝おう、
in qua mensæ prima recolitur huius institutio.
そこにおいて最初の祭儀が記念され、このように行なうよう定められた。

In hac mensa novi Regis,
この祭儀において新しい王が、
novum Pascha novæ legis, phase vetus terminat.
新しい過越、新しいおきてを定め、古い祭儀を廃止された。
Vetustatem novitas,
古いものは新しいものにのまれ、
umbram fugat veritas, noctem lux eliminat.
影は真理から逃げ出し、夜は光に場所を明け渡した。

Quod in cœna Christus gessit,
キリストが晩餐で行なわれたことを、
faciendum hoc expressit in sui memoriam.
主ご自身の記念として「このように行なえ」と命じられた。
Docti sacris institutis,
神聖な制定に教えられ、
panem, vinum in salutis consecramus hostiam.
パンとぶどう酒を、救いのオスツィアとして聖別する。

Dogma datur christianis,
ドグマがキリスト信者に与えられた。
quod in carnem transit panis, et vinum in sanguinem.
パンが肉に変わり、ぶどう酒が血に変わる。
Quod non capis, quod non vides,
それを把握しえなくとも、それを見られなくとも、
animosa firmat fides, præter rerum ordinem.
事物の秩序を超えて、生き生きとした信仰に固められる。

Sub diversis speciebus,
これらの異なる外観に見られるのは、
signis tantum, et non rebus, latent res eximiæ.
あくまでもしるしであって、その実体ではなく、崇高な実体がそこに隠れている。
Caro cibus, sanguis potus :
肉が食べ物に、血が飲み物になる。
manet tamen Christus totus sub utraque specie.
両方の外観のもとに全キリストがとどまられる。

A sumente non concisus,
拝領者によって割かれることなく、
non confractus, non divisus : integer accipitur.
砕かれることなく、分けられることなく、完全に受けられる。
Sumit unus, sumunt mille :
1人が拝領しても、1,000人が拝領しても、
quantum isti, tantum ille : nec sumptus consumitur.
どれほど多くの拝領者がいても、みな全キリストを受け、拝領し尽くすことはない。

Sumunt boni, sumunt mali :
善人も拝領し、悪人も拝領するが、
sorte tamen inæquali, vitæ vel interitus.
受け継ぐものは同じではない。生命あるいは破滅である。
Mors est malis, vita bonis :
悪人には死が、善人には生命がもたらされる。
vide paris sumptionis quam sit dispar exitus.
ごらん、同様に拝領したとしても、どれほど異なる結末であることだろう。

Fracto demum sacramento,
秘蹟の外観が裂かれたとしても、
ne vacilles, sed memento
心騒がせるな。むしろ、想いをはせよ。
tantum esse sub fragmento,
破片のもとでさえ、主の実体があることに。
quantum toto tegitur.
その覆いのうちに全キリストがおられる。

Nulla rei fit scissura : signi tantum fit fractura,
実体が裂かれるのではなく、しるしとしての外観が裂かれるだけである。
qua nec status, nec statura signati minuitur.
キリストの性質も、背丈も、しるしによって縮められることはない。

Ecce Panis Angelorum, factus cibus viatorum :
ごらん、天使たちのパンを、地上を旅する人々の糧となられた御方を。
vere panis filiorum, non mittendus canibus.
これは神の子らのまことのパンであって、犬たちに投げ与えてはならない。
In figuris præsignatur, cum Isaac immolatur,
これは前表のうちに示されていた。これはイザアクのうちに捧げられ、
agnus Paschæ deputatur, datur manna patribus.
過越の小羊のうちに屠られ、父祖たちのマンナのうちに与えられた。

Bone pastor, panis vere, Iesu, nostri miserere :
善良な牧者、まことのパンであるイエズスよ、私たちを憐れんでください。
Tu nos pasce, nos tuere,
あなたが私たちを養い、私たちを見守り、
Tu nos bona fac videre in terra viventium.
あなたが私たちに善を見させてください。生きるものたちの地で。
Tu qui cuncta scis et vales, qui nos pascis hic mortales :
あなたは全てを知り、全てが可能です。この死すべき地上で私たちを養い、
tuos ibi commensales,
私たちをあなたのおられる天上の会食につながるものとし、
coheredes et sodales fac sanctorum civium. Amen. Alleluia.
共同の世継ぎに加え、聖なるものたちの国民として、親しい仲に入らせてください。


Cor Iesu Eucharisticum, inflamma totum mundum amore tui !
聖体のイエズスの聖心よ、全世界があなたの愛で燃えますように☆


イメージ 2

↑↑↑↑↑☆画像ぽちクリっとね☆↑↑↑↑↑

閉じる コメント(14)

顔アイコン

下記3つのコメは、本記事の字数制限のため、本文中に掲載できなかった文章です☆

聖体の祭日の制定には、モン・コルニョンの聖女ユリアナおとめ(記念日;4月5日)が大きく関わっています。聖女は、1192年ベルギー、リエージュ近郊のルティヌに生まれ、5歳で両親を亡くし、妹アグネスと共に、モン・コル二ョンのアウグスティヌス修道会にあずけられ、サピエンツィア修道女に教育されました。16歳の時、聖体礼拝の度に幻視を受け、聖体礼拝のための特別な祭日の制定実現に向けて努力することを望み、1222年、修道院長となり、聖体礼拝に熱心な福者エヴァとイザベルに幻視の秘密を打ち明け、聖体礼拝の霊的同盟を結び、リエージュのサン・マルタン聖堂の聖堂参事会員、ローザンヌのヨハネ司祭の協力も得ました。

2012/6/8(金) 午後 9:19 Benedictus

顔アイコン

リエージュ司教、トゥロットのロベルトは、聖女の要請を受けて、1246年初めて教区内でキリストの聖体の祭日を制定しました。しかし、一部の聖職者や修道院内で、聖女は幻想家とののしられるなど厳しい反対を受け、数名の同志と共に修道院を去り、1248年から1258年シトー会女子修道院を転々とし、聖体礼拝を広めて、1258年4月5日ベルギー、フォス・ラ・ヴィルにて聖体礼拝のうちに帰天しました。(1599年クレメンス8世教皇により列福。1869年福者ピオ9世教皇により列聖)。

2012/6/8(金) 午後 9:19 Benedictus

顔アイコン

トロワのジャック・パンタレオン助祭は1246年のリエージュ司教の聖体の祭日制定に心を動かされ、リエージュ大司教となった時、聖女と面識をもち、1261年第182代教皇に選出されてウルバノ4世となると、1264年キリストの聖体の祭日を全教会の祝祭に制定し、当時居住していたオルヴィエートで、キリストの聖体の祭日を祝いました。教皇は、当時教皇に同伴してオルヴィエートにいた聖トマス・アクィナス司祭教会博士に、聖体をたたえるためのミサと聖務日課の固有文の作成を依頼し、聖トマス・アクイナスは、数々の有名な聖体賛歌を綴りました。

2012/6/8(金) 午後 9:20 Benedictus

お祈りにきました。。

イタリアに留学していた時、ミラノの教会を囲むように、屋根まで
ぎっしり聖人の像があって驚きました。

ゆっくり読みたいのでまた伺います。

2012/6/8(金) 午後 10:55 もも(ナウシカ)

アバター

こんばんは。
はい♪
あきちゃんのところから寄らせていただきました。
神学部の同級でカトリック教徒がおりますので、読みごたえのある記事でした。

Wぽち☆ 頑張って下さい♪

2012/6/8(金) 午後 11:06 たみ

アバター

こんばんは〜
ファン登録とブログリンクさせていただきますね♪
村でもお気に入りさせていただきました。
よき交わり、交友をお願いします。

村一周ぽち☆♪

2012/6/9(土) 午前 0:53 たみ

ご聖体の祭日ですね!神父様が何を語られるのか…とても興味深々ですいけにえを捧げることがなくなり、自らがいけにえとなって下さったイエス様に感謝です。今日のみことばの会も、またまた難しい題材となりそうです

2012/6/9(土) 午前 3:27 [ コットンウール ]

† 主の平和。。

ベネお兄さま おはようございます ̄(=^ー^=) ̄
ゆうべケータイから ゆっくりゆっくりお祈りしながら読んでいました。
ラテン語と美しい日本語に「素晴らしいなぁ。。」と感激しました。
言葉を学べることも喜びですね^^ ありがとうございます。
「ご聖体の祭日」に寄せて 担当司祭さまとぜひお話したいと想いました にこっ。

長文に丁寧に時間を使ってくださってありがとうございました♪
コメント欄にまで・・・こころに伝わってまいります † Amen 。。神に感謝!

凸ρ(・x・*=)\ポチッ♪

2012/6/9(土) 午前 5:16 [ - ]

アバター

こんばんは。
聖体の祭日でしたね♪
聖日の夜も素敵にお過ごし下さい。

凸ヾ(´ω`往復。

2012/6/10(日) 午後 8:29 たみ

ベネ様

こんばんは

「聖体の続唱」始めてお聞きしました。
ゆっくり時間をかけてお祈りできそうです…

ミサ中の聖歌も決まってきているので、歌えればグレゴリアン
や、昔のカトリック聖歌集から歌いたいなって思っていますが。。

素晴らしい聖歌を有難うございます(*^_^*)

2012/6/10(日) 午後 8:42 una rosa

こんばんは^^はじめまして♪
ご訪問&コメントありがとうございます。
ここは***素敵なところですね♪
お休み前に癒された気分です。今夜はゆっくり眠れそうです***
またお邪魔しますね^^*

2012/6/11(月) 午後 10:21 [ *cono* ]

顔アイコン

今日の御ミサで御聖体について、「生きたパンである」という主の御言葉をききました(ヨハネ6章51〜58)
この聖体の続唱は、聖トマス・アクイナス司祭教会博士によって作られ、ご聖体に関する教えを多分に含む教導的な内容なので、まるですばらしいお説教のような歌詞を味わわせていただきました
ナイス!

2012/8/19(日) 午後 5:52 ニール

顔アイコン

素晴らしい記事に感謝です!

今夜、特に心に残ったのは
「ごらん、同様に拝領したとしても、どれほど異なる結末であることだろう。」です

自己責任ですね

2012/11/22(木) 午前 0:43 [ フィラデルフィアの風 ]

顔アイコン

日本語の「聖体の続唱」の聖歌はないのですよね?

Lauda Sion が日本のカトリック教会で大勢の人々に
歌われますように!

2013/6/11(火) 午後 1:27 ニール


.

ブログバナー

Benedictus
Benedictus
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

最新の画像つき記事一覧

[PR]お得情報

話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事