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聖体(エウカリスツィア)の秘蹟
至聖なるエウカリスツィアは、最も崇高な秘蹟です。主キリストご自身がここに現存し、捧げられ、食されます。教会は、この秘蹟により、絶えず生かされて、成長していきます。エウカリスツィアのいけにえの祭儀は、主の死と復活の記念であり、そこにおいて十字架のいけにえを世々に絶え間ないものとする、キリスト教的礼拝と生活全体の頂点であり源泉です。これにより、神の民の一致が示され、もたらされ、キリストの体の建設が完成されます。他の秘蹟や教会の使徒職の全ての業は、至聖なるエウカリスツィアのもとに結ばれ、この秘蹟に向けて秩序づけられています。(教会法第897条)
聖体の秘蹟とは何ですか?
聖体とは、パンとぶどう酒の外観のもとに
イエズス・キリストの御体と御血が現存する秘蹟です
ミサとは何ですか?
ミサとは、十字架上で行われたイエズス・キリストの1度きりの贖いの犠牲を
秘蹟的に再現したものです
ミサは、十字架の犠牲そのものですか?
はい、ミサは、十字架の犠牲そのものです
ただし、ミサでは御血は流されません
そのわけは、今ではイエズス・キリストは、栄光の体をもっておられるからです
誰がミサを捧げることができますか?
司祭だけが、ミサを捧げることができます
なぜなら司祭は、叙階の秘蹟によって、教会の頭であるキリストになり代わり
ミサをたてる権能をもっているからです
なお、重大な罪を自覚する司祭は、秘蹟的告白を行なわない限り
ミサを挙行してはなりません
ミサを捧げる目的は何ですか?
ミサを捧げる目的は次の4つです
神を礼拝すること
その御恩に感謝すること
恵みや助けを祈願すること
私たちの罪の償いをすることです
死者のためにミサを捧げることができますか?
はい、死者のためにミサを捧げることができます
それは、まだ煉獄で浄化を受けている霊魂が
早くキリストの光と平和のうちに入るようにするためです
ミサはいくつの部分から成り立っていますか?
ミサは、みことばの祭儀と聖体の祭儀という2つの部分から成り立っています
みことばの祭儀はどういう部分から成りますか?
みことばの祭儀は
朗読、説教、共同祈願から成ります
聖体の祭儀はどういう部分から成りますか?
聖体の祭儀は
奉納の部、奉献文の祈り、聖体拝領から成ります
ミサの最も大切な部分はどれですか?
ミサの最も大切な部分は、聖変化です
それは、そこにおいてパンとぶどう酒が
キリストの御体と御血になるからです
パンとぶどう酒がイエズス・キリストの御体と御血に変化することを
どのように呼びますか?
パンとぶどう酒がイエズス・キリストの御体と御血に変化することを
全実体変化と呼びます
なぜなら、外観は全く変化せずそのまま残りますが
実体が全て、変化するからです
外観とは何ですか?
外観とは、形や味や色や香りのような
五感で捉えられるパンとぶどう酒の特質です
イエズス・キリストはどのようにして聖体の中に現存されますか?
イエズス・キリストは、その御体と御血、霊魂と神性をもって
聖体のパンとぶどう酒の外観のどの部分にも
外観的に、たとえ極小の小片やわずかな一滴であったとしても
そこに、全キリストが、真実に、現実に、実体的に現存されます
イエズス・キリストが、パンとぶどう酒のどちらの外観にも完全に現存されるなら
なぜ、この秘蹟を2つの異なる形態のもとに制定されたのですか?
イエズス・キリストが、この秘蹟を2つの異なる形態のもとに制定されたのは
そうすることにより、十字架上での流血をよりよく表わすことができ
また、聖体の食物としての性格もよりよく表現できるからです
では、聖体でイエズス・キリストを受けるために
2種類の形態で拝領する必要があるのですか?
聖体でイエズス・キリストを受けるために
2種類の形態で拝領する必要はありません
司教は、特別な場合に、両形態での拝領を許可することがあります
聖体に対してどのような礼拝を捧げるべきですか?
聖体に対しては
神にだけ捧げるべき最高の礼拝を捧げるべきです
最もふさわしいのは、ひざまずいて礼拝を捧げることです
なぜなら聖体には、至聖なる三位一体の第2のペルソナであるイエズスが
真実に現存されているからです
聖体拝領とは何ですか?
聖体拝領とは
聖体に現存されるイエズス・キリストそのものをいただくことです
聖体拝領には
秘蹟的聖体拝領と霊的聖体拝領の2種類があります
秘蹟的聖体拝領をする人には
良い聖体拝領をする人もいれば悪い聖体拝領をする人もいます
良い聖体拝領をするためには、どのような条件が必要ですか?
良い聖体拝領をするために必要な条件は3つです
恩寵の状態にあること
必要な断食を守ること
誰をいただくかを意識して準備と感謝の祈りを捧げることです
悪い聖体拝領とは何ですか?
悪い聖体拝領とは
大罪を持ちながら秘蹟的聖体拝領をすることです
それにより、その人は、外面的に聖体拝領しても
汚聖という大罪を犯します
大罪をもつ人が秘蹟的拝領を望む場合、何をなすべきですか?
大罪をもつ人が秘蹟的拝領を望む場合
まず、赦しの秘蹟にあずかり、大罪を赦してもらう必要があります
痛悔の行為だけでは不十分です
霊的聖体拝領とは何ですか?
霊的聖体拝領とは、大罪を痛悔していても
諸般の事情により秘蹟的聖体拝領の条件を満たせない人が
愛のうちに働く生きた信仰に満たされて
望みのうちに、天来のパンを、霊的に、拝領することです
その霊的聖体拝領により、秘蹟の効果を確実に受けることができます
聖体拝領に必要な断食とは何ですか?
聖体拝領に必要な断食とは
聖体拝領の1時間前から飲食物を一切控えることです
なお、水や医薬は除きます
聖体拝領に必要な断食の義務を免除されている人はいますか?
聖体拝領に必要な断食の義務を免除されているのは
高齢者、病者、およびその看護にあたっている人々です
初聖体を受けるべき年齢は何歳ごろですか?
初聖体を受けるべき年齢は
理性を働かせるに至った年齢、つまり7歳前後です
その頃に、適切な準備をして
赦しの秘蹟にあずかってから初聖体を受けます
聖体拝領にはどのような効果がありますか?
聖体拝領の効果は次のようなものです
私たちをイエズス・キリストと一致させ
愛の炎を心に燃え立たせます
小罪を赦し、大罪を犯さないように助け
神の子として生きるための新たな力を与え
教会の一致を強めます
教皇庁が推奨する秘蹟的聖体拝領の方法とはどのようなものですか?
教皇庁が推奨する秘蹟的聖体拝領の方法とは
恩寵の状態のうちにあって内的にふさわしい敬虔と意向を抱いて
準備の祈りによって自らを整え
ひざまずいて、舌で、秘蹟的聖体拝領をなすことです
また、拝領後、潜心のうちに、ひざまずきつつ
聖体の主を、なしうる限りの謙遜と愛と敬虔によってもてなし
礼拝、賛美、感謝を捧げ、自身の至らなさをおわびし
より多くの霊魂の救いのために、新たな恩寵と祝福と力を願い求め
その現存の神秘によって生かされることです
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