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大天使聖ミカエルへの祈り
フランシスコ教皇聖下は、10月のロザリオの月において、ロザリオ後の聖母の連祷の結びに、大天使聖ミカエルの祈りを唱えるよう全教会に呼びかけられました。
この大天使聖ミカエルへの祈り文は、1884年10月13日レオ13世教皇が、朝ミサ挙行後に、教会とサタンとの間に繰り広げられる戦慄すべき霊戦を幻視し、作成されたもので、おもに、ミサ後に、これをひざまずいて唱えるよう定められました。
この祈りは、1886年から1964年に至るまで、ミサ後に唱えられるよう義務づけられていました。
勘違いする人も多いようですが、義務が解かれただけであって、唱えること自体が禁止されたわけではありません。
むしろ、ベネディクト16世名誉教皇や聖ヨハネ・パウロ2世教皇によって、この祈りをミサ後に唱えるよう推奨されてきました。
これを受けて、複数の大司教区や司教区において、ミサ後に、この祈りを唱えることが再導入されています。
なので、今は、義務ではありませんが、ミサ後に、各自任意で、唱えられることが勧められています。
もはや禁止された、などという誤情報を垂れ流す人は誰であれ、教会の想いを全く理解していないことを自ら露呈するものであり、霊戦において、悪魔側につく、偽りの扇動者になりさがっているということを認識し、その誤りをただすべきです。
なお、この祈りには、1932年11月12日付けで、3年の部分免償が付与されています。
Sancte Michael Archangele, defende nos in proelio,
contra nequitiam et insidias diaboli esto praesidium.
Imperet illi Deus, supplices deprecamur:
tuque, Princeps militiae caelestis,
Satanam aliosque spiritus malignos,
qui ad perditionem animarum pervagantur in mundo,
divina virtute, in infernum detrude. Amen.
大天使聖ミカエルよ、
霊戦において、私たちをお護りください。
悪魔がもたらす、あらゆる不道徳や罠に対する防御となられてください。
神が悪魔を咎めてくださるよう、
私たちはつつしんで願い求めます。
そして、天軍のプリンスであるあなたが、
霊魂たちの破滅のために、この世を徘徊している
サタンや、その他の邪悪な霊たちを、
神的力によって、地獄に突き落としてくださいますように。
アーメン。
ご存知の方も多いでしょうが、カトリック中央協議会では、『教皇は「ロザリオの祈り」の最後に、古来の聖母への祈り「Sub tuum praesidium」と、悪との闘いでの保護と助けを願って「大天使聖ミカエルに向う祈り」を唱えるよう勧めています。』と記載しつつ、上記とは別の聖ミカエルの祈りを掲載しています。
祈り文が異なる、この誤った情報を掲載している中央協議会に対して、先日、ある外国人司祭が、クレームを入れたところ、『そちらの(教皇が要請した祈り文のほう)は、日本では浸透していないから。その大天使への祈りをする人は少ないでしょうから。』といったような理由から、協議会のサイトでは、教皇聖下が要請した祈り文とは異なる、別の祈り文を掲載している、とのことです。
「浸透していない」、「その祈りをする人は少ないだろうから」、本来の祈り文を載せないことにした、ということですが、そもそも掲載しなければ、信者の人々の間に、その祈り文について浸透しようがないし、掲載されていなければ祈りようがないでしょう
多くの小教区では、中央協議会のサイトに掲載したものを、プリントアウトして、自教区の信者さんたちに配布するでしょうから、ますます、本来の祈り文が忘れ去られ、浸透しなくなってしまうんじゃないでしょうか
むしろ、浸透させるために、また、その祈り文を祈る人を増やすために、本来の祈り文を、WEB上で掲載して、日本の信者さん一般に、周知させることが、カトリック中央協議会サイトの果たすべき役割なんじゃないでしょうか
現状、『教皇が唱えるよう勧めている』、としながら、教皇が勧めている祈り文を掲載せずに、教皇が勧めていない別の祈り文を掲載していることは、一般的に言えば、嘘情報だと揶揄されてもいたしかたないのかもしれません。。。
2018年10月11日追記
本記事のコメント欄に記載しているとおり
カトリック中央協議会サイトは
2018年10月10日付けで、口語訳の Sub tuum と
口語訳の本来教皇聖下が要請された大天使聖ミカエルへの祈りを
併せて掲載してくれるようになりました
WEB上で声をあげないよりも、声を上げたほうが
良い結果をもたらすんだな、ということをあらためて感じました✥
ちなみに Sub tuum に関しては
『神の御母よ、わたしたちはご保護を仰ぎます。
いつ、どこでもわたしたちの祈りを聴き入れ、
御助けをもってすべての危険から守ってください。アーメン。』
を掲載してしまっていますが
その祈り文だと、ざっくりとした意訳のような雰囲気の文章ですし
Virgo gloriosa et benedicta という聖母への結びの呼びかけも
欠落してしまっているので
(非難ではなく、原文と比した現実的指摘です)
それを掲載するなら、むしろ中央協議会自身の教皇ツイートの口語訳
『@chuokyo_pope
神の母聖マリア、あなたの保護のもとにわたしたちは逃れます。
わたしたちが助けを必要とするとき、その願いを退けず、
すべての危機より、いつもわたしたちをお救いください。
栄光に満ち、祝福されたおとめよ 2018年10月2日』
を掲載したほうが
ラテン語原文の意味を、省略なしにあらわす忠実な内容なので
とても良いんですけどね〜
前回は『文語の枠』にこだわって
今回は『引用掲載の枠』にこだわってしまったのでしょうか?
『祈りの友』からの引用掲載を優先し過ぎて
せっかくの、自前の、忠実で、素晴らしい翻訳ツイート文があるのに
それを本文で紹介掲載しないまま
スクロールしまくらなければ見えないような
すみっこのすみっこに放り出したままにしてしまうなんて
詰めが甘いというかなんというか
ん〜〜〜なんだかもったいない感じです✥ 聖パウロ6世
悪魔について
現代の教会にとって、第1に必要なものとは何でしょうか?それは、悪魔と呼ばれている悪から護られることであり、これこそ第1に必要なものです。
何よりも道徳上の悪がこれほどはびこり、様々な手段を用いて、人と神を攻撃しているのに、それでもなお楽観的でいられるでしょうか?
私たち自身のうちにも、私たちの世界にも、暗闇に包まれた敵意をもつ扇動者である悪魔がいて、罪は、この悪魔の干渉によって始まり、完成されています。
悪魔は、れっきとした実在であり、霊的で、堕落した存在者、他のものさえ堕落へと導く、生きている存在、恐るべき現実、恐怖を巻き起こす現実です。
もし、この現実を認めない人がいるとすれば、その人は、聖書の教えからも、教会の教えからも、離れてしまっているのです。
また、この霊的存在者を、抽象的な悪の人格化に過ぎない、などと考える人もまた、聖書と教会の教えから離れてしまっているのです。
私たちの敵の最たるもの、最大級の誘惑者、これが悪魔の正体です。
もちろん、全ての罪が、悪魔の直接的ないざないとは限りません。とはいえ、いつも、精神的努力によって自分自身を警戒しない人は、悪魔のなすがままに、身をまかせて、救いを危うくしてしまうのです。
では、どのようにして悪魔から護られるのか?悪魔の活動を妨げるには、どのようにすればよいか?それは、罪から私たち自身を守ること、それ自体が、見えない敵から私たちを護ることです。
従って、決定的な防衛力は、神の恩寵以外には何もないのです。それゆえキリスト信者は、武装する戦士、しかも警戒を怠らない強い戦士でなければなりません。
そのため、悪魔の、ある種の攻撃を防ぐための戦法として、イエズスご自身が仰せられたように、祈りと共に断食も必要になります。
(1972年11月15日)
「この種のものは、祈りと断食によらなければ、追い出すことができない」
(マルコ 9,29)
聖ヨハネ・パウロ2世
大天使聖ミカエルの祈り文について
こんにち、この聖ミカエルの祈りは、エウカリスツィアの祭儀の結びに、もはや唱えられなくなってしまっていますが、どうか、この祈りを忘れてしまわないようにしてください。暗闇の力に対抗するため、また、この世の霊に対抗するため、霊戦における助けを得るために、この祈りを唱えるよう、私は全ての人を招きます。
(1994年4月24日)
大天使聖ミカエルよ、
霊戦において、私たちをお護りください。
悪魔がもたらす、あらゆる不道徳や罠に対する防御となられてください。
神が悪魔を咎めてくださるよう、
私たちはつつしんで願い求めます。
そして、天軍のプリンスであるあなたが、
霊魂たちの破滅のために、この世を徘徊している
サタンや、その他の邪悪な霊たちを、
神的力によって、地獄に突き落としてくださいますように。
アーメン。
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教皇聖下の声✿
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私も気になっていて…
文語を公表してくれたのは嬉しかったのですが、「え、なんで[向う]なの?」と思いました。
「特別形式ミサ」の特徴の一つなので嫌がったのかな?とか思って久々に気合いを入れた記事を書こうかと思っていたら、ベネさんに先を越されました(笑)。
でも流石ベネさん、美しく纏めてはりますね♪
私とは雲泥の差!
何が違うのかなー…信仰のレベル?人間のレベル?🌠
2018/10/8(月) 午後 7:07
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Rickさん、そうでしたか
なぜ異なるものをあえて掲載するのかほんとに意味不明ですよね
特に、祈り文の中に、日本の公教会云々が出てくるのに
これほんとに教皇さまが全世界に要請した祈り文なの?
みたいに普通に思われちゃいますよね
先を越したつもりはありませんが
カトリック中央協議会もがんばっているのでしょうから
見棄ててしまわないように
Rickさんも気合いを入れた記事をぜひ書いてください
雲泥の差があるかどうかはわかりませんが
各々の段階に与えられているものを用いて表明することにつとめれば
細かい部分は気にしなくていいように思います
.
2018/10/11(木) 午前 0:45
.
今回指摘した点について
他のサイトではほとんど触れてないので
(触れることすらしたくないほど、呆れられてしまったのかわかりませんが)
全く触れないよりも
いくつか所々のWEBで声をあげれば
協議会側も、あまりにズレた自身の判断に気づいて
祈り文を本来のものに差し替えて掲載するようになるかもしれませんからね
口語がないから文語、という判断から始まり、迷いに迷って
意図的にではなく、たぶん、悪意なく、あんな感じにズレてしまったのでしょう
と思いたいところです
ある意味、大天使聖ミカエルへの祈りが、悪魔にとっては
耐え難い苦痛をもたらすものであるがゆえに
それを唱えさせないように集中攻撃されたことの証明かもしれません
.
2018/10/11(木) 午前 0:45
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協議会では教皇さまのツイートを口語翻訳して掲載してるわけですから
聖ミカエルへの祈りの口語翻訳もなんなくできるはずで
掲載できないほうがおかしな話ですからね
Sub tuumに関して、協議会では、文語体のを掲載してますけど
その掲載している下段の教皇さまツイートでは
『@chuokyo_pope
神の母聖マリア、あなたの保護のもとにわたしたちは逃れます。わたしたちが助けを必要とするとき、その願いを退けず、すべての危機より、いつもわたしたちをお救いください。栄光に満ち、祝福されたおとめよ 2018年10月2日』
といったように、普通に翻訳してますからね
.
2018/10/11(木) 午前 0:46
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で、今、中央協議会サイトを見たら
『※2018年10月10日追加』の記載と共に
出典:カルメル修道会編『祈りの友』で
Sub tuumと大天使聖ミカエルの本来の祈りが新たに追記されていました
でも、Sub tuum に関しては
『神の御母よ、わたしたちはご保護を仰ぎます。いつ、どこでもわたしたちの祈りを聴き入れ、御助けをもってすべての危険から守ってください。アーメン。』
を掲載してしまっているので、
それを掲載するなら、むしろ上記、ツイートの口語訳を掲載したほうが
ラテン語原文の意味を、省略なしにあらわす内容なのに、もったいない感じです
とりあえず、大天使聖ミカエルへの祈りが掲載されることになって良かったです
WEB上で声をあげないよりも、声を上げたほうが、良い結果をもたらすんだな
ということをあらためて感じました✥
.
2018/10/11(木) 午前 0:46
大天使聖ミカエルへの祈りは本当に最強のお祈りの一つだと昔から思っています。
いつも「通常形式ミサ」の直後にこれは外せないと閉祭の歌のあとでひざまずいて唱えていますよ。
まあ、今時の人々は「御ミサが終わったのに何をこの人はしてるんだろう」的に白い目で見られますけど(笑)。
以前は自分のステージで精一杯背伸びして気合いを入れた記事も書きましたが、今はアホなりに信仰はしているんだぞ!路線です。
相変わらず「広く浅く」です(笑)。
2018/10/12(金) 午後 8:51
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Rickさん、そうですね
神の畑には、良い麦のような人もいれば毒麦のような人もいますから
祈りを捧げる人を見ると、各々反応は異なりますね
霊的感覚が正しく保たれている人は
その祈る姿に敬意を示したり
自分がそのようにできていないことを打ち明けたりしますが
霊的感覚の麻痺した、この世的な人は
その祈る姿をあやしんだり
時に積極的な嫌がらせをしてきたりします
.
2018/10/13(土) 午前 8:28
.
というのも、自分ができていないことを、している人の姿が
自分を責めているかのような錯覚をおこして
その内的責めの要因である、その他者を
自分にとっての異物とみなし、それを排除することによって
偽りの内的平和や安堵を得ようとするからです
しかしながら、そのような排除行為、他者の敬神を軽んじる行為は
自身の内的砂漠をますます拡大し
暗闇から暗闇へと、自らを突き進ませる迷走にほかなりません
.
2018/10/13(土) 午前 8:28
.
樹は、その実によってわかる、と言われているとおり
その人自身が、そのまなざし、その言葉、そのふるまいをもって
自分がどんな霊的状態にあるかを如実に明示します
折が良くても、そうでなくても
良い働きを継続してゆくことは自他の救いにとって必要不可欠です
なので、周囲の目がどうであれ、自分路線でイイんじゃないでしょうか
.
2018/10/13(土) 午前 8:28
.
大天使聖ミカエルへの祈りは
天来のインスピレーションによってレオ13世教皇にもたらされた
短くも効果的な悪魔祓いの祈りですから
ミサ後、ロザリオの各連や結び、祈りの機会のたびに
教皇聖下の意向で捧げていくと、より一層イイでしょうね
.
2018/10/13(土) 午前 8:29
ないしょさん、時間がかかると思いますけど了解です
2018/10/13(土) 午前 8:31