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今日は体育の日だというのに大学があり
(うちの大学は割とそういうことが多いんです)
1時間早くうちを出て、乗換駅でこの小説を買い、
すいた電車に揺られながら、カフェで朝食を食べながら、読んでいました。
(のんびりしたいい1日でした)

そうしたら、半日で読み終わってしまった。
なんだか、もったいない気もするなあ。
素敵な作品だったから。

帰る頃には、私の読む本は川上弘美さんの『神様』に切り替わっていました。

さて、この作品はよしもとばななが吉本ばななだったころの、
つまりまだ若い頃の作品です。
幾つかばなな作品を読み、私は少し少女漫画なトーンの、
ばななさんの初期の作品が好きだなあとぼんやり感じていたのですが、
これもすごく好きな感じでした。

主人公の弥生は、ある秘密を思い出し始めたことがきっかけで、
たくさんの変化を体験することになります。

それは、叔母だと信じていた人が姉になり、
弟だと思っていた人を恋人に、そして愛することでした。

登場人物がみんな優しくて、物語全体の空気も優しくて、
なにより、主人公の叔母であり姉である「ゆきの」さんが、
私にとっては何より魅力的でした。
つかみどころがないかに見えて、実は臆病で、優しくて、美しい彼女を、
誰が嫌いになれるでしょうか。
彼女と一緒に暮らしてみたい、と感じた気持ちは、
「やかまし村」のリーサ達と一緒に遊びたいと思った昔に似ていたなあ。

子どもの気持ちに帰って、
懐かしいような寂しいような、この作品はすっと今の私に寄り添ってくれました。

文庫化にあたり、たくさんばななさんが筆を加えたということなので、
初出本にも、近いうちに触れてみたいなと思っています。

しかし、ばななさんの小説を読んでいてなんとなくせつなくなるのは、
登場人物達が、どんなに明日が不安でも、
ごく自然に自分の相手を見つけて番いになっていること。

お互いが、自分の相手はこの人なんだ、と確信している。
そしてそのことを、お互いに分かっている。
そんな揺るぎない関係。

I envy you!!


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