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元旦に宣言していた、「Jazzを一緒に勉強しよう!」の本来あるべき
記事をアップしていく計画、第1弾です。
(2018年のうち、12記事UPすることが目標です。・・・ハードル高いなぁ。)
どうか、お手柔らかに、そしてのんびりと楽しんでいってください。
読んで頂いた方のお好きな曲が増えることを祈っています。
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Jazzを一緒に勉強しよう!
「Bill Evans」編 vol.1
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私が初めて知った「Jazz」のジャンルに属するCD、それは、
「Waltz for Debby」(Bill Evans)、でした。
ミステリアスなジャケット、CDから流れてくるピアノの音と
ドラムのブラシでこする音、・・・ベースの静かなガイド。
途中で聞こえる、グラスがカチンと鳴る臨場感あふれる雑音。
「Jazzって、何かよくわからんが、大人な感じっ・・・」
あれから・・・15年あまり。
エバンスが何を弾いて、どうしていたのか、探っていきたいのです。
プレイヤーとしての目線が中心になってしまうと思います。
オーディオ(音質)の良い・悪いは一切触れません。
Bill Evansのアルバムを、リーダー作1枚目から晩年までを、
追いかけていこうという企画です。
それでは、記念すべきリーダー作1枚目をどうぞ。
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概要
------------------------------------ 分類 :リーダー作1枚目
発表・録音:1956年、9月18日・27日録音。
共演者 :Teddy Kotick (bass), Paul Motian (drums)
タイトル :「New Jazz Conceptions 」 収録曲 :(注意)私の購入したMP3版のアルバムに収録されているものです
01 - I Love You (Cole Porter)
02 - Five (Bill Evans)
03 - I Got It Bad And That Ain't Good (Webster-Ellington)
04 - Conception (George Shearing)
05 - Easy Living (Robin Rainger)
06 - Displacement (Bill Evans)
07 - Speak Low (Nash Weill)
08 - Waltz For Debby (Bill Evans)
09 - Our Delight (Tadd Dameron)
10 - My Romance (Hart Rodgers)
11 - No Cover, No Minimum (Take 2) (Bill Evans)
12 - No Cover, No Minimum (Take 1) (Bill Evans)
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本作の1曲:「Our Delight」
------------------------------------ [全体の構成]
intro(8小節)
thema(32小節)
piano solo(3回:32小節*3)
bass solo(1回)
piano/drums solo の交換によるソロ1回(4バースで32小節)
thema (32小節)
ending(8小節)
[特筆すべきアドリブ]
piano soloの出だしを採譜・分析してみました。
出だしのコード進行は、Aフラットキーを主キーと考えると、
「2度セブン、5度セブン、1度、6度セブン」
「2度セブン、2度マイナー、3度(トニック)、ツーファイブ」
(次の小節に引っ掛ける為の、2度セブンの半音上のセブンスを瞬間的に挟む)
なので、Aフラットキーで、123456791113の度数を振ってみたのが、
採譜の図です。
赤字のところは、インサイドではない音。
1小節目:(B♭)
F、Fシャープ、G、Aフラット、Bフラット、C、Dフラット・・・
この発想は私には、全くなくて。
1小節目から、「なぜこの音弾いたのかな?」と。
Aフラットキーの、メジャーで1235と弾くのは、ごく普通のこと。
それに引っ掛ける経過音としての、67♭7だったのかと解釈。
今後、このフレーズ使わせて頂きます、>Evans様!
2小節目:(E♭)
E♭に対し、全音上のFマイナーは、調和しつつテンションも11thが入り、
使いやすい音。(私も使うことがある。)
最後の、9#は次の小節に向かうための経過音と解釈。
3小節目:(A♭△7)
3度から始まるA♭の展開形、7、1、3、5も、ビバップでは、
よく見る典型的なフレーズ。
4小節目:(F7)
7thコードでは、効果的に使える9thフラット。ここでも、Fの音に対し、
9thフラットをうまく取り入れて、セブンス特有のコード感を演出。
5小節目:(B♭7)
素直にB♭の3度からアルペジオしたビバップフレーズと考えるが良さそう。
B♭にB(A♭キーの9#と記載があるところ)は、美味しい音。4小節目と同じく、
9thフラットをうまく取り入れて、セブンス特有のコード感を演出。
6小節目:(B♭m7ーBdim)
7小節目のルートの音Cに向かって、半音ずつの音づかいをしたと解釈。
(クロマティックスケール)
7小節目:(A♭onC)
トニック感をしっかり演出で、安定の3512(9#)31と上昇、下降。
8小節目:(B♭m7ーE♭)
お休みです。
ピアノとはいえ、ソロも弾きすぎは良くありません。
休符も大事。
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参考文献
------------------------------------ 「KAWADEビル・エヴァンス」
「Wiki」
1956年、9月18日・27日録音。
Bill Evansは、1929年8月16日生まれ。27歳の時の録音と思いますが、
文献:KAWADEビル・エヴァンスによると、26才のリーダー作と記載が。
レニー・トリスターノ、バド・パウエルの影響が影が認められると記述あり。 ------------------------------------
ジャケット
------------------------------------ 表紙:紹介元サイト Amazon
![]() LPジャケット裏面:紹介元サイト
![]() |

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凄い!と言っても何がどう凄いのか素人の僕にはさぱり分かりませんが、演奏者と言うのはこんな細かいことまで分析しているのだと感心しました。
かろうじてうなずけるのが、文献にあるトリスターノとバド・パウエルの影響が感じられるという所だけなのは情けないです。
この初リーダー・アルバムと言うのも知りませんでした。
かなりアグレッシブなピアノを弾いていたんですね。
2018/1/7(日) 午後 0:18
> nonkig3さん
そうなんですよ、アグレッシブなんです。私もこれが1作目とは知りませんでしたが、もうBillEvansは完成してるんです。彼は、ずっとBillEvansだったと言うのが素直な感想。あと、分析については、これが正解なわけではなく、いろいろな解釈があるので、私の戯言と聞いておいてください。(自分の演奏に活かすために分析してます。)
2018/1/7(日) 午後 1:06 [ s_jazzblog ]
こんにちは〜♪
拝読しました。
凄い!
プレイヤー目線となると、必ずキー♪が出てくるんですネ〜〜
楽器が出来ない私には?だらけですが〜〜
>エバンスが何を弾いて、どうしていたのか、探っていきたいのです。
プレイヤーとしての目線が中心になってしまうと思います。
↑
楽しみです!
と同時に、
一ファン、リスナーとしての感想も聞かせてもらえたら嬉しいですね…
今後の記事が楽しみです!
2018/1/7(日) 午後 1:40 [ 気まぐれ親父 ]
> 気まぐれ親父さん
お読みいただき、恐縮です。リスナー目線って、よく考えたら私にはないのかも・・・とふと思ってしまったのですが、とにかく。リスナーでも気づく音の掛け合いのところとか、気づいたら紹介したいと思います。すべてがアドリブなので、とっさにやることって色々面白いんですよね!^^
2018/1/7(日) 午後 2:37 [ s_jazzblog ]
どこの世界も作る側目線と消費者目線は違うんですね。
フュージョンはリスナー目線に近いのかな?
2018/1/8(月) 午後 1:28
> 東信JAZZ研究所さん
コメントありがとうございました。今回、こういう記事を始めて書いてみて、リスナーと演奏者って全然違うところを見ているらしい、ということに気づいただけでも、大発見でした。フュージョンについては、私は全く何も知識がなくて、コメントできなくて済みません。(昔、カシオペアのASAYAKEを聞いていました・・・が、そのしか知らないに等しく・・・。)
2018/1/8(月) 午後 4:04 [ s_jazzblog ]