倖子の墨の絵日記

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田中一村

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最初に、長い間ブログの更新もせず、申し訳ございませんでした。
 
 6月5日
  
 津輕三味線 佐藤通弘コンサート (弾く、奏でる、唄う )で舞台の絵を
 
 担当します。
 
 千葉県酒々井町プリミール酒々井(043−496−8681)
 
 開場 13時30分 開演 14時
 
 
 6月13日から6月18日
 
 拘って墨世界  地球堂ギャラリー
 
 
 7月4日から7月10日
 
 倖子の墨の絵展  私の富士山 Oギャラリー
 
ご都合がつきましたらよろしくおねがいいたします。
 
 
田中一村が奄美大島に移住するまで住んでいた、千葉県で一村の会が
 
ありました。
 
近くに住む知人から教えていただきました。
 
支援者の御宅の山で筍掘りをさせていただき、筍づくしのお昼をいただき
 
、午後は箱根の岡田美術館の学芸員の講演をききました。
 
家に帰ってから1995年に購入した中野敦夫さんのアダンの画帖 田中一村伝
 
を読み返しています。
 
一村は69歳で亡くなっています。
 
著者の中野さんは
 
「 絵描き人生の中で一度も個展は開かれず、生前何ひとつ報われることは
 
なかった。
 
天才画家のなんと不遇な人生。絵に殉じ、聖のように生きた一村。その生の軌跡
 
は気品あふれる作品群とあわせて見る時、一段と鮮やかに光芒を放ってくる。」
 
とかいてます。
 
秀才であった一村は授業料免除の特待生として中学に入学します。
 
上野の美術学校も優秀な成績で入学しますが、貧困と結核で3ケ月で退学します。
 
その後、一村の描く南画には多くの支持者があつまりますが、一村は、その生活
 
にあまんじませんでした。
 
美術学校の同期の東山魁夷たちの活躍も刺激になっていました。
 
中島義貞さんにあてた手紙の中で、
 
「わたしは23歳の時、自分の将来行くべき画道をはっきり自覚し、その本道
 
と信ずる絵をかいて支持する皆様にみせましたところ、一人の賛成者もなく、
 
その当時の支持者と全部絶縁し、アルバイトによって家族、病人を養うことに
 
なりました 中略 」
 
安定した環境を変えることができるのは、ほんのわずかな人にしか出来ない
 
ことです。
 
奄美の一村美術館に行ってみたいです。

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若冲と蕪村展

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平日の午後なのにたくさんの人がいました。
 
絵のケースの前にはひとが並んで一人づつ移動しながら鑑賞します。
 
本当は絵から1メートル位さがってみたいとおもいます。
 
そうしないと絵の全体像がみられないのです。
 
今回出品の 「象と鯨図屏風 」はやっぱりよかったです。
 
ほかの作品はあまり印象には残りませんでした。
 
この作品は若冲82歳の時の作品です。
 
若冲は80歳になっても旺盛に制作しました。が、それは生活のためでなく
 
なによりも描きたいために描いたのです。
 
若冲は自分の絵は千年後の人たちに理解してもらえばいいと言っていたそうですが、
 
まだ、千年たってはいませんが、若冲ブームです。
 
若冲は絵を生業としなくても生活できたから、理想的な絵描きだったと思います。
 
1763年にオランダからプロルシアンブルーが輸入されたのだそうですが、
 
それを若冲は1766年に使っているのです。
 
京都錦小路の有力な青物問屋の長男として若冲はうまれました。
 
幼い時から学問は好きでなく、金持ちの旦那衆がたしなむ諸々の芸事も
 
嫌い、金儲けも関心がなく、頭をまるめて肉食を避け、妻子も持ちませんでした。
 
雀を捕らえて街で売っているのを見て焼き鳥にされる運命を憐れみ数十羽買って
 
自宅の庭に放す若冲だったそうです。
 
 
 

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3月15日、京都での 「 ワサブロー琳派400年記念コンサート 」にでかけた
 
ついでに、ずっとみたいと思っていた養源院の 「白象図 」を見にいきました。
 
「 白象図 」は私の期待を裏切りませんでした。
 
宗達がこんな絵を描くとはおもっていなかったというより、宗達その人についても
 
実はほとんどしりません。
 
養源院には、この他にも宗達の襖絵の「 松図 」と「 唐獅子図 」があります。
 
「 唐獅子図 」は湯川秀樹さんが「 まさに天才の仕事 」と称したそうですが、
 
私は、なんと言ってもこの杉戸いっぱいに描かれた「 白象図 」が一番好きです。
 
宗達は南蛮人が象を連れてきたという時に、本物の象をみたのかどうかわかりませんが。
 
宗達の生没は不詳なのだそうです。
 
この 「 白象図 」をみていると、本物も象をみているかどうかは、さほど問題ではない
 
気がします。
 
杉戸に描かれた象は躍動感があり、今にも杉戸から出てきてしまいそうです。
 
この 「白象図」を描いた時の宗達は、絵師としての評価は高まってはきたが、
 
大きな障壁画などは描いたことがなかったそうです。
 
だからこの絵に対する宗達の熱い思いがこの絵を仕上げさせたのだとおもいます。
 
この絵を仕上げてから、絵師、俵屋宗達の評価は高まり、多くの大作を描き「 法橋 」
 
位を得て宮中や江戸幕府の後ろだてを得るようになるそうです。(養源院と障壁画から)
 
 
 
   「 老いるほど若くなる展 」は出品対象は70歳以上というのがうれしいです。
 
ここに展示されている108点からは「 老い 」などというもの感じられませんでした。
 
応募作品408点から選ばれた108点。
 
チラシにありました、
 
年を重ねたからこそ、描ける世界が存在していると。
 
本当にそうおもいました。
 
松本ハイランド農業協同組合賞受賞、江村陽子さんの 「 お花が大好き 」。
 
お花大好きな気持ちが伝わってきます。
 
お花がいきいきしてます。
 
とても素敵な作品でした。
 
準グランプリ無縫賞の伊藤さん、84歳、 「 ふるさとの思い 」 絵に年は関係ないと
 
思ってきましたが、84歳でこんな絵描けるのだと思いました。
 
この絵に対して中島千波さんは 「 老いるほど若くなる 」とコメントしてましたが、年齢が
 
かいてなければ20代の方の作品とおもってしまいます。
 
86歳の城野秀世さんの作品も こんなに明るい色を使ってと。
 
楽しい作品でした。
 
松本市美術館のこの企画末永く続けてほしいです。
 
 
 
 
 

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井上有一 湘南の墨跡

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茅ヶ崎美術館の井上有一展は2000年と今回で二回目でした。
 
有一が生活をしていた地域の茅ヶ崎美術館の展覧会は、他の
 
美術館の展示と違い、生活のにおいがしました。
 
こんな所で、こんな人たちに囲まれて生活をして、あの、作品が生まれて
 
きたのかと、思いながらみました。
 
作品を所蔵している方々も、地元の農協だったり、個人の方だったり。
 
作品が展示されている、表の部分だけでなく、作品がうみだされた、裏の
 
部分もみえてくる気がします。
 
有一は定年退職するまで教育者として学校に勤めていました。
 
手作りの感謝状。
 
ひとりひとりの生徒のスケッチ。
 
あたたかな愛情にあふれています。
 
この茅ヶ崎美術館の展覧会は井上有一の人間が伝わってくる、
 
とてもいい、展覧会でした。
 
 
  一点 出品してます。
 
  
 
  2月4日から16日
 
  国立新美術館 1F1A
 
    NAU21世紀美術連立展
 
よろしくお願いいたします

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長谷川等伯と若冲

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あけましておめでとうございます
 
昨年中はブログをお読みくださいまして、ありがとうございました。
 
今年もよろしくお願いいたします。
 
東京国立博物館の初もうでという企画で長谷川等伯の 「松林図屏風 」
 
をみてきました。私も 「松林図屏風 」を目当てに行きましたが、だいたいの人
 
は同じようで、屏風の前は人だかりで前景をみることがでませんでした。
 
 この 「松林図屏風 」は鎌倉時代始まる水墨画とは違うのが特徴の一つ
 
だそうです。これまでの水墨画は、作家オリジナルでなく、中国の巨匠たちの
 
画風をまねて描いていたそうです。
 
松林図屏風は中国もっけいの筆様に拠りながらも、従来のやまと絵の画題であった
 
緑色の松林だけを、墨一色で描いています。
 
松林というモチーフはもともと、日本人が好み、それを墨一色で表現したことは、
 
日本人の感性にあった、水墨画の誕生を意味するのだそうです。(日本水墨画の
 
新しさー長谷川等伯の場合・黒田泰三)
 
 わたしは充分な余白の中に点在する松の樹。この充分な余白がいい。
 
展示室の説明には、松の幹は能を舞う様だと、ありました。
 
 
何室か忘れましたが、若冲の絵に出会いました。
 
なんだか得した気分になりました。
 
「 松梅群鶏図 」が展示されていました。灯篭は点描で描いてありました。
 
 
 等伯は心の中にしまいこんで人生を静かに思うという気分になりますが、
 
若冲はこころがにっこりしてきます。
 
 
1015年2月4日から16日まで
 
NAU21世紀美術連立展 (国立新美術館 六本木 )
 
に出品いたします。都合がつきましたらご覧くださいませ。
 
 

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