倖子の墨の絵日記

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その日は朝9時ごろに家をでて午後美術館に行きました。
 
なかなか履く機会がなくて、1月のバーゲンで買った靴をその日は履いてでかけた。
 
東京都美術館で世紀の日本画展をみて、そのあと上野の森美術館のVOCA展をみる予定
 
にしていた。
 
 だが靴が足にあわず、都美術館にいる時から、ときどき座っては靴をぬいで足を休めて
 
いた。だから、上野の森美術館に、入館はしたけれどVOCA展をみるのは断念した。
 
そして、ギャラリーで展示していた 「油断 」をみた。
 
 「 油断 」というテーマは作家の高柳さんによればー「私の制作における姿勢の一つについて
 
の言葉です。油断した状態で物事に接することが実に多くの発見を生んでいるということではないで
 
しょうか」と書いています。この文章を読んで広いスペースのあちらこちらに、紙切れや砂利やバック
 
、ハンカチ、ペンなどが置かれている状況を、なんとなくわかった気がしました。
 
 無理に理解する必要はないとは思いますが、こんな広い場所に展示できるのは、なんともうらやましい
 
かぎりです。
 
 世紀の日本画展は日本美術院再興100年の特別展でした。
 
一室では、大正5年、前田青邨の京名所八題と湯治場の作品は青邨の初期のもので、素朴な感じで好き
 
になりました。伊香保温泉を描いた湯治場は墨が主体ですが、青邨、こんな絵を描いた時もあったんですね
 
と思う絵でした。
 
昭和46年作知盛幼生、芥子図屏風、よりも大正5年の絵の方が好きになりました。
 
 平櫛田中の禾山笑。田中は岡倉天心に師事していたそうで、天心は田中に 「売れないものを作れ 」
 
といっていたそうです。
 
田中は生涯にわたって天心の理想主義を作品化しょうとしていたそうです。
 
 
 7月7日から個展をいたします。
  
 
 今回のテーマは  「出逢い」
 
 銀座の0ギャラリーです。おでかけくださいませ。
 
 

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クリーブランド美術館

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上野の東京国立博物館でクリーブランド美術館展をみました。
 
この美術館の作品はシャーマン・リーさんがGHQの美術顧問をしていた時に収集したものだそうです。
 
 展示は 「 神・仏・人 」 「花鳥風月 」 「物語世界 」 「 近代西洋の人と自然 」 「山水 」
 
のテーマで構成されていました。
 
「 燕子花図屏風 」は尾形光琳が有名ですが、今回の 「燕子花図屏風 」は渡辺始興さんと言う人
 
でした。
 
かきつばたの葉が風にそよいでいたり、折れたりして、多様に描いていて光琳の画には描かれて
 
ない工夫やリズムカルな動きをしているとありましたが、かきつばたが小ぶりで、私はやっぱり尾形光琳
 
の燕子花図屏風の方がいいなあとおもいました。
 
 山水の部屋に米友仁の雲水図巻があり、そこで 「米法山水」の説明がありました。
 
米友仁は中国の山水画作家米芾の子供です。
 
2009年出光美術館でみた高橋草坪の「夏山煙雨図」は米法山水で描かれています。その
 
米法山水の生みの親、米仁筆の「雲山図巻」が展示されていたのです。
 
 シューマン・リーさんは、中国の水墨画も日本人が好んだ絵を収集したと書かれてありました。
 
 近代西洋の人と自然の部屋でアンリー・ルソーの「トラとバッファローの戦い」の絵に出会い
 
うれしくなってしまいました。
 
まさかルソーの絵に会えるとは思っていませんでしたから、とてもいい日になりました。
 
 

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練馬区立美術館

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寒中お見舞い申しあげます。
 
新年の挨拶をするには、あまりにもおそすぎますね。
 
はやいものですね。月日のすぎるのは。もう1月も23日です。
 
遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 私の作品展にいらっしゃってくださるUさん。Uさんは1年の半分パリで生活
 
しています。そのUさんの知人の田中万里子さんの個展が、練馬美術館でありました。
 
 田中さんは在仏25年。アカデミー・ド・ラ・グランド・ショーミエールで、絵画、彫塑、版画
 
など勉強になり、いくたの美術展に出品し、受賞していらっしゃいます。
 
人物画はフランス人(?)がモデルなので、筋肉のつきぐあい、体型の違いなど、それは
 
当然なのですが、普段目にしている(日本人が日本人を描いている)作品と違い異国の
 
感じがしました。
 
 
 2階では練馬区立中学校の美術展が開催されていました。
 
課題というものがあるらしく、学校はちがっても同じ様な作品が多かったのはいたしかた
 
ないのですが、その中で、粘土作品の、練馬中学の三戸部さんの作品 「出前、くちびる
 
野郎」  金城さんの「やくしゃなりー」は見れば見るほど味がある作品で楽しくなりました。
 
 開進3中の水墨画を見たときは、やっと中学校でも、水墨画を取り入れてくれたのだと
 
うれしくなりました。
 
生徒に色紙が配られ、墨と筆とでさあ描いてごらんなさい。色紙と墨と筆があれば描けますよ
 
という感じがしました。
 
墨の濃淡、にじみ等の指導があればずっとずっといい作品が生まれるのにとおもいました。
 
 てん刻を出品している中学校もあり、日本の伝統的なものを取り入れられるようになり、
 
本当に良かったとおもいます。
 
 針金作品もおもしろかったです。
 
大泉学園中は三年生の作品で猫やクマがよく出来ていました。
 
光3中は一年生で、川所さんの「怒りに染まるガイア」とか瀬戸さんの「エサに夢中」は
 
いわゆる作品としての完成度は低いかもしれませんが、針金ならの特性いかした作品と
 
おもいました。
 
 絵本も出品されていました。
 
中村中の瀧本さんの「真夜中の冒険」坂本さんの「ここはだれのおうち」
 
鈴木さんの「そらとたんぽぽ」など中学生の実力に再認識しました。
 
 
 

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女性画家10の叫びとは著書の堀尾さんも抵抗したのだそうですが、叫びとは凄いですが、
 
本を読んでみると、それは当然とおもいました。
 
 現在と違い女性が職業として画家を選ぶのはとても大変な時代の人たちです。
 
 まず最初に三岸節子さんです。
 
堀尾さんもお書きになっていますが、私も1998年、三越でさくらをみました。
 
節子93歳の作です。キャンパス地いっぱいに満開のさくらです。
 
その時女性の画家は枯れないのだとおもいました。
 
 吉武輝子さんの(炎の画家 三岸節子)を大分前に読みました。
 
その中で  (絵描きは孤独なもの)好太郎が死んだ時、(これで絵描きになれる)と
 
思ったと書かれてあった様なきがします。
 
 堀尾さんは、三岸節子さんと面識があり三岸節子さんからの手紙の中に
 
「 前略 コウタロウシスの電報を手に持ってああこれで私が生きられるという実感
 
は悲しいとかあらゆる感情の最初にひらめきました・・・・・攻略」  そして好太郎の遺言
 
として  「魅力ある絵を描けと言い残したこの言葉は50年私の絵画生活の根幹となって
 
おります。」と。
 
 東御の梅野記念絵画館に行った時、菅野圭介の作品がたくさん展示されていて
 
その作品を見たときに、節子さんって貪欲な人なんだなぁと思いました。
 
構図がよく似ていたのです。
 
 
 先日、新国立美術館に行ってきました。
 
シェル美術展を初めてみました。個人の企業の美術展としては長い歴史があります。
 
たまたま隣の展覧会にいったのですが、シェルもただで見られるというのでみました。
 
1987年生まれの松川朋奈さんの作品に興味がわきました。
 
162X130の大きな画面いっぱいに赤いエナメルのハイヒール。ヒールの部分は傷がついています。
 
そして赤のネールをした足の指を描いた作品。
 
10の叫びの作家の作品とはあまりにも違います。
 
どちらが良くてどちらが云々すべきことではありませんが、10の叫びの作家たちの時代を通って
 
今があるのですね。
 
それを大切にしなければとおもいます。
 
 
今年も残り少なくなりました。
 
一年間つたない文をお読みくださいましてありがとうございました。
 
来年もよろしくお願いいたします。
 
 
 

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世田谷美術館の「アンリールソーから始まる素朴派とアウトサイダーの世界」をみてきました。
 
 久しぶりに自分の気に入った作品の数々をみることができました。
 
 アンリー・ルソーの絵はどの絵をみても二度とみたくないと思ったことはないのです。
 
アンドレ・ギーションは初めてみる作家です。
 
「ばら色の衣装をつけた二人の踊り子」は華やかなピンクの衣装をつけています。
 
「花」は大きな花瓶に活けられた花がデーンと真ん中に描かれています。
 
 カミーユ・ボンボワの「三人の盗人たち」の人物は異様に大きく描かれています。
 
それに対して「ディナン・ジェルズュアルの門」の三人の人物は異様に小さく描かれて
 
います。
 
 チャーチルが絵を描いていたとはしりませんでした。
 
チャーチルは政界を引退した後に個展も開いていたそうです。
 
風景画が二点展示されていました。
 
 クラリー・シトロエンは60歳の誕生日に贈られた絵の具で描き始め、80歳まで
 
花の絵だけ描いていたそうです。
 
黒のバックに描かれた一輪の白いバラの花が印象に残りました。
 
 塔本シスコさんも病気で倒れたあと、50歳から絵を描き始め80歳の記念個展
 
以降も何回も個展を開いたそうです。
 
 「秋の庭」も色彩が強烈でした。
 
 久永強さん、香月泰男のシベリアの絵を見てどうしても描いておかなければと
 
60歳から自分のシベリアを描いたという30点がてんじされていました。
 
どの絵も心にしみました。
 
 ジョアン・ミロも「人と鳥」 ブロンズの作品 おもしろかったです。
 
 草間彌生のコラージュ三人点は1970年代の作品で初めてみました。
 
 ニキフォルは映画になったとおもいます。私はみた記憶があります。
 
今回の展示では、あまり印象にのこる作品はなかったが、人物紹介のなかで、
 
「晩年は素朴画家して知られるようになり、安楽な住居をあたえられが、描く喜び
 
を失って義務のような作品を大量に描いた」とありました。
 
残念です。誰がそうしたのでしょうか。
 
 オスバァルト・チルトナーは頭のすぐ下に長い長い脚だけを描く独特な絵でした。
 
最後にこの会場に展示された作品は、みんな自分の想いを描きたいように描いて
 
いる作品が多いから、みいってしまいます。
 
 

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