倖子の墨の絵日記

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井上有一展

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9月に入って小山登美夫ギャラリーとkamiyaart,そして渋谷ヒカリエのtomiokoyamagallery
 
で、井上有一展がひらかれていました。
 
 小山登美夫ギャラリーは一番行ってみたかったのですが、いかれませんでした。
 
kamiyaartとtomiokoyamagalleryの展示は見ることができました。
 
久しぶりに井上有一の作品に出会いました。
 
 今まで、ウナックトウキョウが開催する井上有一展は国内外でみてきました。と言っても
 
国外はソウルと北京だけですが。
 
その展示方法は、私にとってはとても新鮮でした。
 
貧なら貧、鳥なら鳥、花なら花という一字書を天井からつりさげて展示しします。
 
それはとても壮観です。
 
   自分が生きているドロドロの中から一字が結晶すろ。なにかいい字はないかと
 
   考え出した時、一字書の堕落がはじまる。そうでなくてもうっかりすると一字が
 
   悟りズラしてきて素朴な感動を失う。そんな時、言葉をブツブツと口からでる言葉
 
   を書きつけたくなる。言葉がどんどん字になってゆく。(1983年井上有一言葉書展
 
   の中で)
 
とかいてます。
  
  だから、井上有一の一字書は色あせないのですね。
 
上辺だけでかいているのではないのです。
 
有一の書を書いている写真をみると、体も部屋も墨で真っ黒です。
 
全身で書と対峙しているのです。
 
 それにしても作品についた価格にはびっくりです。
 
 
最後になってしまいましたが、個展のお礼を申し上げます。
 
銀座のギャラリースヘースQの個展にはたくさんの方々がご来廊くださいました。
 
ありがとうがざいました。
 
初日は大型台風の通過で開廊時間などご迷惑をおかけしてしまいました。
 
申し訳ございませんでした。今度の個展について月刊「水墨画」12月号の作家通信
 
に載せていただきます。機会がありましたらご覧くださいませ。
 
 

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ブリヂストン美術館

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 本当に知らないことが多いなぁと思いました。
 
 朝日 8月7日付け夕刊で小林古径の 「人形 」の絵を初めてみました。
 
小林古径が欧州留学中、大英博物館で中国の古画を模写して、線の美しさに
 
触れたあとで描かれた絵だそうです。
 
  墨の濃淡だけで描かれた洋服の上におかれた、真っ白な手に視線がいきます。
 
その真っ白な手を描く墨の線。私もずうっと線は大切とおもっていました。
 
この絵はそのことを実証してます。
 
 
 先日、久しぶりにブリヂストン美術館に行ってきました。
 
第4室のルノアールのジョルジェット・シャルバンティエ嬢が目に入りました。
 
ブリヂストン美術館は、壁の色、絨毯の色、床の色が落ち着いているせいか、とても
 
居心地のいい空間です。
 
ゆっくりしていたい気持ちになりました。
 
 今回のテーマは 「 色を見る 色を楽しむ 」です。
 
マティスの 「ジャズ 」がチラシにあり、会場につくと早くマティスに会いたくなりました。
 
でも、マティスにたどり着く前にいい出会いがありました。
 
 アンリ・ルソーの 「イブリー海岸 」と 「 牧場 」  
 
ルソーの絵はどの絵も好きです。
 
 ポールゴーガンの 「馬の頭部のある静物 」と 「ポン=ダウェン付近の風景 」
 
はタヒチで描いた作品イコールゴーガンになっているので、これがゴーガンの
 
作品という感じでした。
 
 おこがれのマティスの 「 ジャズ 」シリーズは良かったですね。
 
ザオ・ウーキーの墨絵 「無題 」は紙の四分の三は余白でその四分の一に絵は
 
描かれていたのです。
 
 古賀春江の 「涯しなき逃避 」が新鮮でした。
 
 
ヨーロッパも中国も40度を越しているみたいですね。
 
9月に入ってもあついかもしれませんが、お時間がありましたら
 
 山崎 倖子個展にいらっしゃってください。
 
 9月16日から9月21日まで。
 
 12:00〜19:00   21日は17:00まで。
 
  ギャラリー・スペースQ  銀座  3572−4550

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夏目漱石の美術世界展

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東京芸術大学美術館で開催されていました。
 
最終日だったんで混んではいましたが、入場制限があるような混み方ではありませんでした。
 
明治の文豪夏目漱石の展覧会に制服姿の高校生もいて漱石の認知度はすごいとおもいました。
 
 漱石は1867年の生まれです。慶応3年です。この年に王政復古の大号令があり、翌年が
 
明治1年です。
 
亡くなったのは1916年、49歳でした。
 
今考えると本当に若死にでしたが、その中身はびっちり詰まっていて、一分のすきもないような
 
気がします。
 
 作品展を見てそう感じました。
 
 33歳でイギリスに留学しました。1900年〜1903年までです。
 
1900年にパリ万博が開かれ漱石は見学してます。
 
その当時のイギリスは世界中に領土を拡張し続けていました。世界の海を支配していた時期です。
 
上昇気流に乗っていたイギリスに留学した漱石の刺激は大きかった気がします。
 
 自分を高めるために美術館に通うと言っています。
 
活気ある美術にふれた漱石は、日本に帰ってきて美術批評を書きますが、それは歯に衣をきせない
 
辛辣な批評です。それと自分の目でみて自分の頭で判断するこをしていたとおもいます。
 
これは当然な気がしました。
 今でこそ、伊藤若冲は有名ですが、漱石はちゃんと若冲の絵も認めているのです
 
その当時、実際のヨーロッパ絵画を見ているひとは少なかったでしょうから、見てきている漱石の批評
 
は辛口になったんだとおもいます。
 
 漱石は自身の著書の装丁もしてます。
 
漱石自身が描いた絵画が一番印象に残りました。
 
  最後に個展のお知らせです。
 
  2013年9月16日〜21日  12:00〜17:00   (最終日 17:00)
 
   ギャラリースペースQ  銀座
 
 よろしくお願いいたします

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篠田桃紅の墨象展

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 百の記念  篠田桃紅の墨象展 を虎ノ門の菊池寛実記念智美術館でみてきました。
 
一度行ってみたいと思っていた美術館です。
 
 ホテルオークラの近くです。このあたりには大使館やテレビ局があります。緑が豊かな静かな
 
ところです。
 
 智美術館は2003年の開館です。
 
 玄関を入ると長い廊下があります。突き当たり正面に篠田桃紅の作品があります。
 
木に描かれた壁画 「ある女主人の肖像 」です。1988年の作とありました。 そして
 
地下一階の展示室までの螺旋階段の壁面には、銀箔がはられ、篠田桃紅の文字が
 
コラージュされてます。
 
  100歳で作家活動をしていらっしゃっているのですから凄いです。
 
 まちを歩くと画廊の壁には篠田桃紅の版画がかかっています。
 
その線はシャープで、作品の前に立つと背筋がピーンとのび、緊張感が漂います。
 
私にはとても描けない作品です。
 
  1961年に建設された東京文化会館は前川国男氏の代表作ですが、その東京文化会館の
 
文字は篠田桃紅さんです。
 
あの前を通る時いつもいい字だなぁと思っています。
 
今回の作品で私が心ひかれたのは 「Vermillion Vigor みなぎる朱 」です。
 
110・0x70・0の二枚口の大きな作品で、銀泊の地に朱の色を画面いっぱいに刷毛で描いて
 
います。
 
 この絵では刷毛で描く時の緊張感はあまり感じられず、朱が踊っているようです。
 
 

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4月21日の日曜美術館はアメリカ人のジョ・プライスさんのコレクション展でした。
 
仙台、盛岡、福島の美術館で開催されます。
 
 プライスさんは2011年の東日本大震災にあった方々に、自分のコレクションを見て
 
もらうために開催しました。
 
 プライスさんは
 
 美とは平和です。芸術は私に大きな喜びを与えてくれました。とおっしゃっていました。
 
だから、きっと大きな災害にあった方々にも、自分のコレクションを見て、少しでも元気に
 
なってもらえればと思われて開催して下さったのだとおもいます。
 
 プライスさんは作家の名前をみて作品を買うのではなく、自分がいいと思う作品を買って
 
います。 
 
 一番最初に買ったのは、伊藤若冲の 「 葡萄図 」だそうです。
 
こうおっしゃっていました。
 
けして写実的ではないが、自然の本質をとらえている。江戸時代の絵師は自然の本質を
 
とらえていたから、その作品を見て「 いのちの本質 」が伝わってくるのです。 と、、、。
 
そしてプライスさんは江戸時代の絵を見る時、現代の照明ではなく、電気のない時代の蝋燭
 
の灯りの明るさで、絵をみます。そうすると又絵の特徴などがでてくると、おっしゃっていました。
 
 明治に入り、西欧に追いつくことが第一だった時代から、長い間、江戸の絵など忘れられてい
 
た気がします。
 
 20年前のことです。友人の個展に行った時、その会場にいた人から、 「あなたはどんな絵を描いて
 
いるの 」と聞かれました。
 
 「水墨画です 」といいましたら 「水墨画はねぇ 油絵、日本画、そのあと水墨画なのよ」といわれまし
 
た。なんで絵に序列があるのか、さすが今どきはこんなこという人はいないでしょう
 
 
 プライスさんが江戸のすばらしい作品群をコレクションしてくれたおかげで、私達はその絵に会うことが
 
できます。
 
 本当に感謝です。

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