|
レース名称: 第6回富士山国際ヒルクライムレース
開催場所: 「ふじあざみライン」須走口〜五合目までの11.4km
開催日: 2009年6月28日
主宰: アール・アンド・アイ
コメント:
目の前に壁。
思わず気合いを入れる。
「逝くぜ!」
だがカラダの反応イマサン。 結果的に「手抜き」となった、今年レースの取り組み姿勢をまるであざけるかのよう。 だいたい今年はここ「旧馬返」までのタイムすらノーチェックだ。 いったい完走できるのか、やっぱり、できないのか?
「できる!」
なんて即答できやしない。 今年はホントどうなるかわからん、という不安の中ここまで来た、来れちゃったからあと半分の距離「もしかしたら頑張れるかな、どうかな?」なんて、グチグチ煮えきらぬモチベーション。 半端モンよのう! 一昨年はレース前から激坂ポイント狩休から「アタッケじゃ!」などと、息巻いてた自分が今眩しいぢゃないか!(結局不要なバトルに首突っ込み自滅じゃった・・)。 それなりに能動的だった一昨年に比べ今年のこの「受動ぶり」は一体どうだろう。 「次の激坂ポイントまであと何キロだろう。 あ〜どうしよう!」な〜んていう逃げ腰クライムだ。 ナサケネ〜。
「旧馬返」を過ぎてすぐ、右から昨年入賞のM井さんが前に。 あれ?先頭集団じゃなかったんだ!とびっくりしつつも目の前には大きなカーブ、18%。 そしてさっそく繰り広げられる
「試練の図」
前クラス、自分のクラスともにごちゃ混ぜとなり、そこで「蛇行走行」する選手たち。 うまくかわしつつM井さんはどんどん前に進む。 自分は相変わらずダンシングせず(出来ず)シッティングでモサモサと登る。 その前約15メートルの至近距離にはUKYOレーシングのC葉さん、「届きそうで届かない」この距離がなんとも歯がゆい、悔しい。 あと少しなのに、だめだ、脚が回らん! 次の左コーナー
「グランドキャニオン」
から少しペースを落としスタミナを溜める、もちろん次の「7.8ストレート」に備えてだ。 目の前にカラフルなゼッケンが舞う。 青ゼッケンは「Dクラス」自分のクラス。 「敵」であり「戦友」でもある。 だがレース正念場の今「青ゼッケン」はことごとく迎撃せねばならない。 スタート時は自分の前に25〜30人ほどいたが、途中10人前後抜いている。 だから自分の順位はいま多分18、19位くらい。 とすればタイムは1時間ギリギリ切るかどうかというペースだろう。 練習もロクにしてないくせに、「欲」なんかが出てくる・・・。
「タイム、どのくらいなんだろう」
サイクルコンピューターでもタイムは計測しているから見ればわかるんだけど、非道いタイムなのはわかっているから、スタートしてから一切、見ていない。 あんまりな数字を見た瞬間に、自分はその場で自転車を降りてしまうかもしれないからだ。 さてそんな自己タイムがどうのなんて頭の中でやってるうち、強豪「なるしまフレンド」が前にいったり、後に下がったり。 一昨年このクラスにおられなかったのでは? 新鋭勢力だろう、くふう、負けたくないな! 第二セクションから並走ならぬ「直走」しているC葉さんとは、全く距離変わらず、というか離れないようにこっちも精一杯! 今は激坂セクション真っ只中の7.8km地点。 廻りの選手は無言、ひたすら苦しみを耐えしのいでいる(今年は呻き声は無かった!) 長い、長い苦痛の時間が過ぎていく・・・。
そして激坂22%をやり過ごし、待望の「狩休」8km地点。
補給ポイントではサポート戴いている消防隊の方々より熱い声援と冷たい補給。
「がんばれ〜! がんばれ〜!」
だが姑息な自分は補給をとらず、この隙を利用してC葉さんとの距離を詰める(なんて姑息な!)。 7,8メートルに迫りC葉さんの顔が見えるようになる。 だがそこにはいつも店で見せる「あの」柔和で笑顔は見られない。 真剣そのものだ! これ程のトップトライアスリートを本気にさせるとはすごいぞ「あざみライン」!(なんて感動してみたり)
C葉さんの凄いところはコース全く知らずのエントリーもさることながら、やっぱりスタミナだ。 せっかくこうして詰めた距離も、そのあと展開する緩斜坂ポイントでかえって差を広げられる。ここは元々自分がタイムUPを計ろうとしていたセクションだ! 緩斜坂ポイントの次にくる左コーナー「激坂」で、広げられた差をまた自分が詰めていくといった作業を繰り返す。 そしてどんどん脚に負荷・乳酸が溜まる。 ますいぞこれは! C葉さんのペダリングはクルクル廻す「高ケイデンス」では無い。 どちらかと言えば低回転トルク重視、そして加速力と持続力はケタ外れ。 やっぱり
「アイアンマンだ!」
残る激坂ポイントはあと1箇所となり、その訪れを静かに予告する看板がひとつ。
「キノコーナー!」(ドラえもんの声でどうぞ)
”毒キノコに御注意下さい”と書かれた白い看板があるコーナーのことである。 このコーナーの次のコーナーに、この「あざみライン」最後の試練「9.8ストレート」が控える。 くるぞ、くるぞ、手強いぞ〜しかしその前には穏やかな平面・緩斜面。 ここで「待ってました〜!」とばかりに加速していくC葉さん、全然追いつけない! そして見えてくる激坂左コーナー、コイツを抜ければそこに広がる18%の世界
「9.8ストレート」
たった3、40メートルあるかないかの距離なのに凄まじい破壊力、そして、目の前に繰り広げられる地獄絵図、選手の大半が
「蛇行走行」
しかしC葉さんはまっすぐに登っていく、しかし、上半身は左右に大きく振れている。 渾身のダンシング!
「みぎ〜〜〜〜!」
自分。 蛇行選手との衝突を避けるべく、右スミをまっすぐ、声をかけながら抜いていく。 だがヘロヘロのシッティングライドだ。 4人ほど青ゼッケンを抜いたが、すぐに1人に抜き返されて差引き3人。 脚は笑い、ロクに使ってないはずの腕(なんせダンシングしてないから)も何故かガクガク、変な力が入っている証拠なんだろう。 だがここまで来ればゴールも目前! 次の「直角コーナー」を抜ければゴールまで激坂ほとんど無し(ここまで来れば12%も緩斜度だ!)。 そしてここからが、スパート区間。 タイムアップする重要セクション、なのだが! 全然脚回らず。 大した斜度もない右「直角コーナー」、ヒイヒイ言いながら(喩えだ。 疲れて声も出ない)登っている自分の前を、C葉さん。
「しゃ〜〜〜」
あっという間に見えなくなちゃった。 チ○ショー!
最後の左コーナーをやり過ごし、最終コーナーをモサモサシッティングして、ゴール。 タイムはサイクルコンピューターは58分17秒を表示、だが、リザルトは57分33秒100、12位だった(後で修正され11位となった)。 何もいう事は無い、予想通り
「惨敗に終わった」
わけなんだけど、練習不足(試走なし)の割りには予想以上のタイムだった。 だからそんなに悔しくも無い。 というか、練習していないから悔しさが無いのだろう。 来年にむけて、タイムアップ(順位アップ)するための課題、要素が一杯ありすぎる。 困るくらいだ。 もうダメダメだった今年はいい。 来年に向けての戦闘準備開始だ。
さっそく、来年のレースに向けての課題をここに纏めておこうと思う。 鬼がゲラゲラ笑ってる!?
++ 2009年「富士山国際ヒルクライム」に向けて! ++
1)得意だった(!)ダンシングを復活させる!
⇒フリーギアをノーマル(11-23/25T)に戻して平地ダンシング走行、など。
2)シッティングはさらにスキルアップ!
⇒ケイデンスを常にチェック、高回転ペダリングを心掛ける。
3)持久系トレーニング(レース8ヶ月前から)
⇒レース3ヶ月前から月平均2500km走行目標!(果たしてできるのか?)
4)重負荷トレーニング(レース6ヶ月前から徐々に)
⇒重いギアにかけて坂、平地を走る(アウターオンリー、フリー使用歯限定、など)。
5)インターバルトレーニング(レース4ヶ月前から)
⇒中距離ペース走、0-50kmダッシュなどを週1〜2回で取り入れる。
6)ライディングポジション再考(未だ研究余地あり)
⇒サドルの前後位置はほぼ良いが、高さについてはまだまだ再考余地あり。
7)2ヶ月前から「あざみライン」試走開始
⇒4月末「GW」から開始。
8)「あざみライン」コース完全把握
⇒ほぼ完遂したがさらに細部を研究(?)。
9)「葉山国際カントリー」お千度参り敢行
⇒夏季は脱水症になりやすい為回数は少なめ。春・秋・冬に集中してチャレンジ。
最後に。
レースに参加された皆様、開催関係者方々御疲れさまでした。
また、途中で声援・サポート戴いた消防隊の皆様、有り難うございました。
頂上の山小屋で集結した激坂クライマーの方々、御菓子を御馳走戴いた方、本当に有り難うございました。
来年も必ずこのレースに参加させて戴きます。
また、熱い時間を共有いたしましょう!
ありがとうございました。
(おしまい)
|