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語源
江戸時代の浮世草子「世間学者気質(かたぎ)」だと言われている。この俚諺を展開すると、以下のような論証があるという。
風で砂埃が舞い上がる。
その砂埃が目に入り、失明する人が増える。
当時、視覚障害者が就ける職業は三味線弾きぐらいだと思われていた。故に、三味線弾きが増える。
三味線に張る革を集めるため、ネコが大量に殺される。
天敵が減ったことによりネズミが大発生する。
ネズミは柱を食害する。
柱を損傷し脆弱化した家屋が傾く。
傾いた家屋より、屋根瓦が滑落する。
滑落した瓦に当たって死亡者がでる事故が増加する。
死者が増えることにより棺桶の需要が高まる。
故に、桶屋が儲かる。
風俗により、棺に桶(屈葬用の座棺)ではなく棺箱(伸葬用の寝棺)を用いる場合の「風が吹けば箱屋が儲かる」という本成句のバリエーションが存在し、広辞苑などに併せて収録されている。さらに時代が下り寝棺が普及したため桶が棺を意味することを人々が理解しなくなると、ネズミが直接に桶を食害し買換え需要が発生するようにプロセスが短縮された。
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