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(もう2月なので遅いですが)あけましておめでとうございます.

部を引退して以来,自転車に乗る機会が激減し,
貧脚に磨きがかかっているClimberSEです.





2016年夏の乗鞍・富士山ツアーから約1年半,久しぶりに自転車旅をしてきました.

今回のツアーの目標は,平戸でひらめを食べること,冬キャンプをすること,日本本土最西端に到達することです.





いざ出発.



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まさかの大雪.

寒気が流れ込み雪が降る予報だと聞いていたれど,まさかこれほどとは...

納車したてほやほやのアドベンチャーバイク(MASI giramondo)が本領を発揮できそう.

27.5×2.10インチのタイヤは重いけど,悪路での走行性能は高いはず.

ディスクブレーキなので,リムに雪が詰まってホイールが回らなくなる心配もなし.





今回,初の試みがあります.

今までのクロスバイク+リアキャリア+20Lサイドバッグ×2という基本的ツアースタイルから一転,リアキャリアを排除し限られたスペースに荷物を詰め込む「バイクパッキング」というスタイルへ乗り換えてみました.



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テントは小型軽量シングルウォールのアライライズ1(厳密にはテントではなく自立式シェルター).

本体(写真右のオレンジ灰色の袋)はフォークに,ポール(写真左上の灰色の長い袋)はトップチューブに取り付けています.

また反対側のフォークにはコッヘルやバーナーなど自炊器具を,フレームバッグにはモバイルバッテリやカイロや携帯工具など重いものを,サドルバッグには着替え等を,フロントバッグにはダウンシュラフをパッキングしています.

荷物の無駄を徹底的に省くことができるのはもちろん,それぞれの荷物が自転車全体に分散するので,ものを取り出しやすくなったのが(個人的には)大きなメリットでした.





気温は氷点下ですが,走っていると体があったまって暑いくらいです.

吹雪で困るのは寒さではなく,あっという間にアイウェアに雪が積もって前が見えなくなること.

視界が狭まるたびに立ち止まって雪を振り落とし,また走っては目の前が真っ白になり...



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雪に埋もれていた縁石に乗り上げて落車しました.

落車の衝撃でヘルメットに装着していたアクションカムのデータはクラッシュ.

残念なことに落車の瞬間のオイシイ映像は撮れていなかったので,画像は転倒後立ち上がっているところです.



(雪道あぶねえ...)



不慣れな雪道を走る自転車乗りとドライバー,無理に車道を共有しようものなら事故は必至か.

自転車は車道走行が基本ですが,心の中で「すまん..」と言いながら歩道を徐行.

臨機応変にいきましょう.事故するよりましです.

そして山道へ.



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中腹までは吹雪でしたが,峠が近づくにつれて青空が見え隠れしたり,時折陽が差したり.

車は少ないし,太陽に照らされてきらきら光る雪はきれいだし,やっぱり山は最高.

ヒルクライムで火照った体には,氷点下の風も涼しく感じて気持ちが良かったです.





下り坂で冷えた体は伊万里ちゃんぽんで温め,



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このまま平戸へ...といきたいところですが,想定外の吹雪と積雪により大幅な遅れが.

ルート変更(脳内)会議の結果,平戸はしぶしぶ断念.

遠回りとなる平戸を諦め,そのまま日本本土最西端・神崎鼻を目指します.

おいしいちゃんぽん食べれたし,ひらめはまた今度で.





Google先生曰く,伊万里から佐世保方面への最短ルートは国見山越え1本だそうな.

雪ひどいんだろうなあ...



走るしかないので山を越えます.



棚田も,驚きの白さ.



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坂をのぼり始めると,山から下ってくる運転手がわざわざ車を停めて「この先は行かないほうがいい」と言う.

峠付近はアイスバーンになっていて,雪に慣れていない車が滑りまくっており,事故も発生していたらしい.



戻っても行くあてがないので山を越えます.



車はだめでも,自転車なら最悪押して歩けばいいわけだし,本当に進めない道なのかは自分で見て決めればいい.

その後も数名の親切な運転手さんが車を停めては忠告してくれました.ありがたい.





...案の定,途中からは歩いて登ることに.

凍結した急勾配の路上にパウダースノー,後輪は空転してまともに走れる状態ではなく,「スパイクタイヤ履いてくればよかった」とかなんとか思いながら自転車を押し歩いていると,立ち往生していた車が目の前でスリップ.

回転しながら横滑りしてじわじわ斜面を下ってくる車は恐怖そのもの.

巨大なカーリングのストーンがゲレンデをゆっくり下ってくるような異様な光景,夢にでてきそう.


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慌てて自転車を降り,滑りまくっている車のもとへ駆けつけました.

近くまで子供と雪遊びをしに来ていたというお父さんと共に,車輪を回そうがハンドルを切ろうが横滑りする大きな車体を押し上げようと踏ん張るも自分が滑り...

なんとか雪の踏み固められていない路肩に突っ込んで,Uターンして下山してもらいました.





他にも数台の車が目の前でスリップしては路肩に突っ込み,Uターンして下山していきました.

恐るべし冬の峠道.

これは「この先行くな」って言いたくもなるよなと頷きながら歩みを進めます.



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やっとの思いで辿り着いた峠付近は,路面が見えないほどに轍さえも真っ白.

スキーとかスノボできそう.





山を下る頃には日が暮れてしまい,真っ暗な道を走り走って神崎鼻公園に到着したのは夜9時過ぎでした.

街灯ひとつなく,聞こえるのは波の音だけという夜の公園でひとり,テントを張ります.



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今流行りの「ゆるキャン△」です(違う).

アニメに寄せてカレー麺にすればよかったかな.

焚き火で暖をとり美しい景色を眺める優雅なキャンプではなく,カップ麺とウィスキーで体をあたため,シュラフにくるまって眠るだけの野営です.





翌朝,日が昇ると公園の全貌が明らかに.

昨日真っ暗で何も見えなかったので,朝食を済ませたら少し散策.



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雪が降ったり陽が差したり,天気が忙しい朝.

坂を下った先には最西端のモニュメントがありました.



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しばらく海を眺めたら出発.

佐世保市役所の小佐々支所で最西端到達証明がもらえるとのことだったので,ちょっと寄り道.


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この到達証明書,4極全て揃えると裏面がA3サイズの日本本土4極踏破証明書になるらしいです.

粋な計らいですね.これは揃えたくなる.





午後は佐世保市内で佐世保バーガーを食べ,展望台から九十九島を眺め,帰路につきました.

初バイクパッキング・初雪道・初単独ツアーという初めて揃いな1泊2日で,存分に楽しめました.

平戸のひらめ祭りで旬のひらめを食すという当初の目標は達成できなかったけど,まあ良し.

現役時代の夏合宿・春合宿のような数人チームでの賑やかな旅も,今回のような静かで自由な一人旅も,それぞれいいものです.



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