ポケットにミステリを

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罪人のおののき

 ルース・レンデルまつりはまたウェクスフォード主任警部ものに戻る。そろそろ順番通りに行かなくなる見込みだが、これはちゃんと5巻目。

 マイフリート館の当主夫人・エリザベスは、若やいだ容姿と気さくな人柄で使用人たちに敬愛され、世間にも好意をもって遇されていた。しかしある晩、森へ散歩に出た彼女が無残に殴殺された状態で発見されたことがきっかけで、館のひとびとの真の姿がウェクスフォードたちの前に明らかにされていく。

 作風が呑み込めてきたこともあって真相に「うっわぁ意外!」と驚かされることはないけれど(もともとそういうタイプの作家さんでもないし)、そのぶん人間ドラマの機微をゆったり楽しむ構えが身についてきた。いくつか読んできて、いずれも夫婦のあいだの複雑な感情を絶妙にすくう着眼点が良いと思う。そう考えると、裏表紙のあらすじに「ウェクスフォードが見出だした ある衝撃的な事実とは・・・・?」とあるのを見て、そこウリなのかなぁ?と多少引っかかる。

 それぞれのキャラについても馴染みが出てきて、ウェクスフォードとバーデンが息の合った役割分担で聞き込みを続ける様子が好ましい。ふと思ったのだけど、警官チーム(+検死をするドクター)以外はあんまりレギュラーらしい扱いではないのだな。その辺セント・メアリ・ミードとは違うのは町の規模の差かしら。

 

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