ポケットにミステリを

実は前からアメブロがあります。しかし記事移転は難しそう。

過去の投稿月別表示

[ リスト | 詳細 ]

2012年05月

← 2012年4月 | 2012年6月 →

全1ページ

[1]

 皆さまお久しぶりです。

 図書室がいよいよ酷いことになってきて、なるべく本を買わないように、いまさらながらクリスティの再々再・・・読などしていました。昔はピンとこなかった『スタイルズ〜』とか『パディントン〜』とか、ポワロやマープルが若いひとの恋愛沙汰に向ける温かくも悲しげな視線に共感できる年になったんだなぁと苦笑してしまいます。筋立てはしっかり覚えているのに犯人だけ都合よく記憶から抜け落ちている作品が結構あったりして、これならまだ楽しめるなぁ。

 閑話休題。

 自分に甘いものですからノベルスならまぁ買っていいってことにしていまして、『名被害者一条(仮名)の事件簿』などはくすぐりが世代的にツボって面白いとか、『立花美樹の反逆』は錯誤を見破ったつもりがもうひとネタに足下救われたぜ悔しいぃとか、感想を書くのは面倒がりながらも楽しんでおりました。それでもハードカバーは自分に禁じていたため、本書は久々の「重い本」となります。

 いやぁ。やっぱり良いなぁ、この重さ。

 『厭魅〜』以来の、ひたひたと迫る怖さ。『首無〜』以来のカタルシス。その後の作品は自分的にちょっとばかりアレがソレだったのですが、これは良かった!! 謎を理詰めに解きながらも「これより先はあえて解かない」といったスタンスには良い具合のゆとりが感じられ、読後の余韻が抜群。応援していた作家さんのユーモアミステリが売れるのは嬉しいし、流行のイヤミスも決して嫌いではないのだけれども、久々に☆をつけたい満足度でした。『このミス』も『本ミス』も間違いなくいいとこ行くんじゃないでしょうか。期待。

開く コメント(4)

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事